【川上貴裕】学力を備えて、パフォーマンスにしても、授業にしても、同僚・保護者との会話にしても、人を魅了し続けることができる教師になってください!
- By: Kyousaijuku
- カテゴリー: パフォーマンス力向上, 不合格の理由, 合格への戦略, 教育論, 筆記で満点を, 面接力向上
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レトリカ教採学院(教採塾)の川上です。
年々、教員志望者は減少傾向にあり、教員採用試験の倍率も、低倍率の一途を辿る校種・教科もちらほら、出てき始めています。
それに乗じてか、公務員という安定や、試験の容易さから、教師に適していない受験者が、教員採用試験を受験している印象も、増えました。
何より一番は、学力が無いのに、教師を目指す人が、あまりにも多すぎるということです。
例えば、中学・高校入試レベルの問題が、全くといっていいほど、解けない人も、ごまんといます。
英語教師なのに、TOEICが600点台という人もいます。
したがって、高校であれば、教師よりも、生徒の方が学力が高い、賢いということも、まま、あるようです。
有名進学校であれば、特にそうですね。
授業のレベルに、自分自身が付いていけない人もいるようですし、学力の高い生徒からの質問に、歯が立たない人も、数多くいるようです。
保護者としても、そのようなレベルの教師であれば、まずもって信用してくれませんし、最悪の場合は、「担任を替えてほしい。」という要望さえ、出てくるところも、あるようです。
私が見た、一番最低レベルの方は、小学校志望の方で、小学校5教科の1問1答をさせてみると、半数以上が間違っているという人もいました。
ハッキリ言って、あり得ません。
そのような人が、教師を目指すなんて、言語道断です。
授業を受ける子供達が、可哀想でなりません。
ただ、このように学力のことを語ると、決まって、そのような低レベルで、教師に適していない人に限って、反論をしてきます。
「学力だけがすべてじゃない。」、「子供との信頼関係が大切だ。」、「熱い思いは、子供にも伝わるはずだ。」
そんなことを、言ってのけます。
しかし、このようなセリフを語ることができるのは、元々学力がある人だけです。
「教師は、授業で勝負。」という言葉もあるように、学力が備わっていてこそ、授業は面白く、子供達も付いてくるものであって、信頼関係が構築できます。
熱い思いがあっても、学力が無い教師は、信頼されませんし、馬鹿にされるだけです。
子供達が大人を見る目は、非常に正直ですよ。
もちろん、同僚からの視線も、冷ややかなものでしょう。
一番の勘違いは、学力の無い人が、学力について語る資格、立場に、そもそも無いことを、理解していないのです。
学力について、あれやこれや言えるのは、学力が備わっている人だけです。
例えば、東京大学に入れてもいない人が、「東大が全てじゃない。」と語ったところで、負け惜しみにしか聞こえませんよね。
東京大学を卒業した人が、「東大が全てじゃない。」と語れば、説得力がありますよね。
学力がない人が、あれやこれや言ったところで、それは、悪あがき、負け惜しみでしかないのです。
加えて、学力・学才のない人の話は、話に深みがなく、聞いていても、つまらないのです。
そういう人に限って、これまたおしゃべりな人だったりするので、授業やホームルームで聞くことを強いられる子供達からすれば、悲惨なものです(笑)
語りの勢いや、熱量だけで勝負するのですよね。
見ていて、痛々しいこと、この上ありません。
教員採用試験においても、学力のない人の語りは、非常に稚拙で、すぐに分かります。
目先の安定や、試験の容易さから、「自分でもいけるかも!」と感じて、受験するのでしょう。
確かに、教員採用試験は、公務員試験の中でも、かなり簡単な部類です。
しかし、そもそも学力が無いのですから、そのような簡単な試験であっても、合格することが難しいのです。
語りの表現力や語彙力も乏しいので、自己アピールや志望動機文も、とってつけたような、定型文であったり、響きのいい、かっこいいだけの駄文であったりします。
そのような人は、自己肯定感も低いからなのか、パフォーマンスでカバーしようと画策したり、「自分のこと聞いて聞いて!」という感じで、必死にアピールしたりする傾向も、見て取れます。
これまでの経歴での苦労や、携わった子供との思い出話ばかりしてしまうのです。
その思い出に浸っているのは、自分自身だけで、面接官には、全く響いていないということに、気付きもしません。
だから、結局は、いつまで経っても、合格を勝ち取れません。
やはり、事実として、学力が乏しい人は、授業、試験、人間関係など、多方面で、課題が浮き彫りになってしまいます。
生涯学習が謳われて久しいですが、今からでも、より多くの学びを、獲得していってほしいものですね。
ぜひ、学力を備えて、パフォーマンスにしても、授業にしても、同僚・保護者との会話にしても、人を魅了し続けることができる教師になってください!
ではまた!
川上貴裕