クリエイティブに教育論を語れますか?(教員採用試験の過去問の温故知新シリーズ第7弾)

旧ブログ記事
以前のブログで、10年程前の島根県の教員採用試験の過去問の、

「丸と四角」をテーマにして、小論文を書きなさい。

というクリエイティブな課題をご紹介しました。

「丸と四角」をどんな切り口で語るかというのが勝負ですよね。

何十通りも切り口はありますが、例えば、次のような切り口もあるでしょう。

「100円玉はどんな形ですか?」と聞いたら、ほとんどの人は「丸い形」と答えるでしょう。

数学者なら「円柱」と答えるかもしれません。

でも、自動販売機で100円玉などのコインを入れる入れ口の形は四角(長方形)です。

自動販売機は、100円玉を「四角形」だと見なしています。

私たちは、一番印象的な面をその物体の形だと捉えます。

でも、あまり印象的ではなくても、物体には別の形や見え方があります。

といった切り口で文章を仕立てていく方法もありますよね。

さあ、今から、10年前後以前の、島根県の教採のユニークな課題をもう二つほど。

1.「一(いち)」についてあなたの考えを述べよ。(600文字~800文字)

  (2003年度 島根県教員採用試験)

2.「すき間」というテーマで、あなたの考えを600字以上、800字以内で述べなさい。

  (2005年度 島根県教員採用試験)

どうでしょうか? クリエイティブな語りが要求されていますよね。

特に、最初の「一(いち)」についての考えとは、どんな切り口で語ればインパクトがあり、読み手の共感や好感が勝ち取れるでしょうか?

「一(いち)」についての考えをどう創造するか、楽しそうな課題ですよね。

次の「すき間」というテーマも面白いですよね。「すき間」とは何でしょうか?

どんな「すき間」をテーマにしてみるのか。

どんな切り口で語るか。

こういうクリエイティブな語りができる人こそ、教師になってほしいですよね。

小論文課題の過去問ですが、実は、これは小論文の課題というよりは、受験者の人間としての魅力や知性、感性を測っています。

皆さんなら、どんなクリエイティブな語りにしますか?

チャレンジしたい方は、いつものように、kyousaijuku@gmail.com まで!!

では、また明日!!

広島教採塾
河野正夫
<

—–

コメントはまだありません

コメントを残す

旧ブログ記事
4月は「レトリカル・パフォーマンス」の特訓で、教員採用試験の面接で絶対合格を狙います!!

レトリカル・パフォーマンスという言葉をご存知でしょうか?   あまり広く使われている言葉で …

旧ブログ記事
川上貴裕ファンの方、グッドニュースです!!自己アピール添削のプチ個人レッスンを東京で開講!!

川上貴裕ファンの方、グッドニュースです!!     川上による自己アピール添削の …

旧ブログ記事
これから1ヶ月余りは、Ryoさん三昧!!Ryoさんからパフォーマンスの力を学びましょう!!

これから1か月余りは、まさに、Ryoさん三昧です!!       &n …