「日の出」とか、「月の出」ならご存知でしょう。
「日の出」は、太陽が地平線(水平線)から昇ることですよね。
英語では、「サンライズ、sun rise)と言いますね。
「地球の出」(アースライズ)とは、地球以外の他の天体から、地球が昇るのを見る光景です。
百聞は一見に如かず。この写真です。↓
この写真は、人類初の有人の月周回飛行を行ったアポロ8号の飛行士によって撮影されたものです。
この時の会話の記録があります。
ボーマン船長: オー・マイ・ゴッド! この景色をみてくれ! ほら地球が昇ってきている。ワオ、美しいじゃないか。
アンダース飛行士: 撮るのかい、予定にないよ
ボーマン船長: (笑いながら) ジム、カラー・フィルムはある?
アンダース飛行士: はやくカラーのフィルムをわたしてくれないか。
アポロ8号に乗っていた3人目の宇宙飛行士のジェームズ・ラヴェルは、次の言葉を残しています。
「私が知っているすべてのもの――私の人生、私が愛したもの、海――それらすべての世界が、いま私の親指の後ろに隠れてしまう」
また、アポロ17号が撮影した、「ザ・ブルー・マーブル」と呼ばれる地球の写真も有名です。↓
アポロ17号のユージン・サーナン宇宙飛行士は、次のように語っています。
「我々は月を探査しに行ったのだが、実際には地球を発見することになった。」
私たちの故郷である地球を、他の天体から、宇宙から見て、宇宙飛行士たちは、素晴らしい写真とともに、上記のような言葉を残しています。
私は、教員採用試験を受験する人が、故郷、地元について語るときも、これくらいのインパクトをもって話してほしいと思っています。
まずは、(写真とは言いませんが)、素晴らしい素材を見つけること。
そして、その素晴らしい素材に、素敵な言葉を添えること。
これが、人を感動させる語りの秘訣です。
いつまでも、「私を育ててくれた故郷に恩返しがしたい。」ではダメです。
故郷の素晴らしさが語れない人は、子どもを育てられない人なのかもしれませんね。
では、また明日!!
広島教採塾
河野正夫
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