教職教養も一般教養も模擬授業も大切ではありますが、教採での合格を最終的に勝ち取るためには、面接で高得点、高評価を確実にする必要があります。
面接がダメでは、教採合格は、まず不可能です。
さて、広島教採塾の受講生にも面接が苦手な人がいます。
一般的に言えば、広島教採塾で面接の特訓を受けた人の80%から90%は、教採に合格します。
でも、10%から20%の人は、面接が上手くいかなかったという理由で不合格になっているのも事実です。
さらに、全体の数%から10%くらいの人は、2年以上連続して、面接が原因で教採に落ちています。
広島教採塾では、これまで、次の2つのレベルの面接トレーニングを行ってきました。
1. スタンダード・トレーニング
2. キャラクター・トレーニング
スタンダード・トレーニングとは、標準的な面接特訓で、自分の強みを発見し、自分の想いと志を明確にし、それらをインパクトある言葉で表現するという第1ステップと、面接官とのインタラクティブな対話(補充質問、追加質問、圧迫面接など)を極める第2ステップを中心に特訓をします。これに加えて、自分の核となる数十項目の「~~観」を固めていきます。
キャラクター・トレーニングは、上記のスタンダード・トレーニングだけでは、面接のパフォーマティビティの改善が見られない人に行う特訓です。その人のキャラクター(軸となる人格・人柄)を創り上げていくものです。人は、それぞれに人格・人柄があるものですが、通常は、それを意識していませんし、また、その人格・人柄が、必ずしも、教師にふさわしいものではない場合もあります。自分に嘘をつかないように配慮しながらも、「こうありたい」、「こうなりたい」自分を創り上げていくトレーニングです。自分づくりの特訓と言ってもいいかもしれません。
通常は、スタンダード・トレーニングと、必要に応じて、キャラクター・トレーニングを行えば、教採の面接で合格点を勝ち取ることが可能です。合格率は、おおむね90%を超えます。
しかし、残りの数%の人は、スタンダード・トレーニングとキャラクター・トレーニングを組み合わせても、合格しません。面接が(面接だけが)原因で、教採に不合格になってしまいます。
今年度までは、広島教採塾でも、スタンダード・トレーニングとキャラクター・トレーニングの2つのレベルでの面接指導を提供してきましたが、これでは、どうしても、わずかではありますが、面接を突破できない人がいるのです。
そこで、広島教採塾は、新年度から、毎年続けて面接で落とされてしまう人のために、インプレッション・トレーニングを実施することにしました。
インプレッション・トレーニングとは、言葉通り、「印象の特訓」です。どんなに語りを磨いても、どんなにインタラクションに上手くなっても、どんなに自分の人格づくりに励んでも、その人が醸し出す印象(インプレッション)が好ましいものでなければ、面接では圧倒的に不利になります。
私たち、人間は、話す相手が、どんなに正しいことを言っていようと、どんなに雄弁であろうと、どんなに能力がありそうであろうと、その人が出す印象が悪いと、その人のことを好きにはなれません。
教採の個人面接でも、この現象が非常に強く出ます。個人面接とは、結局のところ、人が人を選ぶ営みです。人は人を「メリット」だけでは選びません。人が人を選ぶときには、主観的な「好き嫌い」、つまりは、相手が醸し出している雰囲気や印象が決定的なファクターになりがちです。
個人面接だけは、いくら客観的に評価しようとしても、いや、客観的に評価しようと思えば思うほど、なんとなく溢れ出ているその人の印象に左右されてしまいます。
人が人を信頼するというのは、そういうファクターが決定的なのです。
ですから、どんなに面接の語りの練習をしても、自分創りを行っても、それでも、毎年、教採に面接が原因で落ちてしまうという人は、自分が醸し出す「印象(インプレッション)」を変えることが必要です。
「印象(インプレッション)」を変えるのは、かなり緻密かつテクニカルな戦略と特訓が必要です。自分が醸し出す印象を全面的に変えるのですから、並大抵の方法では無理です。
パフォーマンス理論に基づいた、科学的な特訓が必要です。
新年度の各種講座では、面接が原因で教採に落ち続けている人のための、インプレッション・トレーニングもカリキュラムに組み込んでいきます。
これからは、
1.スタンダード・トレーニング
2.キャラクター・トレーニング
3.インプレッション・トレーニング
の3つのレベルで、徹底的に特訓していきます。
現在、インプレッション・トレーニングの指導法を構築中です。
面接が原因で教採に落ち続けている人には、朗報のはずです!!
広島教採塾のインプレッション・トレーニングにご期待ください!!
では、また明日!!
広島教採塾
河野正夫
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