河野正夫の悲痛な悩み。【トータル・コーディネート】と【トータル・コミットメント】の狭間で。

教育論

【レトリカ教採学院】ブログDE教採

 

皆さん,こんにちは!

河野正夫です!(微笑)

 

本来は,今日は,【教員採用試験に合格するための多様な戦略】の第9回目で,「集団討論での高得点の取り方」を執筆する予定だったのですが,もう少し,「集団討論」について考えてみたいことがありますので,もう1日,時間をください。

というのは,「集団討論」は,個人面接や,集団面接と比べても,採点者側が,何を見ているのかということが,なかなか受験者側にはわからず,準備や対策がしにくいものです。

その辺りの真実を明らかにする予定なのですが,かなり衝撃的な真実になりそうなので,もう少し,慎重に考察を深めてみますね。

 

さて,今日は,河野正夫が,これまで,ずっと悩んできたことを,打ち明けたいと思います。

 

 

河野が悩んできたこととは,以下の二つの関係についてです。

 

【トータル・コーディネート】

【トータル・コミットメント】

 

「トータル・コーディネート」とは,教員採用試験の面接等の人物評価を受験する際に,一人一人の受験者の経歴・学歴・職歴・バックグラウンドを土台にして,ライフストーリーを創り上げ,その上で,合格戦略・面接戦略を立案して,レトリック(言葉での表現),パフォーマンス(見え方・聞こえ方,ルックス,雰囲気での表現)を磨き上げ,戦略の脚本化・演出化を行うというものです。

 

「トータル・コミットメント」とは,もっと広く深く,一人一人の受験者が,教員採用試験に合格するために,筆記試験,人物試験,その他の試験について,徹底して,学習戦略や合格戦略を立案し,学習方法,演習方法を考案し,徹底した指導を日々,継続するというものです。トータル・コミットメントは,教員採用試験の「人間ドック」のような形で,受験者を完全に取材し,分析し,その受験者が,教員採用試験での合格を勝ち取るために,無制限の戦略立案とサポートをするものです。

 

トータル・コーディネートは,個人別の定期モニタリングやコンサルティングを活用すれば,レギュラー集団講座でも可能です。

また,当然ながら,個人レッスンを併用すれば,さらに効果的であり,効率的でもあります。

トータル・コーディネートは,指導者側が優秀であり,有能であれば,通常の講座やレッスンで,高い合格率をはじき出すことができます。

例えば,仮に,競争倍率が5倍前後くらいの教員採用試験があったとすれば,トータル・コーディネートでサポートすれば,90%~95%の合格率は確保できるでしょう。

(もちろん,2倍以下の小学校志望などであれば,限りなく,99%に近づけることも可能でしょう。なぜ,100%ではなく,99%としたのかは,後で説明します。)

 

トータル・コミットメントは,「コミットメント」,つまり,その人に徹底的に関与するということなので,質的にも,そして,量的にも,時間的にも,無制限のサポートになります。

テレビドラマなどで,大きな弁護士事務所の数人の弁護士たち,そして,調査員やパラリーガルなどが,全員で,一人の被告人のために,全力を尽くして,最終的に無罪を勝ち取るようなイメージです。

教員採用試験で言えば,指導時間の制限など,一切なしに,その人が合格するに十分な戦略的な指導を,いくらでも行い続けるというものです。

時には,百数十時間を超える個別の指導時間となります。

私の過去の経験では,トータル・コミットメントを行った場合は,合格率は,100%です。

確実に,100%です。

先程の「トータル・コーディネート」のところで,5倍程度の競争倍率なら,90%~95%の合格がほぼ確実で,2倍未満の低倍率なら,99%に近づくと言いました。

なぜ,100%でなく,99%に近づくかと言うと,どんなに低倍率でも,必ず不合格になるタイプの人がいるからです。

倍率が高かろうが,極めて低かろうが,絶対に合格しそうにない人がいるのは,事実です。

もちろん,受験の資格条件や,合格の資格条件がないという場合は,何をしても無理なのですが,そうではなく,受験や合格の資格条件はあるけれど,まず,絶対に合格しそうにないという人も存在します。

そういう人の場合は,トータル・コーディネートでは,合格に導くことは,極めて困難です。

 

しかし,「トータル・コミットメント」で指導すれば,あり得ない程の重大問題が存在しないない限り,100%合格に導くことができます。

ちょうど,テレビの裁判ドラマで,絶対に有罪になりそうな被告人を,優秀な弁護士が全力で,調査・弁護して,無罪にするというイメージです。

 

ただ,「トータル・コミットメント」をするには,無制限の時間と,無制限の指導が必要です。

河野正夫は,これまで,「トータル・コミットメント」の限界を探るために,一定の数の教採受験者に対して,「トータル・コミットメント」を実際に,実験的に,行ってみました。

確実に,100%,合格に導くことができることが判明しました。

 

でも,通常の講座やレッスンでは,「トータル・コーディネート」は可能ですが,「トータル・コミットメント」は不可能です。

「トータル・コミットメント」は,時間とお金という,2つの理由で不可能なのです。

 

1つは,時間です。

「トータル・コミットメント」は,莫大な時間を必要とします。

実際の指導だけで,数か月程度で,百数十時間以上が必要な場合もあります。

一人や二人なら,その時間を取れるかもしれませんが,何十人,何百人となると,河野正夫は一人なので,数学的・物理的に不可能です。

 

もう1つは,お金です。

たとえ,人数を絞っても,例えば,百数十時間以上の個人レッスンの受講料は,200万円以上となります。

そんなお金を受講料として,請求するわけにもいかず,受講生さんも払えるわけもないでしょう。

 

ですから,「トータル・コミットメント」は,常に,実験・検証ベースで行ってきました。

実験・検証ですから,当然,受講料は請求しません。無料です。

河野正夫の,指導のための実証実験として,やってきました。

 

もちろん,人によっては,百数十時間ではなく,数十時間,あるいは,それ以下で,上手くいく場合もあります。

でも,それは,結果論であって,「トータル・コミットメント」は,いったん,やり始めたら,満足のいく結果が確実に予想されるようになるまで,つまり,絶対合格が見えてくるまで,無制限に行います。

運が良ければ(微笑),数十時間以下で行えますし,運が悪ければ(笑),百数十時間以上かかることもあります。

 

本当は,「トータル・コミットメント」が合格率100%ですから,理想なのですが,現実的には実施が不可能なので,「通常は,「トータル・コーディネート」で,合格率90%~95%を狙うという現実的な選択肢を取ることになります。

 

とは言うものの,指導する側は,「トータル・コミットメント」にすれば,合格できるのに!という忸怩たる思いにかられることはあります。

自分が時間やお金にこだわらなければ,合格に導けるのにという思いです。

 

正確に言えば,時間やお金にこだわっているわけではないのですが,「トータル・コミットメント」は,一時に,せいぜい,一人か二人にしかできません。

その一人や二人を選ぶのも,また,様々な思いに駆られることになりますから,純然と,「実証実験」と割り切って行う以外は,一切しないと心に決めています。

 

教採塾の講座やレッスンでは,11月から,「トータル・コーディネート」は徹底的に行っていきます。

ですから,5倍程度の競争倍率でも,90%~95%くらいの合格は予想できます。

これでも,かなりの成果とは言えます。

 

河野正夫は,「トータル・コミットメント」を実施する能力は持っています。

そして,「トータル・コミットメント」の能力は,可能な限り,「トータル・コーディネート」でも,活用します。

ただ,「トータル・コーディネート」が,確実に100%成功するのは,無制限の質と量,簡単に言えば,無制限の指導時間が確保されたときです。

 

今日のこのブログ記事で,「トータル・コーディネート」と「トータル・コミットメント」について書いたので,過去10年間くらい,ほぼ毎年,行ってきた「実証実験」としての「トータル・コミットメント」は,今後は行いません。

 

その代わり,可能な限り,「トータル・コミットメント」で得た知見と能力を,レギュラー集団講座や,通常の個人レッスンでの「トータル・コーディネート」に活かしていくことをお約束します。

 

世の中は,なかなか,上手くいかないものです(微笑)。

 

 

では,また明日!!

 

 

教採塾

河野正夫

 

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