それは、
教員採用試験で合格を勝ち取る手早い方法は、筆記試験で満点を取ること
ということです。
確かに、近年の教員採用試験は、人物重視と言われています。
しかし、人物重視ということは、教育に関する知識や教養、特に、専門教科に関する知識や教養がいらないということを意味しません。
知識や教養だけでは教師にはなれませんが、知識や教養がなければ絶対に教師になれません。
教師は、単なる生徒の話し相手ではありません。
教師は、生徒指導だけの専門家ではありません。
教師は、やはり、その教師が教える専門教科のプロでなければいけません。
ここをはき違えると、いつまでたっても教採には合格できませんし、また、優れた教師にもなりません。
いくら人間的魅力があっても、専門教科の知識や教養がなければ、教師としては失格です。
さて、教員採用試験に合格するという観点から考えても、筆記試験で満点近くを取るというのは、合格の王道です。
筆記試験で満点近くを取れば、まずは、一次試験に合格します。
いくら一次試験と二次試験は別だといっても、多くの県で、一次試験で満点を取れば、そのことは、最終合格者を決める際に、なんらかのインパクトを与えるはずです。
特に、競争倍率が高い、中学校・高等学校の教師志望者は、一次試験で高得点を取ることが合格への常道です。
筆記試験で満点近くを取れる自信があるのであれば、筆記試験免除の講師特別枠で受験する資格を持っていても、むしろ、一般枠で筆記試験を受験する方が得策のこともあります。
筆記試験で満点を取るというのは、それくらいのインパクトがあります。
さて、問題は、筆記試験で、どうやって満点を取るかということです。
筆記試験で満点を取るには、次の3つのことを極める必要があります。
1.必要かつ十分な問題集(参考書)を演習する。
2.志望県の過去問の出題傾向に従って、攻略すべき文書(学習指導要領解説、重要答申、教育法規など)を特定し、それらの文書の重要ポイントを理解し、記憶する。
3.丸暗記ではなく、理解型記憶、表現(論述・記述)できる記憶を徹底する。
そして、最もやってはいけないことは、次の3つです。
1.志望県の過去問をやるだけではいけない。(志望県の過去問は出題傾向を知るため。本当の演習は、全国の過去問を2年~3年分くらいやる。)
2.1冊の問題集を何周もやっても意味はない。(少なくとも4~5冊の問題集にあたることが合格への近道です。)
3.問題演習だけをやっていてはダメ。(問題演習に加えて、読んで理解する学習を取り入れること。)
教職教養も専門教養も、満点、あるいは、満点近くを取るための勉強法を今からはじめてくださいね。
ギリギリの合格点(例えば、60点とか70点とか)を目指していては、たとえ一次試験は何とか合格しても、最終合格を勝ち取れるチャンスは低いものになります。
教採合格を本気で勝ち取りたい人は、筆記試験で満点を目標にする必要があります。
私は、今年は、総合対策講座で「満点宣言」をして、教職教養で満点を取る講座を目指していますが、このブログの読者の皆さんも「満点宣言」をして、筆記試験で満点を目指してみてください。
来年の夏の教採で、合格を勝ち取るためにも、皆さんも「満点宣言」を!!(微笑)
では、また明日!!
広島教採塾
河野正夫
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