教員採用試験での自己アピールで合格に近づく秘訣とは??

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昨日に引き続き、教員採用試験での自己アピールの語りで、教採合格に近づく秘訣について、お話しましょう。

合格を勝ち取れる自己アピールの条件を5つあげますね。

1.想いとして伝えたいことがある。

2.伝えたいことがインパクトをもって分かりやすく語られている。

3.記憶に残るフレーズがある。

4.読み手(採用側)が聞きたいことがユニークな言葉で語られている。

5.自分の強みが自分の型として伝えらえている。

この5つの条件を全て兼ね備えていれば、その自己アピールは、読み手の心を動かし、合格へと近づくものとなります。

 (写真は、合格への鍵、というイメージです。)

まず、1の「想いとして伝えたいことがある」は、絶対的必要条件です。

自己アピールを書く欄があるから仕方なく書いた受験用作文ではなく、どうしても伝えたい自分自身の想いを語ったものにする必要があります。

ですから、単なる部活動やアルバイトやボランティアの思い出話では、話になりません。その経験やエピソードの中に、自分自身の核を見つけ、伝えたい想い・志を見出していかなければなりません。

書かなければいけないから書いた文章ではなく、伝えたいことがあるから書く文章への転換こそが、合格への第一歩です。

2の「伝えたいことがインパクトをもって分かりやすく語られている」は、伝えたい想いが固まったらそれをどのように読み手(聞き手)に伝えるかの戦略と戦術が必要だということです。

伝えたい想いや志を、どのような言葉で、どのような構成で、伝えるかが合否を決定づけます。

そのときに重要なのが、インパクトと分かりやすさです。

本当に伝えたい想いがあっても、インパクトをもって伝えなければ、読み手(聞き手)の心は動きません。

価値ある想いも、平凡で退屈な語り方で伝えたのでは、台無しです。相手の心は動きません。

想いを言葉というカタチにすることが大事です。

そして、そのカタチは、分かりやすく、しかもインパクトがあるものでなければなりません。

グダグダ話すのではなく、一読して、明確に分かり、心に響く語りである必要があります。

3の「記憶に残るフレーズがある」も極めて重要です。

面接官は何十人、何百人と面接します。

平凡で退屈な語りや文章では、読み手(聞き手)の記憶に残りません。

自己アピールのどこかで、読み手(聞き手)に強烈に印象付け、記憶に残り、かつ、高評価を勝ち取る語りの構築が大切です。

4の「読み手(採用側)が聞きたいことがユニークな言葉で語られている」というのが、ユニークさの根源であり、共感と好感を勝ち取る、最大の条件です。

話の聞き手には、もともと望ましいと感じている想いがあります。その想いを、あなた自身の素敵な言葉で刺激してあげると、共感と好感を勝ち取ることができます。

例えば、クロネコヤマトのCMで、もしクロネコヤマトが、ただ単に、「私たちはお客様の荷物を大切に運びます。」と言ったのでは、あまりにも当たり前で、平凡です。むしろ、運送業者なのだから客の荷物を大切に運ぶのは当然だ。これまではそうではなかったのか、と痛くもない腹を探られることにもなりかねません。

実際のクロネコヤマトのCMでは、

「場所に届けるんじゃない。人に届けるんだ。」

というキャッチコピーでした。

これなら、「運送業者には、客の荷物を大切に運んで欲しい」という私たちの気持ちを素敵な表現で表してくれていて、聞く人誰もが心を動かされます。

これはキャッチコピーの例ですが、自己アピールも、既に聞き手に頭の中にある望ましい在り方を、あなた自身の素敵な言葉で刺激することができれば、合格する語りとなるのです。

5の「自分の強みが自分の型として伝えらえている」も教採での自己アピールや面接で合格点を勝ち取るための必須の条件です。

あなたの強みはなんなのか?あなたは教師になって何をしたいのか、何ができるのか、何をしようとしているのか?なぜあなたを採用した方がよいのか?あなたを採用すると子どもたちにどんなメリットがあるのか?あなたの魅力とは何なのか?

採用側のそんな素朴な疑問と好奇心に、コンパクトにインパクトをもって答えることが合格の秘訣です。

あなたが自分自身のアイデンティティを持っていなければ、教採合格は勝ち取れません。

あなたのアイデンティティとは何なのでしょうか?

あなたは、どんなビジョンを持っているのか?

あなたは、そのヴィジョン達成のために、どんな資質や能力があり、どんな実践をしていこうと考えているのか?

それを面接官に伝えることができれば、合格に大きく近づけます。

以上、5つの条件を簡単にまとめると、


想いとして伝えたいことを言葉というカタチにして、記憶に残るようなインパクトをもって、明確かつユニークに伝えることができ、かつ、それが聞き手の心にある願望を実現するようなもので、あなたのヴィジョンがそこにはっきり分かるときに、自己アピールは合格力を持つ

ということができるでしょう。

皆さんが書いた自己アピール文を読んで、今日ご紹介した5つの条件に全て当てはまっているか確認してみてくださいね!!

では、また明日!!

広島教採塾
河野正夫

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