復元作業として書いた文章ではダメだと思い、昨日は掲載を諦めたのですが、今日になって、やはり伝えたい!という強い想いと願望が湧いてきて、私の創作意欲を刺激してきたので、昨日の記事の内容は、とりあえず忘れて、ゼロから、今日は、「大逆転合格」を勝ち取るということについて書いてみますね!
さて、人には誰でも弱点があります。
そして、その弱点が、教員採用試験の不合格要因となることもあります。
不合格要因となる弱点は、すぐになくせるものではありません。すぐになくせないからこそ、それを戦略的に、強みに変換する必要があります。その強みに、インパクトとユニークさがあれば、これまで弱点だと思っていたものが、合格要因としての強みに変わります。
弱点を強みに変換する戦略を持つ。
これが、大逆転合格の秘訣なのです。
単純な一つの例で考えてみましょう。
例えば、大学の時に2回も留年した人が教採を受けるとします。
2回の留年は、通常なら、不利な要素ですよね。
だからと言って、この不利な要素に関して、自分から触れないでおくと、個人面接で必ず突っ込まれます。突っ込まれてから、何を言っても、すべて言い訳に聞こえてしまいます。そして、その結果、この不利な要素が決定的に不利な要因になってしまいます。
不利な要因は、あらかじめ、戦略的に強みに変えておかなければなりません。
でも、下手にやると、かえってすべてをぶち壊してしまいます。
例えば、ちょっと小手先で工夫したくらいでは、2回の留年について、次のような語りで留まってしまいます。
「2回の留年のおかげで、学ぶことの大切さを知り、また、多くの経験ができたので、自分を豊かにできたと思います。」
これを言う本人は、工夫したつもりなのかもしれませんが、まったく弱みを強みに変換できていませんよね。留年して開き直って、留年した2年でいろいろ経験したなんて、まったくのダメダメです。
もう少し考えて、工夫したつもりでも、次のような語りでは、まだまだです。
「2回の留年で、自分の弱さを知り、新たなことに挑戦する意欲を身に付けました。」
カッコいいことを言っているようですが、留年して、ちょっと物事を考えたくらいの内容しかありません。これもダメダメです。
では、どんな戦略を用いればいいのか?
弱みを強みに変換するとはどういうことなのでしょうか?
弱みを強みに変換するとは、通常は弱みだと思われることを、圧倒的な強みに変えていくことです。
弱みを少し補充するとか、弱みではあるけれど良いこともあったとか、というような中途半端なものではありません。
この弱みこそ、私の人生で最も誇らしく思えるものであって、今の自分や自分の想いは、この弱みと思われるものの賜物である、というくらいの戦略的な大転換が必要です。
このような戦略的な大転換の筋書きに触れてみるには、アップル社の創業者のスティーブ・ジョブズ氏が、2005年にスタンフォード大学で行った伝説の名スピーチを聞いてみるとよいでしょう。
スティーブ・ジョブズ氏の場合は、2回の留年ではなく、大学の中退という「弱み」を、戦略的に素晴らしい内容のスピーチに大転換しています。
このスピーチの前半の部分(このスピーチは3つの内容で構成されていますが、その一つ目)で、スティーブ・ジョブズ氏は、自身の大学中退のいきさつと、その結果を、鮮やかなタッチで語っています。
まずは、このスピーチを聞いてみてください。最後まで聞くことをお奨めします。スピーチの最後の言葉が、スティーブ・ジョブズ氏の名言の中でも、最も有名なものの一つですから。
素晴らしいスピーチでしょう?
大学中退後のいきさつの話など、特にMacユーザーにとっては最高ですよね(微笑)。
大学中退という通常は弱みになることを、後のマックコンピューターの原点として語っている辺りが素晴らしいですよね。
教採においても、一見すると不合格に繋がるかもしれない弱点を、こういう人物なら是非、採用したいと思わせる強みにするには、スティーブ・ジョブズに負けないくらいの戦略的な発想と、言語表現の工夫が必要になってきます。
不合格要因になる弱点を、合格要因になる強みに変換するとは、そういうことです。
私は、毎年、この「不合格要因になる弱点を、合格要因になる強みに、戦略的に変換する」コンサルティングをやっています。
このコンサルティングで、大逆転合格を勝ち取った人もたくさんいます。
もし、本当に弱点で困っている人がいらっしゃったら、プレミアム個人レッスンで、徹底的にコンサルティングを行って、大逆転合格を勝ち取りにいきましょう!!
では、また明日!!
広島教採塾
河野正夫
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