【川上貴裕】面接においては特に、ダブルスタンダードにならないように、説得力のある語り、エビデンスに基づいた語り、矛盾の無い語りを、徹底してくださいね!

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レトリカ教採学院(教採塾)の川上です。

 

 

あるイタリアの研究によれば、自分自身で、内省することによって、共感能力の向上を図ることができるとの、結果がまとめられました。

自分の感情・経験に触れる程に、他人の思考や行動が、より正確に、より豊かに、想像できるようになるそうです。

逆を言えば、共感能力が高い人間は、自分自身のことをよく理解できている、ということですよね。

 

その観点のみから推察すると、

 

「共感的な理解で子供に接し…」

「些細な変化にも気付き…」

「子供の目線に立って…」

「粘り強く指導し…」

「声なき声を拾ってあげることで…」

「子供たちの想いに寄り添って…」

「子供たちの困り感を…」

「子供を思いやって…」

 

このようなことを語る人は、同時に、以下の質問に、完璧に答えられるようになっておかなければいけません。

完璧に、というのは、聞き手が納得・共感できるような、説得力ある内容で答える、ということです。

 

「あなたの強みはなんですか?」

「あなたの長所・短所はなんですか?」

「あなたの最大の課題はなんですか?」

「あなたの個性とはなんですか?」

「あなたの趣味・特技はなんですか?」

「あなたを雇ったら、どんなメリットがありますか?」

「最も困難だった出来事はなんですか?」

 

などです。

 

これらの質問に答えられない場合は、「あなた自身のことも、きちんと理解していないのに、子供の気持ちが分かるのですか。」と、面接官に言われて、チェックメイトとなります。

 

私は、講座でもよく、「語りにエビデンスを!」と言っているのですが、この例もエビデンスの一つですね。

自分自身のことを、まともに語ることができない人、あるいは、まともに理解していない人が、相手の気持ちを推し量ったり、寄り添ったり、共感的に感じたりすることなんて、到底できる訳がありません。

まったく、語りに説得力(エビデンス)がないので、この矛盾は、自ら、「できません!」と、公言しているようなものですよね。

これだけでも、不合格まっしぐらです。

このような状態を、ダブルスタンダードと言いますが、他にも、教育の中には多く、ダブルスタンダードが存在します。

 

例えば、

 

・アクティブラーニングを推進したいと言いながら、自分自身は、暗記中心で教採の勉強をしている。

・個性と多様性が輝く学級を作りたいと言いながら、自分自身は、古い因習に凝り固まっている。

・個性や多様性を尊重と言いながら、ツイッターで自分の考えと異なる意見を見たら、すぐに個人批判をする。同調圧力や付和雷同に与する。

・知識注入型ではない、主体的で、クリエイティブな教育をしたいと言いながら、自分が教採を受験する時は、知識注入型にはまった、昭和型の受験作文を語る。

・子供には、「まずは、自分で調べよう。」と言いながら、自分自身は、すぐに何でも、他の教師に聞く。

・さんざん「教師志望者と繋がりたい。」、「○○先生と繋がれた!」などと喜々として、SNSを満喫している教師が、子供には、あまりSNSを奨めなかったり、SNSでの人間関係の構築を否定的に語る。

・日々の生活で、携帯やネットの素晴らしい恩恵を受けていながら、面接においては、携帯やネットのいじめなど、マイナスの要素ばかり語る。

・ICTの推進を謳いながら、コロナ禍において、「やっぱり、直接会っての授業・講座の方が、勉強している感・参加している感があっていい。」と言う。

・子供には、「いじめは絶対に許されない。」と言うのに、教職員間のいじめが絶えない。

・英語教育の必要性を訴えながら、自分自身は、TOEICや英検など、大した資格をもっていなかったり、持っていても、得点がかなり低かったりする。

・子供たちの笑顔が溢れる教育をしたいと言いながら、語る自分自身は、笑顔や明るさ、爽やかさが全くない。

・働き方改革の推進を謳いながら、コロナ禍において、家庭訪問で宿題を配ることや、子供が使っていない教室の消毒を毎日しないといけないなど、仕事が増えている現状。(ウィルスは3日ほどで消滅するので、子供がいない教室は、そのまま封鎖しておけばいいだけなのに。)

・「人生を切り開いていく力を。」、「未来を見通す力を。」と言いながら、自分自身は、刷新的なものを忌避し、今ある現状や、元からあるもので満足している。仕事においても、不要なものがあるにも関わらず、「昔から続いているものだから。」、というので、削減しようとしない。

 

他にも、教育におけるダブルスタンダードは、数えればキリがありませんが(笑)、面接においては特に、ダブルスタンダードにならないように、説得力のある語り、エビデンスに基づいた語り、矛盾の無い語りを、徹底してくださいね!!

 

ではまた!

 

レトリカ教採学院(教採塾)

川上貴裕

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