学習指導要領解説をしっかりと読んでおくことは、教員採用試験に合格する土台です!!

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教員採用試験を受験するにあたって、学習指導要領を勉強することが重要なことは、誰でも知っているでしょう。

しかし、学習指導要領をどう勉強すればよいのかとうことになると、あまりよく理解していない人も多いのではないでしょうか。

学習指導要領は、日本の小学校、中学校、高等学校、特別支援学校などの教育課程の根幹であり、学習指導要領解説に記述されていることは、教員採用試験に頻出の内容です。

そして、学習指導要領は、筆記試験のためだけではなく、小論文(論作文)、面接、集団討論のためにも極めて重要です。

はっきりと言えば、学習指導要領をしっかりと理解していない人には、教採合格のチャンスはないといってもよいでしょう。

学習指導要領には、

総則、

道徳(小学校、中学校)、

総合的な学習の時間、

特別活動、

各教科、

外国語活動(小学校のみ)

があり、学習指導要領解説は、それぞれに1冊ずつ(各教科は、教科ごとに1冊ずつ)あります。

それらを入念に読み、理解しておくことが大切です。

学習指導要領の学習は、小論文の執筆にも大きな効果を発揮します。

『教育論作文』(沖山吉和著、一橋書店、2014)は、学習指導要領の総則には、次の38個の教育課題が記述されていると指摘しています。

1  生きる力をはぐくむ
2  特色ある教育活動
3  基礎的・基本的な知識及び技能の習得
4  思考力、判断力、表現力の育成
5  主体的に学習に取り組む態度を養う
6  個性を生かす教育の充実
7  言語活動の充実
8  学習習慣の確立
9  道徳教育の充実
10 教師と児童及び児童相互の人間関係を深める
11 自己の生き方についての考えを深める(進路指導)
12 豊かな体験活動
13 生活習慣や社会生活上のきまりを身に付ける
14 食育の推進
15 体力の向上に関する指導
16 安全に関する指導
17 心身の健康の保持増進に関する指導
18 家庭や地域社会との連携を深める
19 外国語活動の指導の充実
20 合科的・関連的な指導
21 基礎的・基本的知識及び技能の活用を図る学習活動
22 言語環境を整える
23 言語活動の充実
24 問題解決的な学習の充実
25 自主的、自発的な学習の促進
26 生徒指導の充実
27 見通しを立てたり振り返ったりする学習活動
28 習熟の程度に応じた指導
29 補充的な学習や発展的な学習
30 指導体制の工夫改善
31 障害の状態等に応じた指導内容や指導方法の工夫
32 帰国した児童などの学校生活や適応指導
33 コンピュータ等の基本的な操作や情報モラルを身に付けさせる
34 教育機器などの教材・教具の適切な活用
35 読書活動の充実
36 学習意欲の向上
37 学校間の連携や交流
38 障害のある児童生徒や高齢者などとの交流

学習指導要領の総則だけで、これだけの教育課題を網羅しているわけです。

これをしっかり、学習指導要領解説の総則編で、学んでおけば、筆記試験も小論文も面接も集団討論も自信をもって受験することができますよね。

総則編だけでなく、道徳編、総合的な学習の時間編、特別活動編も極めて重要です。

学習指導要領解説を極めるものが、教職教養を極めるといっても過言ではなさそうです。

とかく敬遠しがちな学習指導要領ですが、しっかり勉強しておいてくださいね。

学習指導要領解説の効果的かつ退屈しない学び方は、また日を改めて紹介しますね!!

では、また明日!!

広島教採塾
河野正夫

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