新幹線でその都市に着いたのが13時過ぎ、それから、延々と教育論議をたたかわせています。
7つの論題とは、
1. 道徳教育と保健体育科教育
2. スクールナースと養護教諭、すなわち、日本的な養護教諭の位置付け
3. 「伝える技術」と「教える技術」
4. いわゆる「学び合い」の利点と弊害
5. 学問VS実践、永遠の二項対立は統合可能か
6. 教員養成制度
7. 教育の限界
です。
24時間びっちりと、食事や睡眠は取りながらも、豪華なスイートルームに陣取り、上記の7つの教育論題について、議論を深めていきます。
教育対談といっても、聴衆がいるわけではありません。一人の若者研究者と私だけです。二人で、徹底的に教育論を語り合います。
こんな至福な時はありません。
至福な時なので、1時間半ほど、ホテルの中華レストランで、一人前2万2千円の中華料理のコースで食事も取りました。
ツバメの巣、アワビ、ナマコ、北京ダック、伊勢海老、牛肉あんかけご飯などなどに舌鼓を打ちながら、一瓶3万円の紹興酒で乾杯しながら、食事中も教育論戦を進めました。
食事後も、部屋に戻り、論戦を重ねます。
道徳教育のこれからは?
各教科で道徳はどう扱われるべきか?
保健体育科と道徳の関わり方とは?
教育の限界とは?学校教育の守備範囲の限界は?教育力の限界は?
養護教諭とはそもそもどんな教諭なのか?
養護教諭が持つべき資質とは?
保健指導と保健科の関わり方とは?
「伝える」と「教える」とは、何が違うのか?
教師は、「教える」のか?「伝える」のか?
いまを時めく感もある「学び合い」のメリッットは?デメリットは?
「学び合い」の正体とは?
といったことを、お互いに渾身の知性と言葉で論じます。
古代ギリシャ語にシンポジア(饗宴)という言葉があります。
飲食をともにしながら、学問、哲学、芸術について語りあることを指します。
今日の私たち二人がやっていることは、まさにシンポジア(饗宴)です。
時間はすでに、深夜の24時前です。
論戦は、これから日付が変わっても、まだまだ続きます。
では、また明日!!
広島教採塾
河野正夫
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