35歳以上の受験者が,教員採用試験の面接で合格を勝ち取るための鉄則とは?

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レトリカ教採学院(教採塾)の川上です。

 

 

ここ最近、35歳以上の方の、個人レッスンをする機会が続きました。

民間企業に10年以上いらっしゃった方、講師を10年以上されていらっしゃった方、教師→専業主婦→教師に再挑戦という方など、多様なレッスンでした。

教師に置き換えれば、どれも『中堅』、『ベテラン』枠に位置する方々です。

社会に出られて、10年以上ですから、もちろん、頼りがいや、自負は、感じられるのですが、その裏で、ちょっとだけ、気になった共通項がありました。

 

その共通項というのは、『扱いにくい人に感じられる。』、ということです。

 

面接官は、40~60代が殆どです。

20代の受験者なら、その人が難しいことを言っても、「まだロクに経験も積んでいない青二才が、何を偉そうに(笑)」と、面接官は、一蹴できます。

しかし、35歳以上の、中堅・ベテランに位置する人は、面接官と、それだけ年齢的にも、距離感が近くなるわけです。

大げさに言うと、面接官からすれば、

 

20代相手=対子供

35歳以上=対大人

 

という感じです。

 

35歳以上の方が、難しいことを言ってくると、「なんか、子供にも、こんな感じで語るのかな。」、「あれやこれや反論されそう。」、「仕事任せづらいな。」、と思われてしまいます。

 

ここで言う『難しいこと』、というのは、主に、以下の3つです。

 

1、まわりくどい言い回し。

社会に出られて長いので、それまでのご自身の経験や上手くいった自論などが、あることと思います。

しかし、あれやこれや詰め込んで語ることで、

「で、要点は?一言で言うと?社会に出て長いのに、そんなに語りが下手って、どういうこと!」、「そんな語りだから、いつまでも合格できないんじゃないの?」、と感じられます。

経験や知識が豊富であるからこそ、「いやぁ、いろいろ経験してきましたけど、大切な要素は、実は、たった1つだけなんですよ。これです!」というシンプルな語りを構築する方が、よほど好印象です。

 

2、反論する。

これまでの経験や自論、自負などがあるからこそ、面接で、ご自身の語りに対して、否定的なことを言われると、「いや、でも」、「しかし」、「それはそうなんですが」、というように、盾突く人がいます。

社会に出て、経験が長いからこその、譲れない想いがあることとは思いますが、面接官にとっては、「反発ばかりで、協調性が無い/お局的だな。」と、露骨に映ってしまいます。

 

3、答申や通知などの、文言を多用する。

文科省の学習指導要領や通知、中教審の答申などの文言は、読みにくいし、理解し辛いですよね(笑)

自分が読んでいて分からないのに、面接の場になると、その文言を平然と使う人がいます。

まだ、学生や、20代が語るのであれば、面接官も、「どうせ、答申の文言を真似して、言葉に乗せただけでしょう?」と、鼻で笑い、あしらうことができますが、中堅・ベテラン枠の人が語れば、ただの気難しい人にしか、感じられません。

「年齢だけの違いで、そんなことが・・・」と、理不尽を感じるかと思いますが、人が人を選ぶ営みにおいては、そのような心理が働くのは、当然と言えるでしょう。

 

中堅・ベテラン枠に位置する方が、合格を確実なものにするためには、

いかに、親しみやすさ・分かりやすさ・安心感を与えることができるか。

ちょっとした相談や仕事でも、「任せやすそう。」と、感じさせることができるか。

「年も近いし、飲みに連れていきたいな。」と、感じさせることができるか。

これらが、必須となります。

加えて、「年齢もある程度重ねられているのに、時代の流れに乗っているね!」と、感じられるような、刷新的な取り組みや、ICT教育の実践などもあれば、なお良しですね!

 

難しい語りをして、「扱いにくそうだな。」と、感じさせない!

鉄則です!

 

では、また!

 

 

レトリカ教採学院(教採塾)

川上貴裕

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