適材適所って大事ですよね!日本の学校教育も,真の意味で,適材適所で,教員に仕事を任せてほしいものです!
- By: Kyousaijuku
- カテゴリー: 教育論
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レトリカ教採学院(教採塾)の河野正夫です。
適材適所という言葉があります。
言葉で言うのは簡単ですが,適材適所,なかなか,理想的な形では実現できません。
学校現場でも,本来は,授業に集中し,生徒指導に携わり,子供の成長にダイレクトに貢献することに没頭したい教師が,あまり意味のなさそうな,生産性もない事務仕事や,書類づくりの校務を無理やりにやらされています。
適材適所どころか,宝の持ち腐れといった人材の使い方が,あちこちに見られます。
私(河野)が勤務した経験がある,アメリカの公立学校では,教師 (Teacher) の仕事は,教える (teach) することであって,それ以外の仕事は,あまりありません。
教材研究をし,授業をすることが,仕事の90%以上と言ってもいいでしょう。
生徒指導も,授業中以外は,あまりやりません。
生徒指導は,専門のカウンセラーや副校長などが行います。
出席も成績処理も学校の運営,メンテナンスも,すべて,専門の職員が行います。
年に1日,ないし,数日の例外を除いては,生徒が登校しない日は,教師もお休みです。
そもそも,生徒がいないのに,教師だけ,出勤するという概念がありません。
基本,カリキュラムの立案や教材選定,教材研究以外に,教師が,事務仕事をするという概念もありません。
会議も,月1回以上は,行えない仕組みです(微笑)。
だから,生徒が春休みなら,教師も春休み,生徒が夏休みなら,教師も夏休みです。
アメリカの公立学校の教師は,正採用でも,年に,9か月,あるいは,10か月しか働きません。
あとは,契約上,法律上の,休暇期間です。
それでも,日本の教師以上の,年俸はもらっています。
もちろん,年俸等の金額は,各州や各都市の法律と契約によります。
アメリカでは,適材適所を守ろうとしています。
教師は,事務仕事のプロではありません。
教師は,教科指導のプロです。
教師は,生徒指導のプロではありません。
教師は,授業のプロです。
教師は,保護者対応のプロではありません。
教師は,教材研究のプロです。
教師は,学校のメンテナンスのプロではありません。
教師は,子供の学習意欲を向上させるプロです。
日本の学校では,教師は,何でも屋になります。
授業も,教科指導も,生徒指導も,事務仕事も,保護者対応も,学校のメンテナンスも,部活動も,登校時の見守りも,不審者対応も,イベント時の見回りも(笑),なにもかも教師がやります。
教師が最も得意としている分野に特化して,最大限,活躍してもらうというシステムが,まったくありません。
日本の学校のシステムは,残念ながら,極めて,生産性が低いものであり,はっきり言って,「死んでいます」。
失礼な言い方ですが,日本の学校のシステムでは,ろくな学校運営はできません。
それでも,それなりに,学校が機能しているのは,全国の教師の皆さんが,あり得ないほどの残業をし,あり得ないほどの重労働をし,あり得ないほどの労働基準の違反を我慢していらっしゃるからです。
日本以外の先進国なら,ほとんどの学校の校長と,ほとんどの教育委員会の教育長は,逮捕されるでしょう(笑)。
そのくらいの規模で,日本の学校は,教員を搾取することで,かろうじて,機能しています。
そんなことをこの十数年間,日々,感じながら,教員採用試験対策講座を主催してきました。
河野正夫が一番得意とすることは何だろうかと真剣に考えてきました。
やはり,河野の一番得意としているのは,講座や個人レッスンで,教採合格を勝ち取るための戦略と脚本と演出を伝授することです。
あと,数年から十年くらいは,河野のこの能力が衰えることはないでしょう。
ならば,河野は,これから,少なくとも,数年から十年くらいは,講座や個人レッスンで,誰でも,どこでも,いつでも,教員採用試験で合格を勝ち取ることができるような,戦略と脚本と演出を伝授することに特化しようと決意しました。
河野が最も得意とするのは,戦略家,脚本家,演出家として,教採の受験者を合格に導くことです。
確かに,河野は,学者であり,教育者かもしれませんが,教員採用試験という茶番にも近い試験で(なぜ,教採が茶番に近いかは,これまでのブログ等にも書いてきました),確実に合格を勝ち取ることができるように,戦略家,脚本家,演出家として,受験者をサポートしたいと考えています。
教採に合格することだけを目的にするのであれば,かなり短期間で,確実に合格できます。
学歴・職歴・経歴・バックグラウンドに関わりなく,教採合格は勝ち取れますし,これまでも,勝ち取ることに貢献してきました。
それが,受験者の夢であり,当面の目標であるのであれば,河野は,教採合格に貢献する仕事に専念します。
そういうこともあり,2020年4月1日より,
株式会社教採塾では,川上貴裕が,代表執行役社長に就任し,教採塾の運営(Operation)を統括します。
河野正夫は,一般社団法人レトリカ教採学院の代表理事として,実際の講座での指導,個人レッスンでの指導を担当し,戦略家・脚本家・演出家としての仕事に没頭します。
今よりも,はるかに多くの教採合格者が誕生するものと期待しています。
なぜなら,現在は,河野の仕事の半分近くは,教採塾の運営(Operation)に費やされているからです。
もちろん,川上貴裕も,講座でのティームティーチングや,川上による個人レッスン,川上による添削道場などは,これからも続けます。
川上ファンも相当数いらっしゃいますので(微笑),川上から指導を受ける機会も十分に確保します。
教員になる勉強,教員免許を取る勉強は,大学でなさってください。
アリバイ作りだけの勉強は,どこで学んでも同じです。
人生勉強なら,どんな経験でもどうぞ。
教採に合格したいのなら,河野正夫に学んでください。
河野正夫に学べば,優れた教師になれるかどうかは,あなた次第です。(実際には,優れた教師になる人が圧倒的に多いです。)
河野正夫に学べば,一生使える知識と技能が身に付くかどうかは,あなた次第です。(実際には,身に付く人が圧倒的に多いです。)
でも,河野正夫に学べば,楽しく,楽(らく)して,教採に合格するどうかについては,ほとんど全員がそうなります。(実際にも,もちろん,そうです。)
自慢しているのではなく,それが河野の「特技」ならば,それに専念したいと願っているということです。
これからは,川上社長のもと,河野は,優れた講師として,皆さんの教採合格に貢献していきます!
では,また次回!!
河野正夫