例えば、極端な例を出すと、英語でTOEIC990点を取り、英検1級を取得し、通訳資格まで持っていて、しかもハーバード大学に留学した人が、「英語」で自分をアピールしたとします。
自信をもって英語を使うことができ、英語で何を成し遂げたいかを上手く表現できれば、ほとんどの人は、「この人の英語は凄いなあ。この人は英語を活用して優れた仕事ができそうだなあ。」と感じてくれることでしょう。
しかし、ごく一部の人は、「英語のことばかり自慢しやがって。鼻につくなあ。」と思うかもしれません。
でも、それを恐れて、英語に関する資質についてアピールしなければ、せっかく英語で優秀な資格やスコアを取得し、ハーバード大学にまで留学したのが無駄になってしまいます。
語りは、万人を喜ばせることはできません。
最大多数から最大評価を受けることは目指しますが、ごく少数の計算されたリスクは甘んじて享受する必要があります。
万人を喜ばせようとすると、万人を刺激しないということになり、結局は、無難で平凡でありきたりの内容と文章になります。
誰をも刺激しないけれども、誰にも共感してもらえないような語りになってしまいます。
ごくごく少数からの不人気は切り捨てる勇気が必要です。
教採の面接でも、すべての面接官を満足させる最高の語りというのは、なかなか難しいものです。もしかしたら、ちょっと「鼻につく」と思う面接官も一部にいるかもしれないけれど、自分はこの強みで勝負する!という割り切りが必要です。
三振を恐れるあまり、バットを振らず、ホームランを永久に打てないでは、困ります。
計算された少ない可能性で三振するかもしれないとう程度なら、大きくバットを振ってホームランを狙うのです。
教員採用試験のような就職試験では、無難で平凡な人は、ほぼ必ず不合格になります。
繰り返しますが、最大多数の面接官から、最大評価を勝ち取ることを目標にすることは変わりません。しかし、すべての面接官をただただ喜ばすということは無理です。そこを理解しないと、力強い面接の語りは構築できません。
と書いてきて、私が主催する広島教採塾も同じだということに気付きました。
現在、広島教採塾は、日本全国の方々から、注目していただいています。
大変ありがたいことです。
ブログは毎日3,000PVあり、フェイスブックページも毎日1,000人以上の方がお読みくださっています。
ツイッターのフォロワーは、3,400人を超え、メルマガも800人以上の読者がいます。
広島教採塾の単発講座は、いつもお申し込み開始から数時間程度で、ほぼ満席になります。
これほどまでに、多くの方に、ご信頼いただき、ご愛読、あるいは、講座を受講していただけるのは、本当に光栄なことだと感じておりますし、心より感謝しています。
この絶大な人気は、恐らく、私(河野)のぶれることのない教育への信念、教採への理念に共感してくださっているからだと思っています。
私自身、かなり過激なことを言い、時には、何人かの方を不愉快にさせるような内容や表現になっているかもしれないことは、自分でも分かっております。
しかしながら、仮に、何人かの方を何らかの形で不愉快にさせるようなものであったとしても、それが、教育の本質であり、それが教師の職責であり、それが教採に合格して、優れた教師なるために必要なことであるならば、言い続ける、発信続けることが、私の使命だと思っています。
使命を全うすることで、何人かの方から嫌われるということは、甘んじて受けるつもりでいます。そのかわりに、何百人・何千人の方に喜んでいただき、その方々のためのご支援ができれば幸いだと感じています。
これを示す典型的な「証拠」があります。
広島教採塾のフェイスブックページは、現在、1050人の人がページに「いいね!」を押してくださっていて、毎日、お読みくださっています。
1,050人の方の中の、34人がページを評価してくださっています。
次がその評価の割合です。
5つ星をくださっている方が23名で最大です。
そして、1つ星をくださっている方が4名で、3つ星と並んで2番目の数です。
4つ星や2つ星はほとんどないのですよね。
つまりは、圧倒的多数の方が最高度に評価してくださっているけれど、少数の方は「ダメ!キライ!」と評価されている方もいらっしゃるのです。
この図を全員が、3つ星と4つ星くらいの評価をしてくださるように、私自身の情報発信を変えたとしたら、広島教採塾は、退屈でつまらない講座になってしまいます。だから、私は、そんな変更は絶対にしません。
4人の方からは「ダメ!キライ!」と厳しい評価をいただきながらも、23人という圧倒的な人数の方から「最高の評価」をいただく、これが、講座を成功させる秘訣だと考えています。
平凡に頼らず、
無難に安住せず、
先例ばかりに期待せず、
勇気を持って、
信念を持って、
批判を恐れず、
広島教採塾しかできない情報発信や講座提供をこれからも行っていきたいと考えています。
翻って、教員採用試験の受験においても、是非とも、
平凡に頼らず、
無難に安住せず、
先例ばかりに期待せず、
勇気を持って、
信念を持って、
批判を恐れず、
自分をアピールして、合格を勝ち取ってください。
圧倒的な魅力は、ごく少数の不人気を、計算されたリスクとして伴うものです!!
自分を信じて、自分の想いを信じて、成功を勝ち取りましょう!!
では、また明日!!
広島教採塾
河野正夫
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