長丁場での学習を成功させるには、学習のペースを効果的に維持し続けることが必要です。
学習のペースとは、単に計画的に持続するというだけではありません。
学習のペースを整え、維持するとは、
1. 確実な合格を見据えた学習目標を立てること。
2. 学習目標に従った学習教材、学習方法を選択すること。
3. 教採の試験日までの学習プランを戦略的に立てること。
4. プランに従い、毎日、継続的に学習すること。
5. 何か問題等が起きたときに、機動的に学習プランや戦略を見直し、合格に直結する形に練り直す。
6. 継続が危ぶまれるときに、継続への叱咤激励、コンサルティング、定期的コンタクトを受ける。
ということです。
教採に合格するためには、単に「やみくも」に歯を食いしばって勉強するだけではダメです。
このような無計画かつ精神論だけの「やみくも」な勉強の仕方では、ライバルに教採という勝負で勝ち、合格を勝ち取ることはできません。
その意味では、教採対策の講座を受講するということは、学習のペースを維持するためには、極めて効果的です。
自分一人では、なかなかできないことは、たくさんあります。
自分一人で、合格戦略を描くことは、かなり困難です。
自分一人で、合格を確実にする学習プランを立案することは、かなり困難です。
自分一人で、合格戦略や学習プランを、途中で変更・改善することも、かなり困難です。
自分一人で、最も効果的な学習教材を選び、最も効率的な学習方法を選ぶことも難しいものです。
そして、自分一人では、最後まで継続するための自信と安心を持ち続けることが、必ずしも容易ではありません。
それでも、自分一人でやろうとする人の多くは、「精神論」と「気合」だけでやろうとします。
確かに、受験勉強には、強い心と気力も必要ですが、「精神論」と「気合」だけでは、合格は勝ち取れません。
「精神論」と「気合」は、日本では、しばしば体育会系の文脈で語られることがありますが、スポーツは、「精神論」と「気合」だけで、上手くプレイできるなどとは、アスリートたちは思っていません。
本当のアスリートは、強い心と気力を維持しながらも、科学的に、戦略的に、スポーツに向き合っています。
スポーツ科学に関する知識もいらず、プロのコーチのアドバイスもいらず、ただ、自分の「根性」だけでスポーツで成功しようと思っているアスリートなどいないでしょう。
「精神論」や「気合」は、成功の一つの要素になることはあります。しかし、「精神論」や「気合」は、成功の十分条件ではありません。
教採合格を勝ち取る受験勉強のためには、「精神論」や「気合」以外の、学習の継続へのペースメーカーが必要になってきます。
教採合格のためには、学習のペースメーカーとなるような対策講座の受講は、その意味では、大きな推進力となります。
信頼できる教採講座を受講することは、教採合格への道筋を決定づけます。
次のようなことを言う人がいます。
「教採対策講座で勉強することは、やろうと思えば自分一人でもできる。」
確かに、「知識を覚える」、「問題を解く」ということであれば、自分一人でもできるでしょう。
しかし、教採対策講座で指導することは、ただ単に「知識を覚える」、「問題を解く」ということではありません。
教採対策講座で指導することは、「いかに知識を効果的に身に付けるか」、「その問題を解くということにどういう意味があるのか、合格戦略にどうつながるのか」を理解してもらうことです。
例えば、1冊の問題集を自分一人で解くのと、教採対策講座で解くのとの間には、雲泥の差があります。
もし、その差が感じられない講座があるとすれば、その講座自体に存在意義がありません。そんな講座を受講するのは、時間とお金の無駄でしょう。
しかし、まともな講座であれば、その雲泥の差が一瞬にして感じられるはずです。
教採合格のための学習において、自分のペースメーカーにするというのが、講座の有意義な活用法の一つです。
教採対策講座は、
1. 合格戦略立案のコンサルタントとして活用する。
2. 教採合格への学習プランナーとして活用する。
3. 教採合格のための学習のペースメーカーとして活用する。
の3つが賢明な活用法です。
その上で、
1. 知識・教養を積み上げる。
2. 多くの問題演習を行い、特訓を受ける。
3. 合格に必要な絶対的学習量を確保する。
という利用法をすると効果的です。
教採受験予定の皆さん、学習のペースメーカーは確保していますか??
では、また明日!!
広島教採塾
河野正夫
コメントはまだありません