はっきり言います。こんなアドバイスを聞いていたら、せっかくの合格を逃しますよ!!
もちろん、奇人変人では教採には合格しません。一発芸やハッタリでは採用側(面接官)の好感や共感は勝ち取れません。
でも、無難だけを極めると、平凡で退屈な単なる真面目人間になります。
「真面目」であることはアピールポイントかもしれません。でも、平凡で退屈な「真面目」は、一緒にもいたくないし、なによりも子どもの前に立たせても、子どもを惹きつけることはできません。
真面目は教師になるための必要条件にはなるかもしれませんが、十分条件ではありません。
教採というライバルとの競争の場で、合格を勝ち取るためには、ライバルにどこかで差を付けなければなりません。単に、無難に、刺激の少ない文章や語りを紡ぐだけでは必ずライバルに負けます。
ここで一つの面白い仮定をしてみますね。
もし仮に、教採の全ての受験者が無難な文章で自己アピールを書き、平凡で真面目な面接の語りをしたとします。誰が合格すると思いますか?
当然、東大生です。慶応出身者です。早稲田や京大や阪大や名大や神大の出身者でしょう。広島ローカルなら、広大かもしれません。
全員が真面目で無難なら、大学ブランドで勝敗は決まります。当たり前じゃないですか!!
全ての受験生が似たり寄ったりで、誰もどこも秀でていないのならば、より有名でブランド力のある大学出身者を取りますよ。
無難を極めたいのなら、東京大学に行っておきなさい!!という話です。
でも、世の中はそう面白くないわけではありません。常に、形勢逆転のチャンスはあります。就活と比べると、教採はそのチャンスがとても大きいのです。
教採は、新卒の学生、前年度(あるいは過去ずっと)不合格だった人、一般企業から転職する人、フリーターから受験する人などなど、全ての人に門戸が開かれていて、全ての人に合格するチャンスがあります。ここが就活の一般企業(大企業)と違います。大企業が、30代のフリーターなんか採用するわけがありませんよね。
だからこそ、教採では、その人なりのアピールポイントが必要なのです。有名大学出身ではないけれど、ものすごく魅力がある、ものすごく話が上手い、ものすごく授業が上手い、ものすごく雰囲気がいい、そんな人が合格します。
皆さんも小学生や中学生だった頃に、恩師の最終学歴が気になりましたか?たぶん、そんなことよりも、皆さんが恩師を好きになったのは、恩師の魅力、優しさ、厳しさ、面白さ、その他の素敵な特徴が理由だったはずです。
いくら教採の面接官が校長や教育委員会の幹部でも、ただ無難で平凡で退屈な人を真面目というだけで採用はしません。そこに何らかの魅力を見出して採用するはずです。
仮に、真面目だけで合格した人がたくさんいるよというのであれば、その人たちの学歴(出身大学)を聞いてみてください。きっとブランド大学ですから。
もう一度言いますよ。もしあなたが東大や京大や早稲田や慶応、あるいは、その地方のベスト大学の学生さんなら、真面目だけでも合格する可能性は十分にあります。でも、ブランド力が低い大学なら、あるいは、仮にブランド力がある大学でも卒業してから社会人経験などがあって、エスカレーターから外れた人であるなら、無難だけでは合格しません。何か輝く魅力が必要です。
何か輝く魅力を採用側(面接官)に伝えるのが、自己アピール文であり、面接での語りです。これを無難・無難で準備しては、せっかくの合格可能性をぶち壊してしまいます。
広島教採塾の受講生には、いろんな人がいます。有名大学の在校生、卒業生もいますし、社会人を何年も経験して教師に転職した人、教採を受けた時にはフリーターだった人もいます。みんな合格しています。
なぜなら、みんな、人とは違う魅力をアピールしたからです。自己アピールでも、面接の語りででも。
人と同じ無難だけを求め、形式美だけを求める人には、形勢逆転のチャンスはありません。
一味違うアピール文、きらりと光る面接の語りを準備してください。
それが東大生や他のブランド大学生に勝てる唯一の秘訣です。
無難や平凡に埋没しないでくださいね!!
では、また明日!!
広島教採塾
河野正夫
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