小論文を書く勉強法にもいろいろありますが、
最悪な勉強法は、ただ書いてみて、誰かに添削してもらうだけというものです。
小論文の勉強法に欠かせないのは、
1.頻出の教育テーマ(学力、いじめ、学習意欲、情報モラル、etc.)についての基本的な知識と用語を理解しておくこと。
2.小論文の構成(序論、本論、結論)を明確に、かつ、説得力を持って書けるようになっておくこと。
3.ナンバリングとラベリング、そして、インパクトフレーズなどの表現技法を知っていること。
4.自分のこれまでの教育実践、これからの教育実践への想い、具体的な取り組みの提案などを語れるようにしておくこと。
5.教員採用試験の小論文(論作文)のための優れた本を1冊、しっかりと読んでおくこと。
の5つです。
1については、自明の理でしょう。「知識なくして、文章なし。」です。知識も教養もないのに、小論文は書けません。重要教育テーマについての基本的な知識と用語をマスターしておくことは、小論文を書くための出発点です。
2の小論文の構成を押さえておくのも常識ですね。ただし、「説得力を持って書く」ということは、なかなか簡単ではありません。説得力とは何か、説得力ある文章とはどのような文章なのかを理解する必要があります。
3のナンバリングとラベリング、そして、インパクトフレーズは、多くの小論文を読み、多くの小論文を書くことによって身に付けることができます。文章技法の巧みさは、演習の量に、ほぼ比例します。
4は、小論文だけでなく、面接にも、自己アピールにも、志望動機にも直結します。あなたの経験から何を伝えたいのか、これからどんな教育を展開していきたいのか、そして、それらを具体的な取り組み例として落としていけるか、そんな想いと具体的な提案を持っている必要があります。
そして、5は、比較的簡単ですね。優れた本を探せばよいのです。
私が、教員採用試験の小論文の準備をするために優れていると思う本は、いくつかありますが、その中でも、とっつきやすく、読みやすいのが、この本です。 ↓
『教育論作文 2016年度版 (教員採用試験αシリーズ) 』
この本は、とても読みやすく、初心者でもわかりやすく学べます。
アマゾンの内容紹介には、次のように書かれています。
「各都道府県市で出題された論作文の課題の分析から,論作文を書くために必要な資料の概要,論作文の型の解説、説得力を増すために盛り込むべき要素など,1冊で論作文の全てを網羅。
実際の論作文を交えて解説しています。さらに,実際に学生が書いた論作文を40以上も収録。」
この本で、しっかりと学べば、教採の小論文の基礎的な能力を身に付けることができるはずです。
広島教採塾の広島校と尾道校での小論文対策講座の受講生には、全員に、この本をプレゼントします!!今週末の講座をお楽しみに!!
このブログの読者の皆さんも、是非、この本を手に取ってみてください。
小論文(論作文)が、うんと上達するはずです!!
では、また明日!!
広島教採塾
河野正夫
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