なぜ,ある人は面接で合格し,別の人は面接で不合格になるのでしょうか?その秘密に迫ります!
- By: Kyousaijuku
- カテゴリー: パフォーマンス力向上, 不合格の理由, 合格への戦略, 面接力向上
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レトリカ教採学院(教採塾)の河野正夫です。
教員採用試験の2次試験(3次試験)の面接で,合格を勝ち取る方法とは何なのでしょうか?
なぜ,ある人は面接で合格し,別の人は面接で不合格になるのでしょうか?
面接の合否の秘密は何なのでしょうか?
今日は,そんな秘密に迫ってみます。
まず,最初に,教員採用試験の面接の性質を考えておきましょう。
それは,教員採用試験の面接は,せいぜい,20分前後の,多くの場合,1回だけの面接です。
2回の面接があっても,面接官は変わりますから,1組の面接官の前では,1回だけの面接です。
ほとんどの場合,受験者と面接官は,初対面です。
初対面の受験者と面接官が,20分程度話すだけで,面接官は,面接評価シートに,協調性や責任感,使命感,リーダーシップ,独創性などなどの項目を評価します。
はっきり言って,科学的には,そのような評価は,不可能です。
20分間だけ,見ず知らずの人を面接して,会話して,その人の,協調性や責任感,使命感,リーダーシップ,独創性など,測れるわけがありません。
よほど,常識知らずのようなマイナスの面なら,すぐにわかりますが,受験者はみんな合格したいわけですから,ほとんどの受験者は,それなりに適切に振る舞います。
その中で,20分間程度で,その人の多様な資質を見極めることは,科学的には不可能です。
ということは,面接官の主観で決まるということになります。
面接官も,単に好き嫌いとか,好みで,合格者を選んでいるわけではありませんが,20分間程度の面接では,どうしても,面接官の主観的な感情が,評価を決定づけてしまうのは,科学的にも明らかになっています。
20分間で,どのようにして,面接官の好感・共感・好印象を勝ち取るかが,教員採用試験の面接での合格の決め手であることは,言うまでもありません。
でも,ここまでは,ちょっと説明すれば,誰でも理解できます。
そして,このことを理解して,受験者は,面接の準備をします。
それなのに,ある人は合格し,別の人は不合格になる,その理由を解明する必要があります。
ここで,重要なのは,不合格になる要因の中で,極めて,単純で簡単なものがあるということです。
それは,
テクニックと,レトリックを勘違いしている。
ということです。
多くの指導者も同じことを言っていますが,
面接では,語りのテクニック(小手先の技術)だけでは,合格しません。
むしろ,そんな小手先の技術がギラギラ見えたら,面接官の反感を買うことでしょう。
テクニックと,レトリックは,まったく違います。
ここが重要なのです。
レトリックとは,それがレトリックであると,見破られてしまったら,それで終わりです。
レトリックとは,相手に覚られないように,巧妙に,相手を納得させ,説得するアートのことです。
例えば,優れたドラマや映画,演劇を見ていると,観客は,そのシーンに引き込まれます。
俳優や女優は,台本に書かれていることを,監督の指示に従って,演技として,高度な技を披露しているだけですが,それが,あまりにもその状況にぴったりの自然な演技となっているので,観客は,それが芝居だということを忘れて,そのシーンにのめり込んでしまいます。
観客は,決して,「あっ,いま,俳優が,台本を思い出して,しゃべっている」とは感じません。
そこにいる登場人物が,あたかも,実在の人物のように感じます。
これがレトリックの本質であり,また,レトリックに包含されるパフォーマンスの力のなせる業です。
テクニックを振りかざしても,相手に見透かされるだけです。
レトリックは,決して,相手に気付かれないものを言います。
相手に気付かれたら,レトリックとしての力は完全に失われます。
パフォーマンスもまた,高度に計算され,周到な準備をしますが,パフォーマンスが行われているときは,極めて自然であり,それが,パフォーマンスであるとは,気づかれません。
レトリックは,テクニックではありません。
テクニックは丸見えであり,レトリックは,奥深く,その姿に気付かれることなく,相手を説得し,納得させるアートです。
教員採用試験の面接で,レトリックが成功し,合格を勝ち取るためには,少なくとも,以下の条件がそろっている必要があります。
1.レトリックに気付かれないこと。
2.ルックス(表情)が,面接官の好感を勝ち取れること。
3.面接官に疑念を抱かせるバックグラウンド上の要因がないこと,あるいは,何らかの形で払拭されていること。
4.話し方が自然で,テクニック的な臭いや,人工的な不自然さを感じさせないこと。
5.面接官が好む教師像・人間像にマッチするパフォーマンスであること。
6.自分が望み得る最高の理想の自分(スーパーミー)を自然に演じきれていること。
7.vetting 対策を完璧にやっていること。
8.面接官が必ずしも好まない「自分の悪い癖やこだわり」を見せないこと。
9.ライバル受験者に勝てる何らかの強みを持っていること。
10.以上の項目をすべて満たすような,戦略・脚本・演出のトレーニングを長期間・長時間かけて,徹底的にやっていること。
こうしたことが,教員採用試験の面接で合格を勝ち取るためには,絶対に必要です。
来年の夏の教員採用試験の面接で,来年こそは,今度こそは,合格を勝ち取りたい方は,上記のことについて,河野正夫に相談してください。
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河野正夫