先日の講座から,講座前に,河野正夫が,スピーチをするという習慣を復活させました!!
- By: Kyousaijuku
- カテゴリー: 教採塾の新企画, 教育論
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今日は,月曜日ですので,河野正夫の面接トークです。
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さて,先日の講座から,講座前に,河野正夫が,スピーチをするという習慣を復活させました。
8年ほど前は,講座前に,河野が,2分~3分の「名スピーチ」をするという習慣があったのですが,いつの日にか,しなくなっていました。
スピーチライターの河野正夫ですから,毎回の講座の前に,ちょっとしたスピーチで,聞き手の心をつかむということは,やはり大切かなと思い,先週土曜日の【教採の面接のためのインパクトフレーズ・キャッチコピーづくり講座】から,講座最初の河野によるスピーチを復活させました。
<写真は,イメージです。笑>
ここに,ご紹介しますね。
12月19日(土曜日)【教採の面接のためのインパクトフレーズ・キャッチコピーづくり講座】
8年くらい前,私は,講座の最初に,短いスピーチをしていました。
語りの見本という意味と,受講生さんという教育仲間に想いを伝えるという意味がありました。
いつの日にか,講座の最初のスピーチはしなくなりました。
今日は,講座の最初のスピーチを復活させてみます。
私は,
「言葉は世界を変える。
言葉は未来を創る。」
と信じています。
言葉は,人間の思考そのものであり,人は,言葉で,今を知り,今を考え,未来を語ります。
また,人は,言葉で,過去のことを学びます。
言葉は,人が過去から学び,今を生き,未来を夢見るためのかけがえのないツールです。
人は,言葉があれば,世界を変え,未来を創ることができます。
そんな想いで,私は,国語教師になりました。
そんな想いで,英語をはじめ,多くの言語を学びました。
いま,こうして,インパクトフレーズの講座を開講しているのも,そんな想いからです。
そして,言葉のもう一つの役割があります。
人の想いを,人に伝える,ということです。
いま,私は,私の想いを皆さんに伝えています。
そのことで,もしかすると,皆さんの心に何か変化が起きるかもしれません。
想いの連鎖は,人の心を動かします。
想いの連鎖は,人を強くします。
本当のことを言うと,世界を変えるのも,未来を創るのも,実は,言葉そのものではありません。
人の想いがこもった言葉です。
人の想いが言葉で表され,それが,人から人に伝えられるとき,世界が変わり,未来が創られます。
今日の講座では,皆さんの想いがインパクトフレーズという言葉で表され,それが伝えられるとき,皆さんの周りの世界が少し変わり,皆さんの未来が少し創られることを願っています。
ほんの少しでも,世界が変わり,未来が創られるなら,この講座は大成功です。
大成功を祈りつつ,講座をスタートします。
12月20日(日曜日)【保健体育教師志望者のための面接満点講座】
人間は,価値あるものを求めます。
人間は,宝物を求めます。
時には,それは,お金であったり,名声であったり,出世であったり,いろいろです。
今から,2千年近く前,古代ローマでも,同様だったようです。
古代ローマの人々も,財産,名誉,権力,美貌を求めていました。
そんな中,ユウェナリスという詩人であり,古代ローマの弁護士でもあった人が,次のように言っています。
幸せを得るために,多くの人は,神に,財産が増えますように,出世しますように,栄光に包まれますようにと祈るが,そんなことは,いずれも身の破滅を招くことになる。
そんな願い事を,神にしてはならない。
もし,願うとしたら,一つだけにするべきだ。
健やかな身体に,健やかな心があることを祈るべきなのだ。
既に,お分かりだと思います。
これが,「健全な精神は,健全な身体に宿る」という格言の語源です。
英語では,Sound mind in a sound body.
もともとのラテン語では,Mens sana in corpore sano. と言います。
でも,元来の意味は,いま,言われているように,「体を鍛えれば,心も強くなる」ではありませんでした。
人間が,本当に願うべきことがあるとすれば,それは,体の健康と,心の健康だけであるというのが本来の意味のようです。
決して,「体がだめなら,心もだめになる」という意味にはなりません。
ユウェナリスは,人間の最後の宝物は,体の健康と,心の健康の2つだけだと言いたかったのでしょう。
もちろん,体と心は,密接な関係にあります。
いわゆる,心身相関です。
体だけ健康,心だけ健康いうことはあり得ないでしょう。
だからこそ,2千年前の古代ローマでも,体の健康と心の健康をセットで,祈るべきだと言われたでしょう。
時がたち,ローマから,遠く離れた,この日本でも,この言葉はよく知られています。
Mens sana in corpore sano.
「心」という意味の,Mensは,Animaという同じく「心」を意味する同義語に置き換えられることもありますから,
Anima Sana In Corpore Sano.
とも言えます。
それぞれの単語の頭文字のASICSを取って,アシックスというスポーツ用品メーカーの会社名になったようです。
これから,保健体育教師として,教壇に立つ皆さん,
2千年も前から言われている,人間の最後の2つの宝物,しかも,2つで1セットの宝物である,体と心の健康を,これからも,次世代の子供に伝えていってください。
ユウェナリスが言ったように,
人間の根源の願いは,「健やかな体に,豊かな心が宿る」ことに他なりませんから。
これからは,毎回の講座の最初に,河野正夫のスピーチをお届けしようと思っています。
受講生の皆さんは,お楽しみに!
受講生でない方々にも,時々,こうして,スピーチの原稿を公開していきますので,ご期待ください!
では,また明日!!
河野正夫