2次試験を受ける上で、禁物なのが、
自分は講師をしているから、模擬授業は大丈夫。
面接は昨年の2次試験の成績開示でAだったから、まあ大丈夫。
2次試験は、とりあえず1次試験が終わってから練習すればいい。
といった考え方で臨むことです。
実は、上記のような考え方をして、2次試験を受験した人の多くが、不合格になっています。
講師や臨時任用の教諭をして、毎日、授業していても、それだけでは、模擬授業の訓練にはなりません。
確かに、日々の授業は大事ですし、日々の授業で磨いた指導力は、教師としての土台となります。
ただ、教採の2次試験での模擬授業で、合格点を勝ち取る方法は、日々の授業を上手くやる方法と若干異なっているところがあります。
日々の授業は、子供たちの学びを成立させるために行いますが、教採での模擬授業は、受験者に授業力や指導力があることを証明するために行います。
そこに、若干の演出の違いがあり、準備方法の違いがあります。
講師をしているから、模擬授業は大丈夫!と思っている人ほど、2次試験で不合格になります。
模擬授業だけで言えば、講師経験者より、大学生の方が合格しやすいくらいです。
また、面接では、もっと深刻な側面があります。
それは、受験者仲間だけで、いくら面接練習をしても、一定のレベル以上には面接力は向上しないということです。
確かに、受験者仲間で面接練習をすることは、場馴れという意味では、意義があります。
しかし、闇雲に練習しても、面接力は向上しません。
ただ闇雲にバットを振るだけでは、優秀な打者になれないのと同じです。
さらに、受験者仲間同士の練習では、科学的な根拠もなく、「こうすればいいんじゃない。」とか「こういうことは言わないほうがいいんじゃない。」といった、主観的なアドバイスが飛び交い、単なる感想合戦ばかりになって、面接の語りを向上させる効果的な学びがないことが多いようです。
プロの視点から言えば、面接の語りに対するアマチュアの感想やアドバイスは、ほとんど価値のないものです。
ちょうど、そのスポーツ競技の素人が、プロの選手に向かって、「もうちょっと気合を入れろ!」と言っているようなものです。
というわけで、模擬授業の演習も、個人面接の演習も、しっかりとした達成目標を持って、科学的、かつ、トータルな戦略をもって、準備を進めていく必要があります。
2次試験の準備こそ、しっかりとした準備戦略が必要です。
2次試験に合格するかどうかは、戦略的な準備にかかっています。
2次試験に不合格になる人は、やはり、詰めが甘いのです。
そういう2次試験の準備を適切、かつ、効率的に行うために、広島教採塾では、2次試験対策講座を、11月から開講します。
カリキュラムは、以下の通りです。
1.面接の語りの組み立て方。コンパクトにインパクトを。
2.レトリック理論を活用した面接の語りの構築法。
3.合格する模擬授業の構成と演出。
4.ライバルに差を付ける模擬授業の戦略と技法。
5.面接での演出法。コンテンツとデリバリー。
6.教育論を中心にした面接戦略と語りの実演。
7.人物評価を中心にした面接戦略と語りの実演。
8.模擬授業のための問題行動対応特訓。
9.導入で子供を惹きつける戦略と実演。
10.2次試験直前リハーサル(総合演習)。
毎月1回3時間で、広島校と福山校で開講します。
2次試験を自信と余裕を持って受験し、自信と余裕を持って合格を勝ち取りたい方は、是非、ご受講をご検討くださいね。
詳細とお申込みは、広島教採塾のホームページからどうぞ。
2次試験対策は、早い時期からトータルな準備をして、来年の夏は、2次試験を余裕で突破し、教採合格を勝ち取りましょうね!!
では、また明日!!
広島教採塾
河野正夫
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