【川上貴裕】全国の養護教諭志望の皆さんに捧げるブログの第1弾です!

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教採塾の川上です。

 

 

教採塾の定休日変更(月・水 → 月・火)に伴い、今週から、私のブログの更新が、毎週、日曜日と木曜日となりました。

 

あらためて、よろしくお願いいたします。

 

さて、本日は!

 

教採塾のブログをご覧いただいている、全国の養護教諭の皆さんに、捧げるブログ、第1弾です!

 

全国軒並み、教員志望者の割合は、低下の一途を辿っています。

しかし、養護教諭の倍率は、さほど変わらない、あるいは、上がっている自治体もあり、相変わらずの激戦区となっています。

また、場面指導の特殊性もあることに加え、どんな語りでも、最終的には殆どが、『健康』や『安全』に偏ってしまうなど、誰もが言える、インフレしやすい状況であり、語りの幅にも、限界が出てきます。

そんな折、先日、講座後に、養護教諭の方と、ゆっくりお話をする機会がありました。

お話をしていく中で、「何か、もっと、養護教諭志望の皆さんの不安や方向性を、打開できるものは無いかな。お手伝いできるものはないかな。」と考えていました。

 

「そういえば、河野は、Twitterで、体育教師のための発信をしているよなぁ。」ということもあって、「じゃあ、私(川上)は、保健分野に力を入れていこうかな(笑)」、というので、保健は保健でも、養護教諭の、保健分野・領域について、新たな取り組みを始めてみよう!と、決意した次第です。

私自身、毎年、30名ほどの、養護教諭志望の方の、個人レッスンや、志望動機文の添削をおこなっています。

特に、場面指導や添削は、定評をいただいておりますので、今後は、ブログでも、養護教諭志望者のための、定期的かつ、有益な情報を発信していきます。

 

まずは、第1弾!ということで、昨年出題された、【場面指導50題】と、【考案したサンプル回答】を、今日は、一題、ご紹介していきますね!

また、2題、チャレンジ課題もありますので、挑戦してみてください!

 

養護教諭志望の皆様の、お役に立てることができれば幸甚です!

 

過去に出題された場面指導一覧 50題:

 

1.3月3日は「耳の日」です。耳の健康管理について指導してください。

2.9月9日は「救急の日」です。児童生徒が自分でできる応急手当について指導してください。

3.宿泊行事が近づいてきました。明日から家庭で事前の健康チェックが始まります。主体的に健康チェックができるように指導してください。

4.就寝前に、スマートフォンなどの電子機器を使用して夜更かしし、体調を崩して保健室に来室する児童生徒が増えてきました。このことについて指導してください。

5.冬(夏)休みが近づいてきました。冬(夏)休みを健康・安全に過ごすことができるように指導してください。

6.校内で、感染性胃腸炎での欠席者が増えてきました。予防等について指導してください。

7.保護者会で、学校で排便を我慢している児童生徒のことが話題になりました。児童生徒がトイレに行きやすくなるように指導してください。

8.基本的生活習慣として大切な「早寝早起き朝ごはん」について指導してください。

9.来週、校外学習があります。児童生徒が健康で安全に学習できるように事前指導してください。

10.健康診断が終了し、児童生徒に記録用紙を渡します。自分の健康に関心をもつことができるように指導してください。

11.水泳学習が始まります。児童生徒が健康で安全に取組めるように事前指導してください。

12.他人への感染を防ぐ、咳エチケットについて指導してください。

13.10月10日は「目の愛護デー」です。目の健康について指導してください。

14.最近、友人関係で悩む児童生徒の保健室への来室が増えています。このことについて指導してください。

15.インフルエンザやかぜの症状での欠席者が増えてきました。このことについて指導してください。

16.自分の体のことを知り、自分で守ることが大切です。保健室来室の際、体の状況等を伝えられるように指導してください。

17.運動会・体育祭の練習が始まります。児童生徒が健康で安全に取組めるように指導してください。

18.年度末になりました。児童生徒が 1年を振りかえり、より健康に生活しようとする意識が高まるように指導してください。

19.まもなく健康診断が始まります。児童生徒が健康診断の意義を理解できるように事前指導してください。

20.感染症による欠席者や体調不良を訴える児童生徒が増えてきました。予防のため手洗い・うがいの指導をしてください。

21.保護者会で児童生徒の偏食が話題になりました。自分の食生活を振りかえり、栄養バランスよく食べることの大切さについて指導してください。

22.最近暑くなってきました。児童生徒に熱中症予防について指導してください。

23.校内でつめが長く伸びている児童生徒を多くみかけます。けがや不衛生につながる可能性が考えられるため、指導してください。

24.学習中の姿勢が気になる児童生徒が増えています。このことについて指導してください。

25.最近、精神的な要因で体調不良を訴え、保健室に来室する児童生徒が増えてきました。このことを受けて、心の健康について指導してください。

26.「歯の衛生週間」を機会に、歯(口腔)の健康について指導してください。

27.夏休み明けに、生活リズムの乱れが原因で体調を崩し、保健室に来る児童生徒が多く見られます。このことについて、指導してください。

28.もうすぐ水泳学習が始まります。健康な状態でないとプールに入れませんが、児童生徒が自分の健康に意識を持ち維持増進に意欲を持つように、指導をしてください。

29.校内でかぜ症状での欠席者が増えてきました。児童生徒がかぜ予防の意識を高め行動するように、指導してください。

30.尿検査の提出率が下がっています。児童生徒が主体的に検査を受けることができるよう、指導してください。

31.6月に入り、校内での不注意やふざけ合いなどによるけがが増えました。安全に学校生活を送れるように指導してください。

32.掃除の時間に、「掃除をやらない人がいる。自分たちだけ頑張っている。真面目にやってる自分がバカみたい」という声が聞こえてきました。どう指導しますか。

33.児童生徒の健康を守るため、未成年者の飲酒防止について指導をしてください。

34.児童生徒に、歯科検診の結果をあまり気にしていない様子が見られます。児童生徒が歯の健康を真剣に考えるように、指導してください。

35.スナック菓子を間食にしている児童生徒が多く見られます。好ましい間食のとり方、選び方について、指導してください。

36.夏休み中、とあるクラスの子供が大事故に遭った。子供達に話をしてください。

37.最近、鼻出血のときに自分でできる応急手当を知らない児童生徒が増えています。自分でできる応急手当の指導をしてくだい。

38.最近、ストレスから体調を崩す児童生徒が増えてきました。ストレスへの対処のしかたを、指導してください。

39.保護者会で、学校でトイレに行くのを我慢している児童生徒のことが話題になりました。児童生徒がトイレに行きやすくなるよう、指導してください。

40.学級に、食物アレルギーの児童生徒がいます。同級生が食物アレルギーを正しく理解し、偏見をもったり差別をしたりしないよう、指導してください。

41.最近、睡眠不足で体調不良になり保健室に来る児童生徒が増えてきました。睡眠の大切さについて、指導してください。

42.保健室の利用の仕方が悪くなってきました。改めて、保健室の役目や正しい利用の仕方を、指導してください。

43.内科検診の前に、児童生徒がきちんと検診を受けることができるように、指導してください。

44.薬物乱用の低年齢化が社会問題になっています。薬物乱用防止(アルコール・タバコ等)について、指導してください。

45.ダイエットを気にして必要以上に食事を減らす児童生徒が増えています。食事と健康について、指導してください。

46.新年度が始まり、健康診断の時期になりました。健康管理の維持や健康診断の大切さについて指導してください。

47.5月31日の世界禁煙デー(5月31日~6月6日は禁煙週間)の機会に、未成年の喫煙をなくすために、「たばこの害」について指導してください。

48.校内で感染性胃腸炎での欠席が増えてきました。予防等について指導してください。

49.保護者会で、偏食をしたり規則正しく食事をしない子どもが増えてきていることが話題になりました。このことについて指導してください。

50.最近、咳や鼻水などの風邪の症状が出ている子どもが増えてきました。子どもたちに風邪の予防について指導してください。

 

サンプル課題1題とサンプル回答:

32.掃除の時間に、「掃除をやらない人がいる。自分たちだけ頑張っている。真面目にやってる自分がバカみたい」という声が聞こえてきました。どう指導しますか。

 

多くの方は、掃除というテーマになると、「みんなもやってるから、ちゃんとしなきゃ!」という方向性で語ります。

確かに、そうなのですが、子供の心には響きません。

かつ、基準は子供相手ですが、面接の場で話しますので、納得させる相手、「おお!そういう指導いいね!」という共感や好印象を勝ち取るべき相手は、面接官です。

 

さらに言えば、この場面指導は、養護教諭のための出題です。

養護教諭と、通常の学級担任・教科担任の教諭が、まったく違うとは言いませんが、養護教諭は、養護教諭らしい視点で指導することが必要です。

養護教諭が、学級担任や教科担任とまったく同じように指導したのでは、養護教諭ならではの指導とはなりません。

 

だとすれば、どのような方向性で語ればよいか。

 

養護教諭の最大の魅力は、常に、カウンセリングマインドを持って、子供に接するということです!

 

掃除をやらない生徒の気持ち、そして、掃除を自分たちだけがやっているからバカみたいと怒っている生徒の気持ち、両方を理解し、その心に共感的に接してあげることです。

 

この場面を、もう一度、振り返ってみましょう。

掃除の時間に、「掃除をやらない人がいる。自分たちだけ頑張っている。真面目にやってる自分がバカみたい」という声が聞こえてきました。

 

掃除をやらない子供の気持ちは、どのようなものでしょうか?

そして、自分たちだけが頑張っていると思い、真面目にやっている自分がバカみたいと感じている子供の気持ちは、どのようなものでしょうか?

 

養護教諭は、まずは、子供の心を理解し、それこそ、いま流行りの言葉をあえて使うのであれば、子供の心に「寄り添う」必要があります。

子供の心を理解し、子供に「寄り添う」という部分があることで、養護教諭ならではの指導となり、学級担任・教科担任の先生と、ちょっとだけ違う、養護教諭のオンリーワンの指導となります。

 

【回答例A】

なるほど。それは、いい気持ちがしないですね。掃除をやらない人がいて、ここにいるみんなだけが、掃除を真面目にやっているから、自分たちだけがやっているということで、バカみたいだと感じているということなんですね。

ちょっと不公平な感じがして、嫌ですよね。
先生も、その気持ち、よくわかりますよ。

みんなで、公平に、気持ちよく、掃除ができるようになるといいですよね。
じゃあ、先生が、ちょっとだけ、ヒントになりそうなことを話しますね。

まず、掃除をしない人について。

掃除をしない人は、どうして、掃除をしないんでしょうね。
やりたくない理由は、何なのでしょうね。
掃除をしないというのは、ルール違反だけど、掃除をしない人の気持ちになってみると、もしかすると、掃除の仕方がわからないから、掃除から逃げているのかもしれませんよね。

あるいは、掃除のコツや、道具の使い方がわからないから、なんだか、そうじは手や服が汚れるとか、そういう悪い印象を持っているのかもしれませんね。

皆さんも知っているように、掃除は、上手にやれば、嫌なことでないですし、手や服もそんなに汚れません。むしろ、上手にする方が、掃除をする人にとっても、衛生的でいいですよね。

掃除を嫌がっている人がいたら、掃除の仕方や、掃除のコツ、道具の使い方などを教えてあげてください。

そうすれば、案外、すぐに、みんなで一緒に掃除ができるようになりますよ。

それから、今も、掃除を真面目にしている、皆さんについて。

皆さんは、掃除をしない人がいても、真面目に掃除をやっているんですよね。
とても素敵なことです。

先生は、皆さんが真面目に掃除をしているのを、毎日、ちゃんと見ていて、皆さんの頑張りは、よく知っていますよ。

ただ、今は、掃除をしない人がいるから、ちょっと気分が良くないなということなんですよね。

みんなが気分良く、掃除するためにも、みんなで、掃除ができるようになるといいですよね。

まずは、明日は、みんなで、掃除の場所に来て、最初は、掃除の仕方とか、道具の使い方とか、ちょっとした掃除のコツを、みんなで、簡単に話し合いましょう。

その上で、うまく、掃除を分担して、綺麗に、気持ちよく、みんなで掃除をしましょう。

明日は、先生も、この掃除の場所に来ますから、先生も一緒に掃除しますね!

では、明日から、みんなで、気持ちよく、掃除をしましょう。

<終わり>

 

養護教諭の指導の根幹には、カウンセリングマインドがあります。

単に説教をする、正しいことをやらせる、悪いことを反省させるだけでは、ダメです。

子供がなぜそうするのか、なぜそうしないのか、なぜそう感じるのかを理解しながら、共感的理解と受容的態度をもって指導する必要があります。

共感的理解と受容的態度は、カウンセリングマインドの根幹です。

 

それでは、こうした、養護教諭ならではの場面指導の仕方を念頭に置いて、次の課題にチャレンジしてみてください。

回答例は、木曜日に、ご紹介しますね!

 

31.6月に入り、校内での不注意やふざけ合いなどによるけがが増えました。安全に学校生活を送れるように指導してください。

 

36.夏休み中、とあるクラスの子供が大事故に遭った。子供たちに話をしてください。

 

さあ、この2問の場面指導の課題、どのように指導するのがいいのでしょうか?

養護教諭らしい指導、カウンセリングマインドを感じることができる指導とは、どのようなものでしょうか?

 

学校には、学級担任、教科担任、管理職、そして、養護教諭と多様な職種があります。

特に、養護教諭は、多くの場合、「一人職」であり、全生徒の健康と安全について、配慮する職責を負っています。

また、養護教諭は、すべての生徒一人一人の良き相談相手でもあり、「カウンセラー」でもあるという職責も担っています。

 

養護教諭ならではの、場面指導の答え方、皆さんも、是非、考えてみてくださいね!

 

 

では、また木曜日に!

 

 

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川上貴裕

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