とっても優れた本で、大いに勉強になるけれど、決して教員採用試験では語れないような良書について!!
では、その本とは、次の書籍です。
『学力と階層』(苅谷 剛彦 著、2012年)
アマゾンで「なか見!検索」ができます。
本の目次やまえがきや第1章の一部などが読めます。
とても刺激的で、教育への常識が覆されます。
著者の苅谷剛彦先生は、2009年までは東京大学教授、現在は英国のオックスフォード大学教授でいらっしゃいます。
この本は、人によっては、とても興味を引かれ、大いに賛同される方もいらっしゃるでしょう。
また、人によっては、大いに反感を感じられ、大反対をされるかもしれません。
そんな賛否両論を引き起こす名著です。
ただし、この本で読んだことを、教員採用試験でそのまま語ると、大いに不利益となるということは予想できます。そのくらい刺激的な内容です。
どうか、教採では、この本のことを持ち出さないでくださいね。(こんな言い方をして、苅谷先生、ごめんなさい。)
ときどき、教員採用試験対策のブログなのだから、教採で使えないことは書くな!というご意見をくださる方もいますが、教採に使えないものは使えないと申し上げた上で、書いています。
私も教育学者のはしくれなので、たまには教育論について触れます。興味がある方は、ご自身の教育論を磨くためにご参考になさっていただければ幸いです。
教採だから、受験知識以外は一切話さないなどということは、私は忌み嫌いますので、少なくともブログ上では、時々ではありますが、教育学や教育論に興味がある方に、刺激を与えていきたいと願っています。
実際の教採講座では、時間の制約もありますので、教採受験のための話に集中せざるを得ないのですが、こうしたブログという言論のフォーラムでは、たまには、自由闊達に刺激ある話をしていきますね!!
この本については、神戸女学院大学元教授の内田樹先生が、素敵な解説を書かれています。
内田先生のブログを是非、読んでみましょう。
こちらも若干刺激的な文章です(微笑)。
内田先生の素敵な解説があるので、私が解説をここに重ねることは控えますが、学習資本主義とか、学力とか、生きる力とか、そういったものの意味を本質的に考えさせられる書籍です。
ごくたまにですが、こういった「教採には使えないけど、教育的に刺激いっぱい」な記事も書いていきますね!! 今日の記事は、単なる書籍の紹介ですが。。。
もちろん、教採に使えない場合は、「使えない」ときちんと明示しますので、ご安心くださいませ!!(微笑)
では、また明日!!
広島教採塾
河野正夫
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