教員採用試験に合格するヒントは、いろんなところで発見できます!!

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今日は、18時過ぎに、新幹線で、尾道に帰ってきました。

今日も14時近くまで、教育対談を続けていました。

教員養成のあり方とは?

教員採用試験のあり方とは?

教育の目的とは?

自分で教育基本法第1条(教育の目的)の条文を自由に起案してみよう!

日本の学校教育現場の最大の難点とは?

変えるとは?変革するとは?

などなどについて、徹底して論じ合いました。

その後、ある史跡を訪れ、1時間ほど、素晴らしい日本建築の美を堪能しました。

そして、新幹線に乗って、尾道校に帰ってきました。

今日は、スカイプ講座が3つあります。

19時からは、英語の模擬授業を指導しました。

21時からは、高校日本史志望者に、世界史の演習問題の指導をしました。

23時からは、英語面接の指導です。

英語の模擬授業の指導では、発問の仕方の向上が、模擬授業の向上の核になるということを、改めて実感しました。

初心者は、無茶振りな発問をします。
(以下の例は、スカイプ講座の受講生の例ではありません。)

「この題名を見て、どう思いますか?」

「『登場人物』は、何をすると思いますか?」

「なぜ、そうするのか話し合ってください。」(これは、発問というより、指示ですが。)

すべて無茶振りなのです。

題名を見てどう思うかと聞かれても、答えようがありません。題名が長いとか短いと感じる子供もいるでしょうし、題名の中に入っている漢字が難しいなあと感じる子供もいるかもしれません。

そうではなくて、もっと具体的に、例えば、この題名を見て不思議だと思うことはありませんか?などと聞けば、儀擬人法や比喩が面白い題名であれば、そのことに気付かせることになるでしょう。

「登場人物」は何をすると思いますか?なんて聞いてもダメです。だって、目の前の教科書の文章に答えがすべて書いてあるのですから。これは考えさせる発問のように見えて、ただ教科書の中から、その部分を抜き出して答えなさいと言っているに過ぎません。しかも、答えは、2秒くらいで見つかるのです。

なぜそうするのかを話し合えと指示を出すときも、その「なぜ」は教科書に書いてあります。話し合うも何も、2秒で見つかります。模擬授業者は、子供たちに考えさせているつもりで、グループで話合う時間を取っている体裁を整えても、結局は、数秒で教科書で答えを見つけさせているだけです。

こういうのを、私は、「お子ちゃま発問」と呼んでいます。なにか子供とインタラクションをしている風景を作り出したいから、無茶振りな質問をするのです。質問さえすれば、子供は考えていることになると、浅はかに思っているのです。

極めつけは、何の文脈も、前振りもないのに、

「さあ、今日はどんな勉強をすると思いますか? XX君、どう思う?」

なんて言い出します(笑)。

発問している本人は、大真面目でこんなことを聞いてしまうのです。

日本史志望者に世界史の問題を演習させるというのは、真剣勝負です。

日本史志望者でも、教採では、高校地歴ということで、世界史の問題にも答えなければなりません。

しかし、日本史志望者は、日本史を専門に勉強してきていますから、世界史は結構、弱いのです。

一問一答式な知識はあるのですが、深い考察を必要とし、その考えを論述する問題は苦手であることが多いのです。

これをできるようになるように指導していく必要があります。

これは、「厳しく」ではなく、ハードですが「和気あいあい」とやっていきます。

その方が、知識と思考力の定着が確実になるからです。

考察のヒントとなる事実とエピソードをピンポイントに解説します。

英語面接の指導は、それこそ文字通りの真剣勝負です。

英語教師志望者の過半数は、英語力が不十分です。

こういう言い方をして申し訳ないのですが、厳然とした事実です。

語彙力も不足していますし、文法の正確性も惨憺たるものです。

英語教師志望者なのに、ありとあらゆるところで、三単現の”s”を忘れ、複数形の”s”を忘れ、不定冠詞の”a”と定冠詞の”the”の使い方をことごとく間違えます。これをひとつひとつ指摘し、説明し、使いこなせるように指導していかなければなりません。

それだけでは、ありません。口頭で話すと、主語と述語の呼応も怪しくなっていきます。話し始めた主部が、それに対応する述部につながらないのです。日本語であれば、主語と述語は離れていますから、こういうことが起こりやすいのは分かるのですが、英語の場合、主語と述語は近接しているにも関わらず、主語と述語の関係がおかしくなるのです。これも懇切丁寧に指導しなければなりません。

また、英語面接でも、コンパクトにインパクトを取ることが必要です。

英語でコンパクトにインパクトを取る話し方をするのは、多くの英語教師志望者の苦手とするところです。

ここを指導するのが、英語面接指導のヤマ場となります。

こうやってスカイプ講座を指導していると、教員採用試験に合格するためのヒントをたくさん発見することができます。

日々の指導や学習の中に、教員採用試験に合格するための秘訣は、そこらじゅうに転がっています。

それを丁寧に拾って、整理して、心に留めておくということが大事ですよね。

そう言えば、昨日から今日までの、教育対談合宿でも、多くのヒントを得ました。

これは教員採用試験にも活用できるぞ!と思えるものもたくさんありました。

日を改めて、少しずつご紹介していきたいと思います。

皆さんも、日々の学習の中で、教採に合格するためのヒントをたくさん見つけてくださいね!!

では、また明日!!

広島教採塾
河野正夫

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