【川上貴裕】追加質問・圧迫質問にも、堂々と、自信をもって、分かりやすく、明るく・元気に・爽やかに!語るべきですね!
- By: Kyousaijuku
- カテゴリー: パフォーマンス力向上, 不合格の理由, 合格への戦略, 面接力向上
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レトリカ教採学院(教採塾)の川上です。
「面接の追加質問って、何を聞かれるか分からないから、ドキドキする。」、と感じる受験者は、多いことと思います。
だからこそ、追加質問が無かった時は、ホッとしたり、「上手く語れた!」と、思ったりします。
ただ、安心するのは、まだ早いんです。
追加質問が無かった場合に、考えられることは、以下の2つです。
1.聞いていて、納得できる語りだったから、何も追加質問が無い場合。
2.そもそもの想いがさっぱり理解できず、何を聞けばいいのかさえも分からない場合。
1の場合は、面接官の好感や共感、好印象を、勝ち取ることができています。
なので、面接官が、聞いている途中でも、頷いてくれたり、思わず笑顔がこぼれたり、雑談になったりします。
2の場合は、深刻ですが・・・
悲しいことに、結構な割合で、このパターンになっている受験者がいます。
追加質問以前の問題で、「結局、何が言いたいの?」、「一言で言うと何?」などの、ただの疑問しか、感じられないのです。
今月(4月期)の教採塾の、面接満点講座は、圧迫面接で、語りを極めています。
もう少し具体的に聞きたいから、追加質問をしたり。
「教師として、この時事・教養は知っていてほしい。」という、副次的な意味を込めて、追加質問をしてみたり。
教師としての知識・教養が備わっているかどうかを確認するために、あえて圧迫で聞いてみたり。
面接官の中にも、愚かな質問をする人がいるので、それを真似して、追加質問をしてみたり。
軸がブレていることを、本人に知ってもらうために(軸を確固たるものにしてもらうために)、あえて圧迫で聞いてみたり。
このように、色々な戦略のもと、受講生の語りを、再構築・強化していっています。
ただ、数人に1人の割合で、そもそもの話が理解できないために、こちらも、何を聞いたらいいのかさえ、分からない場合があります。
純粋に、「そんな話し方で、子供たちが理解できると思う?!教師として、向いていると思う!?」という、違う意味での圧迫質問を、したくはなりますが(笑)
本当に、内容全体が疑問すぎて、追加質問や圧迫質問を、投げかけようがないのです。
面接官も、同様です。
全くもって、何を言っているのか、理解できない場合は、聞きようがないのです。
でも、面接時間は限られているので、仕方なく、次の質問に移っているだけなのです。
語っている本人は、「やった!追加質問がなかった!」と、感じるのかもしれませんが、面接官は、「この人は、子供の前でも、このような語りをするんだろうな。ダメだな!」と、呆れているだけなのです。
そのことに、気付かない人が、毎年、「ちゃんと、語っているのに。追加質問や圧迫質問が無かったのに。なんで不合格なんだろう。」と、悩み続け、そして、落ち続けるのです。
自分の語りを客観視できない、あるいは、言葉の響きの良さだけや、文言の体裁だけを整えようとする、愚かな指導者に師事すると、このようなことになるんですよね。
残念なことです。
さて、最後に。
追加質問されると、「圧迫かな!?」と、怖がったり、ビクビクしたりするかもしれませんが、私としては、メリットが沢山あると思います。
面接官としては、「ある程度、想いは見えているけど、もっと具体的に知りたい!」というので、追加質問を投げかけてくれているわけです。
つまり、
自分の想いを、よりアピールできるチャンスですし、説明し直すことができるチャンスでも、あるわけです。
追加質問で、ビクビクした表情になると、それだけでも、「本当の想いじゃないのかな。」、「なにか怪しいな。」と、別の意味で、面接官に疑われ、尚更、圧迫質問になっていってしまいますよ(笑)
追加質問・圧迫質問にも、堂々と、自信をもって、分かりやすく、明るく・元気に・爽やかに!語るべきですね!
ではまた!
川上貴裕