Carpe diem.
というのがあります。
英語で言えば、
Seize the day.
です。
「その日をつかめ!」という意味です。
私たちが生きる一日一日は、私たちに取って貴重な一日です。
もっと違う言い方をしましょう。
昨日はもう過ぎ去っています。
明日はまだ来ていません。
全力を尽くせるのは、今、この瞬間、今日だけです。
過去を反省することは重要です。
未来を夢見ることも大切です。
でも、現在を本気で生きることは何よりも大事です。
だから、使ってほしくない言葉があります。
「とりあえず」です。
「とりあえず、一次試験を頑張ろう。」
「とりあえず、一次試験が終わった。」
「とりあえず、実技を頑張ろう。」
以前のブログ記事でも書きましたが、こんな時に使う「とりあえず」には、今日、この瞬間を真剣に全力で自分のものにするという想いも情熱もありません。
それこそ、「とりあえず」なのです。
何のプランも戦略も志もない「とりあえず」です。
今日をとりあえず生きる人は、きっと昨日もとりあえず生きた人です。
そんな人は、明日もとりあえず生きるに違いありません。
そんな人の人生はすべて「とりあえず」の連続なのです。
惰性で生き、幸運に喜び、不運を嘆くだけの臆病者です。
賢者は惰性に身を任せません。
賢者は幸運に感謝することはあっても、幸運をあてにはしません。
賢者は失敗を不運のせいにせず、自分で運を切り開きます。
とりあえずの連続で教員採用試験を受験しないでくださいね。
とりあえずの連続で教師にならないでくださいね。
とりあえずの連続で子どもたちを指導しないでくださいね。
「とりあえず」の悪癖から脱することが大切ですよ!!
では、また明日!!
広島教採塾
河野正夫
追伸:ここでは、現代の用法での「とりあえず」でお話をしています。「とりあえず」の多義性については、以前のブログ記事をどうぞ!!
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