さて、この2015という数字ですが、面白い方法で表現できるんですよ!!
この写真を見てください。
2015という数字は、
2015=1024+512+256+128+64+16+8+4+2+1
と表せるんですよね。
そして、これらの数字は、すべて、2の累乗数の形で表せます。つまり、上記の数字は、2の何乗という形で表せるのです。
上の式を、今度は小さい方から、2の累乗数の形で書き直してみると、次の写真のようになります。
どうです??
面白いでしょう。
1は、2の0乗、
2は、2の1乗、
4は、2の2乗、
8は、2の3乗
16は、2の4乗、
64は、2の6乗、
128は、2の7乗
256は、2の8乗
512は、2の9乗
1024は、2の10乗
という風に書き直すと、最初の式はとても美しい形になります。
2015という数は、2の累乗数の和でできているんですよね。
でも、ここで、もう気付いた方がいらっしゃいますよね。
そうです。2の5乗がありませんよね。つまり、32が抜けているのです。
あらら、残念!!
もし、32つまり2の5乗があれば、2015は、2の累乗数の最初の11個の和である!と言えたんですけどね。(ここでは、2のN乗のべき指数のNを、ゼロを含めた自然数としておきますね。)
退屈な言い方をすると、2015は、2の累乗数で、べき指数を0から始めた自然数の最初の11個のうち、2の5乗以外のものの10個の和であるということになりますね(笑)。
さあ、困りました。こんな話では、人をひきつける語りにはなりません。
では、どうすればいいのか??
答は、語りの「切り口」を見つける。「切り口」のアングルを見つけることです。
今回のこの2015という数字の例ならば、次のように言えばいいのです。
2015という数字は、「美しくも惜しい数字」なんですよね!!あと一歩で完璧に美しかったのに!!どういうことかと言うとね。。。
という風に話し始めればよいのです。
2015という数字を「美しくも惜しい数字」という切り口で切ってみたのです。
聞き手は、この言葉を聞いて、「美しくも惜しい」とはどういうことだろう?という興味を持ち、説明を聞いて、なるほど!と思うわけです。
そうすれば、この話を聞いた人は、今度は、自分でこの語り方で、人に伝えたくなるでしょう。
これが語りのテクニックなのです。
ちなみに、2047年になると、2047と言う数字は、2のゼロ乗から2の10乗までの11個の数字の和になります。これだと、完璧に美しいですね!!
2047年の新春にこのネタが語れるように、皆さん、長生きしましょうね!!(微笑)
では、また明日!!
広島教採塾
河野正夫
コメントはまだありません