レトリックのパワーで,面接官の心を動かし,教員採用試験の面接で合格を勝ち取りましょう!

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【レトリカ・ブログ】

 

レトリカ教採学院(教採塾)の河野正夫です。

昨日・一昨日と,私の想いを綴らせていただきました。

2020年1月10日付で,一般社団法人レトリカ教採学院を設立し,想いを新たにしながらも,初心を忘れず,教員採用試験を受験する方々へのサポートを通じて,教育に貢献していく決意です。

 

さて,新しい法人名には,「レトリカ」という言葉が入っています。

「レトリカ」(Rhetorica)とは,ラテン語で,レトリックという意味です。

レトリックとは,メッセージ(言葉や表情や態度)で,相手の心を動かし,自分の望む方向に,相手に行動してもらうということです。

つまりは,レトリックの本質は,説得の技術,説得のサイエンスです。

 

 

教員採用試験の面接や模擬授業・場面指導,集団討論などなどにおいても,同じことが言えます。

教員採用試験の受験者は,面接官・採点者に対して,面接や模擬授業などで,自分の語りを通じて,自分が教師として,そして,人間として,能力と適性があり,魅力的であると感じてもらおうとします。

言い換えるならば,教員採用試験の受験者は,面接等の語りで,面接官を説得し,自分を合格させてもらおうとするわけです。

 

面接と筆記試験は,決定的に違います。

筆記試験には,一定の正解がありますが,面接には,いわゆる正解はありません。

筆記試験は,習得すべき事項の記憶や理解や活用を試しますが,面接は,その人を好印象をもって評価すべきかどうかを試します。

筆記試験は客観的な要素が強いですが,面接は主観的な要素が強くなってきます。

この場合,主観的な要素とは,人間的な要素と言い換えてもいいかもしれません。

人間的な要素とは,人が人を人として,気に入るかということになります。

 

世の中には,科学的な事実と,人間的な感じ方があります。

数学や物理などのサイエンスは,典型的に,科学的な事実を扱います。

その他の多くの学問も,土台としては,科学的な事実に立脚しています。

人が人を評価するときでも,例えば,医学というサイエンスに立脚すれば,血圧,脈拍,血糖値など,科学的な事実で,その人の症状を診断するでしょう。

しかし,人が人を評価するときでも,例えば,面接などであれば,科学的な事実ではなく,自分が気に入るか,共感するか,好感が持てるかで,評価が決まってきます。

 

人が人を評価するとき,いくら,公正かつ公平に評価しようとしても,人としての主観が作用します。

例えば,裁判で,真摯な態度で無罪を訴えている人と,横柄な態度で無罪を訴えている人では,圧倒的に前者の方が,無罪を勝ち取る可能性が高くなります。

選挙の投票でも,真面目で清廉潔白に見える人の方が,傲慢で私利私欲に走りそうに見える人よりも,当選する可能性が高くなります。

実際に有罪か無罪か,実際に政治の能力があるか,実際に公共の精神があるかどうかという見えない事実よりも,そう見えるか,そう感じさせるような言葉,表情,雰囲気をしているかで,人の評価は決まってしまいます。

 

レトリックを,もう一つの言い方で,言い表すと,人に信じてもらえる語り方と呼ぶことができるかもしれません。

人は,事実や真実だけを信じるのではありません。

人は,語る人を信じます。

語る人が,信じるに値しない人であれば,人は,その人の言葉を聞きませんし,たとえ,耳に入っても,心には響きません。

語る人が,信じるに値する人で,語られ方に好印象を持てば,その言葉は,聞き手の耳にすっと入り,心に響き,その人を,その言葉の方向に動かします。

 

レトリックは,人の心に響き,人を動かします。

レトリックの力は,人を,メッセージが指し示す方向に動かすことです。

 

教員採用試験で言えば,受験者が語る言葉で,面接官の心を動かし,その受験者を合格させるという方向に,面接官を動かすことこそが,面接でのレトリックです。

レトリックは,言葉の綾(あや)でも,言葉を飾ることでも,言葉でカッコつけることでもありません。

レトリックは,語りの心と,聞き手の心をつなぐための,強力な語りのアートです。

 

人は,事実のみでは,動きません。

人は,言葉のみでは,動きません。

人は,想いで動きます。

人は,語り手の想いに感じて動きます。

 

レトリックが伝えるのは,言葉そのものではなく,想いです。

語り手の想いと,聞き手の想いが連鎖するとき,レトリックは,強力なパワーを発揮します。

 

教員採用試験の面接などにおいても,面接官・採点者の心が動き,受験者を合格させようとするのは,受験者の想いが,面接官・採点者の想いに連鎖するときです。

想いの連鎖が,好感を生み,共感を生み,好印象を生みます。

そして,それが,受験者の資質や適性や魅力への高評価になります。

 

レトリックは,言葉のゲームではありません。

レトリックは,想いのクリエーションです。

 

事実のままに,言葉をぶつけることをやめ,想いを創り上げて,それを想いが感じられるように相手に伝えることこそが,レトリックの本質です。

 

これから,河野正夫のブログでは,「レトリカ教採学院」の名前にふさわしく,教員採用試験におけるレトリックについて,書いていきます。

 

河野正夫のこのブログを,これから,読み続けてくださることで,読者の皆さんが,レトリックのパワーを理解し,楽しく,楽(らく)して,戦略的に,教採採用試験の合格が勝ち取れるようになるような内容にしていきます。

また,既に,教員採用試験に合格している方,既に,ベテランの教師をなさっている方にも,レトリックのパワーを理解し,楽しく,楽(らく)して,戦略的に,コミュニケーションができるような内容にしていきます。

 

これからのブログ記事にご期待ください。

 

 

では,また明日!!

 

 

レトリカ教採学院(教採塾)

河野正夫

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