ポールは、昨年の日本公演の初日に病気になり、全日程を中止して、約1年後の復活コンサートとなりました。
東京ドームでは、5万人の観客が、ポールの歌に、熱狂していました。
私も熱狂していた5万人の観客の一人でした。
ポールは、72歳です。
72歳の彼が、2時間半、休憩することなく、40曲近くの歌を披露し、5万人の観客を釘付けにしていました。
ポールの大ファンとして、ポールの音楽に魅了されながらも、私は、彼のステージでの姿を注意深く見ていました。
ポールは、熱演し、計算されつくした演出で、観客に最高の刺激を与え続けていました。
でも、本当に計算されつくしていたのは、彼の身体の動きでした。
ギター演奏も素晴らしく、歌も最高でしたが、ポールは、あまり身体を激しく動かしてはいません。
立って歌うときは、アップライトで姿勢よく、あまり激しい動きはしません。
20~30分くらいごとに、ピアノを弾きながら歌うために、座ってのパフォーマンスです。
20~30分くらいごとに、アップライトで立って歌う時間と、ピアノの前で座って歌うのを繰り返すという形でした。
もちろん、ポールは熱演していましたし、最高のコンサートでした。
その一方で、72歳の身体をいたわりながら、計算されつくした動きだったのだなと感銘を受けました。
昨年、病気で日本コンサートの全日程をキャンセルしただけに、今回は大熱演をしながらも、しっかりと身体をいたわっていたようにも見受けられました。
私自身、このコンサートの前日に、過労で倒れて、病院に行っていたので、そんなことに注意を向けてしまいました。
ポールはもともと、そんなに舞台で「大暴れ」するアーティストではありませんが、昨夜のポールは、とても紳士的で、典型的なBritish Gentlemanでした。
全世界を魅了し続け、情熱的なコンサートを世界中で続けている、ポール・マッカートニーのアーティストとしての素敵な一面を見たような気がしました。
健康を維持し、これからも、最高のパフォーマンスを続けるためにも、紳士的で健康的な舞台演出でした。
私などが、ポール・マッカートニーに見習いたいと言うことさえ、恐れ多いことではありますが、健康に留意しながら、全力で仕事をするという高貴な姿に学びたいと思います。
東京ドームでのポール・マッカートニーのエポック・メイキングなコンサートで、健康と勤労の極意を学んだ河野正夫でした。
では、また明日!!
広島教採塾
河野正夫
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