自己アピール文や志望動機文で教採合格を勝ち取るための秘訣とは??

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教員採用試験の願書や提出文書で重要になってくるのが、自己アピール文や志望動機文ですよね。

重要なことは分かっているけれど、なかなか納得する文章が書けないと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

魅力的かつ教採合格を勝ち取れるような自己アピール文や志望動機文を書くための必要条件をまとめると次の5つになります。

1.受験用の空虚な作文ではなく、自分自身の想いや志、どうしても伝えたい情熱があること。

2.自分が分かっているだけでなく、相手に確実にインパクトを持って伝わること。

3.読み手(聞き手)がどこで共感や好感を持つかをピンポイントで予想できること。

4.読み手(聞き手)が簡単に記憶できるようなコンテンツと表現であること。

5.ユニークであり、ライバル受験者の中で、注目してもらえること。

まずは、1の「受験用の空虚な作文ではなく、自分自身の想いや志、どうしても伝えたい情熱があること」です。これがなければ始まりません。

よく私のところに、「自己アピールって、何を書けばいいのですか?」とか「自己アピールに書くことがないんですが、どうしたらいいですか?」という相談が寄せられます。

もうこれは論外です。教採に合格する可能性なんてありません。

教師として子供の個性を尊重し活かす立場になる人が、自分のことが分からない、自分を表現できないでは困ります。

確かに、自分のことは自分では分かりにくいという側面はありますが、それでも、自分をしっかりと見つめることができるのが教師という存在ではないでしょうか。

まずは、自分自身の揺るがない想いと志を持つ必要があります。人に伝えたくて仕方がない情熱を持つ必要があります。

どうしても見つからない人は、私と飲みましょう!!(笑)
熱く語り合えば、必ず見つかりますから!!

2の「自分が分かっているだけでなく、相手に確実にインパクトを持って伝わること」も重要です。

自分がいくら感動した思い出でも、相手に伝わるように話さなければ意味がありません。

「6年間続けた部活動で・・・・・」なんて言っても、そもそも何部かも分かりませんよね。ここは、「野球部」とか「茶道部」とか部活名を言わないことには、読み手(聞き手)は全くイメージできません。空いてがイメージできない語りなんて無駄中の無駄です。

ですから、いくら「私の恩師は情熱的な人で、私たちに時には厳しく、時には優しく接してくれて・・・・・」なんて言っても、あなたは自分の思い出があるので鮮明に感じれるでしょうが、聞き手には何にも伝わりません。単なる言葉の羅列なのです。

それよりも、例えば、「恩師は、『命の恩人』です。もっと正確に言えば、『心の恩人』です。どういうことかと言いますと・・・・・」の方が、読み手(聞き手)を引き込む効果があります。

相手に伝わらない語りは、語らないのと同じです。むしろ、相手の時間を奪う失礼な行為とも言えます。

3の「読み手(聞き手)がどこで共感や好感を持つかをピンポイントで予想できること」ができるようになったら大したものです。

自分の語りのどこで、どのフレーズで、どのセンテンスで、相手が共感するか、好感をもってくれるかをあらかじめピンポイントで予想できていなkればなりません。これが語りの構築です。

素人が語りの原稿を書くと、ただ文字で文章を書きます。

どの部分で、どの行で、どの言葉で、相手の心が動くのかを予想することをしません。

要は、行き当たりばったりの台本なのです。

プロの語りの台本は、ここで笑わせる、ここで泣かせる、ここで感動させるといったピンポイントの予測が、フレーズ単位でできています。

とりあえず書くという悪習を排して、語句単位で相手の反応をコントロールできる文章を書くようにしたいものです。

4の「読み手(聞き手)が簡単に記憶できるようなコンテンツと表現であること」も重要ですね。採用試験の読み手(聞き手)は、必ずしも、あなたに興味があるわけではありません。また、何十人、何百人の同じような文章を読み、強い興味も関心も失いがちです。

そんな相手に自分の伝えたいことを記憶にとどめてもらうための仕掛けが必要です。

相手が興味を持つようなテーマやトピックを選択する必要がありますし、相手が心を動かしてくれるような視点や切り口で語る必要があります。

思いついたことを語るのではなく、相手の心を動かせることを、相手の心を動かせるような切り口で、語るという習慣が必要です。

テーマ・トピック選択と、切り口・視点の発見こそ、語りの土台であり、語りの力の源泉です。

ここをトレーニングする必要があります。

5の「ユニークであり、ライバル受験者の中で、注目してもらえること」というのは、言うまでもないことです。平凡に埋没しない、凡庸にならないことは、面接試験でライバル受験者に差を付ける基本中の基本です。

では、どうやって、「ユニークさ」を出すのか、そこが問題となってきます。

ユニークさとは何かを突き詰めて考える必要があります。

そして、それを、自分の経験や想いに落とし込んで、言葉というカタチにする必要があります。

これは、徹底した訓練が必要です。

私は、100時間程度の訓練をすれば、だれでも、語りの名人になれると考えています。

今日ご紹介した5つのことをしっかりと守れば、合格に直結する自己アピール文や志望動機文が書けるはずです!!

では、また明日!!

広島教採塾
河野正夫

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