主任講師の河野、伝説の受講生でR命館大学付属教諭のふっくん、民間人面接官のゆうと君で、厳しく、楽しく、指導しました。
受講生も多様で、元オリンピック・アスリートから、現役講師、現役大学生、そして、現職教諭(教採受けないだろ!笑)まで、多様な人が集まりました。
9年前の受講生で、私が指導した600人以上の受講生の中で、最も優秀な教師の一人でもあるふっくんに、京都での講座中に、5分間で、「語りとは何か」について、お話をしてもらいました。
ふっくんの5分間スピーチは、素晴らしいものでした。
語るとは何か、伝えるとは何か、子供たち、生徒たちの心を動かす語りとは何かを、的確にとらえた最高のスピーチでした。
ふっくんのスピーチの後、私は、ふっくんのスピーチの重要ポイントについて、受講生の皆さんにお話しようとしました。
でも、私の口からは声が出てきませんでした。
話したいことはたくさんあるのに、感動して、声を詰まらせてしまい、涙が出てきて、止まりませんでした。
1分間くらい、そんな状態が続いて、やっと、私は話し始めることができました。
「みなさん、ごめんなさい。私がこんな風に講座で泣くなんて、まずないのですが、今日は、泣いてしまいました。でも、これが、教師という仕事をしていて、時に巡り合う感動的な瞬間なのです。9年前の受講生だった、ふっくんが、今日、ここで、最高の語りを披露してくれました。受講生だったふっくんが、後輩でもあるみなさんの前で、最高の語りを教えてくれました。これこそ、教師冥利につきます。教え子が羽ばたき、立派に成長したのを目の当たりにする、これほどの幸せはありません。教育をするということ、指導をするということは、時に、こんな感動と幸せを感じさせてくれます。」
この言葉を語りながらも、私は、まだ、涙を流していました。
出藍の誉れ、これこそ、教師が幸せを感じる瞬間です。
これから教師になる受講生のみなさんの前で、一足早く、教師の感動を感じたところをお見せしてしまいました(微笑)。
京都スパルタ面接校は、スパルタを極めるつもりでしたが、ふっくんのおかげで、ちょっと愛情のこもったものになってしまいました。。。
とはいうものの、スパルタ面接では、ふっくんは、「デビルふっくん」となって、しっかりと後輩たちを指導していました。
ありがとう、ふっくん。
ふっくんを9年前にご指導できたことは、私の人生でも、忘れられない幸せでした。
では、また明日!!
広島教採塾
河野正夫
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