滅多にテレビを見ない私が、ふとテレビを付けると、NHKのEテレで、「プレゼン 白熱教室」という番組がちょうど始まったところでした。
興味がある内容だったので、これでも見るかと見ていると、なんと、東京オリンピックの招致のプレゼンテーション(あの「お・も・て・な・し」も出てくるやつ)の指導とプロデュースを行った世界的にも有名なコンサルタントのニック・バーリー(Nick Varley)氏が講師だというので、私は居住まいを正して見始めました(微笑)。
テレビの音声を副音声(英語)に切り替えて、日本語の吹き替えではなく、ニック・バーリー氏の生の声をしっかりと聞くことにしました。
ニック・バーリー氏は、2020年の東京オリンピックの招致のプレゼンを大成功に導いただけではなく、2016年のリオデジャネイロ・オリンピック、2012年のロンドン・オリンピックの招致のコンサルタントも務め、過去3回、すべて、招致を成功させているという、天才コンサルタントです。
彼の著書は知っていたのですが、まだ、読んでなく、どんなことが書いてあるのかなと思いながら、近いうちに買って読もうと思っていました。
さて、彼の講義を聞き進めていくと、私はニヤニヤしてきました。
ニック・バーリー氏が講義で話していることは、私が、過去10年間、面接対策講座で話してきたことと、ほぼ完全に同じだったからです。
アプローチも戦略もまったく同じなのです。
ニック・バーリー氏は、
「戦略を立て、メッセージを明確にしたシナリオを練り、繰り返しトレーニングを行う。自分とは異なる立場の他者に対して、どうすれば自分の真意やメッセージの本質を伝えることができるか。どうすれば自分本位の話し方を、相手の心をつかむようなスピーチに変えることができるのか。」
をとても分かりやすく解説していました。
また、
「プレゼンの相手を見極める」、
「3つのポイントに絞る」、
「インパクトを演出する」
などの重要性を分かりやすく説明していました。
相手分析を適切に行い、ナンバリングとラベリング(数は3つに限る!)、そして、インパクトを創り、それを演出する戦略を講義していました。
私の面接講座を受講した人ならすぐに分かると思いますが、私がいつも言っていることと全く同じことを言っていました。
ニック・バーリー氏が引用したスピーチも、オバマ大統領の演説、キング牧師の演説、そして、スティーブ・ジョブズ氏ののiPhoneのプレゼンなど、私がいつも例として使っているものでした。
なんだか、自分の講座の録画を見ているような気がしました。
あっ、ごめんなさい。ニック・バーリー氏の方が、私よりはるかにカッコよく、そして、美しいブリティッシュ・イングリッシュが印象的です。
この番組を見て、私も安心しました。
私が過去10年間、行ってきた語りの指導は、グローバル・スタンダードにも合致し、本物の戦略だったんだなと自信を新たにしました。
もちろん、私はアメリカとオランダでコミュニケーションについて学んだので、グローバル・スタンダードのコミュニケーション戦略は熟知してはいるのですが、やはり、世界でトップのコンサルタントに認めたもらえたような気がして、嬉しかったのです。
これからも、自信を持って、誇りを持って、合格を確実にする面接指導を続けていきますよ!!
ご期待ください!!
では、また明日!!
広島教採塾
河野正夫
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