世の中がいろいろ複雑なのはよく分かるけれど、それをシンプルに割り切って考えたい。そのための方法なり、方略を知りたい。そんな願いを持っている人は、少なくないでしょう。
教員採用試験に関しても同様です。
教員採用試験に合格するためにやるべき必要があることはたくさんあることくらい知っているが、ズバリ、何と何をすればいいのか、片手で数えられるくらいの数で言ってほしいと思っている人も多いでしょう。
つい先日、ある人から、教採の面接で、これだけは必要ということを、できるだけ少ない数で、しかも、特に、数多くの面接課題に答える練習をしたり、本を読んだりしなくてもできる方法を教えて欲しいという、「超無茶ぶり」な質問を受けました(微笑)。
普段なら、そんなのあるわけないでしょ!と言うところですが、なるほど、そういうシンプルな考え方をするのも悪くないと思い、私なりに、しっかりと考えてみました。
もし、教採の個人面接で高得点を取り、合格を勝ち取るためにすべきことを、片手で数えられるくらいの数で表せないか。しかも、それぞれが、ものすごく単純なことで、決して、「面接課題を100題こなす」みたいな多くを要求するものではないものにする。それでいて、面接での合格に近付けるようなもの。そんな解があるだろうか。熟考してみました。
すると、閃いてきました。シンプルだけど、必要かつ重要なやるべきことが、3つだけ。しかも、それぞれは超シンプルです。
では、結論を。
教採の面接で合格を勝ち取るには、次の3つについて強い想いを抱き、それを雄弁に語ることができなければなりません。
1.教師になってどんな教育がしたいのか。
2.あなたは、教師になるにあたって、どんな力を持っているのか。
3.あなたのこれまでの人生の中で、何が一番の売りなのか。
まさにこれだけです。
これら3つは、単なる面接質問でも、面接のための自己分析テーマでもありません。
これら3つは、あなたが教師として、相応しい人間かどうかを決める3つの要素です。
これら3つは、あなたが教採の面接で合格を勝ち取れるかどうかを決定づける想いです。
教採の面接で合格を勝ち取るための3つの鍵です。
教師になってどんな教育がしたいのかのヴィジョンがない人は、教師という公務員になりたいだけです。ただ、教採に合格したいだけです。そんな人は、教採には合格できません。教師になる資格もないでしょう。教師になって、子どもたちのためにどんな教育をしたいのか、その想いを熱く抱くことがなによりも大切です。
あなたは教師になるにあたってどんな力をもっているのかも重要です。あなたのどこが教師に向いているのか、あなたのどんな力を活用して、あなたがしたいと思っている教育をやっていくのか、そこが分かっていなければいけません。でも、これは、先程の、教師になってどんな教育がしたいのかというヴィジョンがなければ、分からないでしょう。つまり、どんな教育がしたいか考えたこともない人は、自分が教師になるにあたってどんなふさわしい力をもっているかなんて、分かるわけがないのです。
そして、自分のことが分かっていない人は、他者を教育することもできないでしょう。だから、あなたのこれまでの人生の中で、何を売りにして、何を伝えたいのかということ、つまりは、自分の魅力はなんなのか、自分はどんな人間なのかということに関して、自分の想いを固めておきましょう。
このたった3つの想いを上手く、熱く、雄弁にまとめると、そこには、教採合格への道筋がありますよ。
1.教師になってどんな教育がしたいのか。
2.あなたは、教師になるにあたって、どんな力を持っているのか。
3.あなたのこれまでの人生の中で、何が一番の売りなのか。
この3つの想いだけで、教採面接の根幹部分をクリアできます。
受講生には、全員に、特訓しよう!!
では、また明日!!
広島教採塾
河野正夫
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