【川上貴裕】自己認識・分析を徹底して行い、精緻化し、適切に備えて、教採に臨んでくださいね!
- By: Kyousaijuku
- カテゴリー: パフォーマンス力向上, 合格への戦略, 教育論, 面接力向上
【レトリカ教採学院】ブログDE教採
【レトリカ・ブログ】
レトリカ教採学院(教採塾)の川上です。
適切な準備、あるいは、自己認識・分析が、かなり欠如している状態で、教採に挑む人が、毎年、少なからずいます。
面接において、自分自身の適性、資質、強み、能力などを、どうやって売り込んでいけばいいか分からないまま、本番を迎えてしまう人達です。
そのような人は、主に、次の3つのパターンに当てはまる場合が、多い印象を受けます。
①ためらい
日本人特有の特徴とも言えますが、特に、内向的な人、真面目な人ほど、謙虚さが言動に出てしまいます。
謙虚さ、と言えば、聞こえはいいですが、実質は、ためらい、と言っていいでしょう。
特に、就活を経ずに、教採一本のみで勝負してきた受験者は、自分を「売る」ということに慣れていないため、「これを言っていいのかな。大丈夫かな。調子に乗っているように思われるかな。不安だな。」というので、採用側の顔色を窺い、ためらってしまいます。
もっとも、この、ためらいの一番の原因は、自信が無い、ということに過ぎません。
自分自身に自信が無いから、結果、全くもって、適性や資質、強み、能力を、言葉のみならず、表情にさえも、出すことができません。
ためらいは、適切な準備と、自己演出の練習を積み重ねていくことで、本番では、堂々と自信をもって、臨むことが可能です。
②明確な表現方法
大枠の方向性、言いたいことは、あるのだけども、どうすれば、明確な表現として相手に伝わり、納得してもらったり、共感してもらったりできるだろうか、というものです。
教採塾の講座であれば、「結局、それは何を伝えたいの?」、「一言で言うと、どういうこと?」というような質問が、我々から出ている状況です(笑)
明確な表現方法が分からないままの語りは、恐らく自分自身が、一番納得・満足できていないはずです。
この状態であれば、自己分析を更に掘り下げ、具体的なフレーズをたくさん出し、精緻化していくことから始めていかなければなりません。
③そもそも論
適性、資質、強み、能力そのものの選択が誤っている、履き違えている、理解できていない人がいます。
「自分は、これが推せる!」と、自信をもっていても、採用側からすれば、全くもって役立たないもの、重要ではないもの、誰もが主張できる平凡なもの、その人からは見て取れないものを、選択している場合があります。
『役立たないもの、重要ではないもの。』
↓
採用に値しない。
他の業種でどうぞ。
『誰もが主張できる平凡なもの。』
↓
他のライバル受験者に到底勝てない。
大勢の受験者に埋もれて忘れ去られてしまう。
『見て取れない(感じられない)もの。』
↓
信用に足らない。
自己認識もままならない人に、生徒指導は無理。
と感じられる状態を、作ってしまっています。
①、②は、100歩譲って、まだ良しとしても、③は本当に、致命的です。
「その状態が、自らの、合格の可能性を阻害している。」
ということに、早い段階で、気付か(せ)なければなりません。
意外と、自分の適性、資質、強み、能力、長所・短所に至るまで、言葉にすることは難しいですよね。
普段、なかなか考える機会が、日本人は本当に少ない、ということも、あるとは思います。
私は、バーで独り飲んでいると、なぜか、よく外国人に話しかけられるのですが(笑)、本当に、外国人と話していると、彼らの自己認識・分析の徹底、精緻化に、つくづく驚かされます。
①、②に当てはまった人も、当てはまりそうな人も、(③の場合は、当てはまっているかどうかも、恐らく気付いていないでしょうが・・・)、自己認識・分析を徹底して行い、精緻化し、適切に備えて、教採に臨んでくださいね!
これらができていれば、今年の教採の結果は、明るいですよ!
では、また日曜日に。
川上貴裕