今日は、「大学生の皆さんこそ、個人別の戦略を!!」と題して、お話をしていきます。
来年の夏、初めて教員採用試験を受ける大学生さんは、現在、概ね、大学3年生ですね。
また、今年の夏の教採では、残念ながら不合格だったけれども、来年の夏で合格を勝ち取ろうと決心している大学生さんは、現在、概ね、大学4年生ですね。
さらに、大学院でM1、そして、M2の方もいらっしゃいますね。
さて、大学生の皆さんこそ、教員採用試験で合格を勝ち取るためには、個人別の戦略が必要です。
大学生は、みんな同級生で同じ学部や同じ学科であったりするために、教員採用試験に向けて、全員が同じような戦略で、同じような勉強を進めることが多いものです。
確かに、年齢も経歴もバックグラウンドも似通っているので、同じような勉強というのは理解できなくもありませんが、やはり、個人個人で、強みも弱みも違います。また、志望校種や志望教科、志望県ごとに、戦略も違います。
大学の場合、学内講座として、教員採用試験対策講座が開講されていることも多いものです。
私も、7年くらい前までは、大学内で開講される教員採用試験対策講座を担当していました。
学内講座は、確かに、学生のための講座なので、受講する価値はあり、また、手軽に受講できます。
しかし、根本的な問題は、個別の学生の、志望校種、志望教科、志望県に、丁寧に対応することができないということなのです。
私が担当した最も大人数の学内講座は、受講者数が150名を超えていました。この人数では、もはや、個別の学生の強みや弱みに対応した指導をすることは無理です。
私が担当した学内講座は、合格率は高いものでした。合格者もたくさん出ました。
でも、私がいつも懸念していたのは、一人一人のニーズや悩み、不安に対応した指導を徹底的にできないということでした。
仮に、ある講座の合格率が90%だったとしても、不合格だった10%の内訳が、ある特定の教科、例えば、高校数学、高校保健体育、高校商業、高校国語、養護教諭、栄養教諭であったりしているのであれば、その講座には問題があると言わざるをえません。
競争倍率が低く、定員が多いところで、合格者数や合格率を稼いでも、競争倍率が高く、定員が少ない志望先に挑戦している受験者への支援にはならないからです。
同じ大学の同級生同士でも、大都市圏の小学校志望なら、倍率は2倍~5倍程度でしょう。募集定員も数百名以上でしょう。
しかし、大都市圏以外の、例えば、高校の専門教科志望なら、倍率は10倍~30倍程度で、ある教科の募集定員は、1名~10名程度でしょう。
同じ大学の同級生同士でも、一人一人の志望校種や志望教科、志望県で、まったく受験戦略は変わってきます。
最終的には、個人別の受験戦略を立案し、その人に最適な学習戦略で学んでいく必要があります。
以前にもブログ等で書きましたが、「いまだけ、ここだけ、あなただけ」の戦略なしには、教採合格は勝ち取れません。
たとえ合格率が90%の講座でも、あなたが不合格になったのでは、あなたにとっては意味のない講座になります。
他の校種や他の教科の人が全員合格していても、あなたがあなたの校種、あなたの教科、そして、あなたの志望県で合格しなければ、あなたにとっては、何の意味もありません。
だからこそ、広島教採塾は、合格率だけを誇ったり、合格者数だけを誇示したりはしません。
あなたが、あなたの志望校種で、志望教科で、志望県に合格することを、個別のニーズや個別のバックグラウンドを考慮しながら、あなただけの受験戦略、そして、あなただけの学習戦略を立案して、実行していただきます。
広島教採塾は、集団講座であっても、最大24名の定員とし、また、常に個別の受講生の学習進度や学習計画に関して、アドバイスしています。
だからこそ、大学生さんには、広島教採塾の集団講座を受講していただければなあと思っています。
とかく均一化しがちの学内講座だけではなく、個別の戦略を立案できる講座で学んで、教採合格を勝ち取っていただきたいと願っています。
また、広島教採塾の集団講座は、受講者の年齢もプロフィールも多様です。
大学生、大学院生、現職の講師、長年、講師を務めてきた方、民間企業から転職する方など、いろいろな方がいます。
こうした、多様な受講生さんたちと切磋琢磨しながら学習すれば、大学生さんが教採でトップ合格することも不可能ではありません。
ぬるま湯のような勉強法ではなく、ただ単に苦行だけの勉強法ではなく、戦略的かつ効果的な学び方で、教採合格を勝ち取っていただきたいと心から願っています。
大学生の皆さんこそ、個人別の戦略を!!
では、また明日!!
広島教採塾
河野正夫
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