【川上貴裕】これらの話し方をする人は、面接官から見ると、賢さや、上品さが見い出せません!
- By: Kyousaijuku
- カテゴリー: パフォーマンス力向上, 合格への戦略, 面接力向上
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レトリカ教採学院(教採塾)の川上です。
先日、@ksjLiveTweet のTwitterにも記載したのですが、
面接において、
・早口で、間がない
・語尾にかけて、声が弱くなる
・です、ますだけ、強調する
・滑舌が芳しくない
・一文が長い
これらの話し方をする人は、面接官から見ると、賢さや、上品さが見い出せません。
その人自体が良い・悪い、ということではありません。
合格を勝ち取るための、戦略としての視点です。
見え方、聞こえ方から、面接官に、好いてもらえるか、そこが、重要なのです。
早口で、間がない:
文章で言うと、読点(「、」)が無いもの、というイメージです。
勢いに任せて語っても、チャラさが出たり、言葉の強弱がないので、棒読み感丸出しなのです。
特に、語尾まで早口の人は、以下のように聞こえます。
↓
【例】
「川上です。」と話すとしても、「川上(d)ぇす。」、「川上でっす!」にしか聞こえません。
尚更、チャラチャラした感じがしますよね。
面接官からすれば、印象として、「この人、頭悪いんだろうな。」と感じてしまいます。
そうなると、その時点で、それ以後、全ての語りに、信用性が無くなります。
信用性が無くなると、面接官は、「いいねそれ!」という感じで、聞くのではなく、「何かアラが出そうだな。追加質問してやろう。」というスタンスで、聞いてしまうのです。
語尾にかけて、声が弱くなる:
語りの後半になるにつれて、自信がないのか、息が持たないのか(笑)、ごにょごにょという感じで、聞き取れなくなる語りをする人がいます。
面接官としては、まだ、続きがあると思って、しばらく聞いていても、受験者は、語り終わった!という状態なので、謎の間ができて、空気やテンポが、悪くなりますよね。
だからといって、毎回の語りに、「以上です。」、「以上です。」というのも、鬱陶しさしかありません。
「以上です。」を、毎回最後に付けるのは、やめましょう。
「です」、「ます」だけ、強調する:
これは、よくブログでも書いているので、ご存知の方は多いと思います。
語尾の「です」、「ます」だけ、強調して語る人がいますよね。
これは、恐らく、本人が意識的に、やっているわけではありません。
しかし、この症状というか、現象は、小学校低学年によく表れるものです。
この点に関しては、本(もと)を正せば、小学校教師の、ステレオタイプな発表指導に責任があります。
「いいです。」、「同じです。」、「さんはい!」、というような指導によって、この、語尾の強調スタイルが、出来上がってしまいます。
それに慣れているからか、大人になっても、ずっと、語尾の強調が、やめられない人がいます。
面接官からすれば、幼稚、未熟、語り下手、おバカ・・・そんな印象しか、感じませんよ。
滑舌が芳しくない:
滑舌は、いくらでも、改善することができます。
研究者たちによる、滑舌トレーニング本も、数多く、発売しています。
まずは、アナウンサーや声優が、毎日やっているような、トレーニングをしてみてください。
滑舌が悪いと、どうしても、聞き手は、そこばかりが気になって、語りの内容が一切入ってきません。
特に、「か」行、「さ」行の滑舌が悪いと、致命的です。
また、「我々、面接官でも、そう感じるのだから、子供達は、もっと、聞き取りづらいだろうな。」と、考えてしまいます。
ピアノができない人が、ピアニストになれないように。
野球が下手な人が、プロ野球選手になれないように。
滑舌が悪い人は、アナウンサーや教師には向きません。
滑舌のトレーニング、今のうちから、ぜひ、やっておきましょう!
一文が長い:
語りの一文が長いと、要点が分からず、その時点で、面接官をイラつかせてしまいます。
面接官は、聞く義務はありませんから、最後まで聞いてくれません。
面接官が、話している途中で、ペンを置いたら、そういうことだと、心得ておきましょう。
イラつきに併せて、「自分の言いたいこと、想いさえも、上手くまとめられないのか。」と、がっかりされます。
思考力・表現力の拙さを、バカにされます。
小学校教師なら、よく分かると思いますが、端的かつ、明瞭に、子供たちに指示を出さなければ、動いてくれませんし、理解してくれません。
何度も、指示の内容を聞き直しに来たり、指示通りに動いてくれなかったりします。
その点も踏まえると、やはり、一文が長く、ダラダラ話す人は、「子供がついてこないな。」、「指示を出すのが、下手だろうな。」と、感じられます。
短文を積み重ねて、コンパクトに語る意識を、常にもっておきましょう!
いかがでしたでしょうか。
どれか一つでも当てはまる人は、改善・向上に努めてくださいね!
今からでも、遅くはありませんから!
ではまた!
川上貴裕