【必読】教員採用試験の専門教養での高得点の取り方!

不合格の理由

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「教員採用試験に合格するための多様な戦略」・第7回

<専門教養での高得点の取り方>

 

皆さん,専門教養での高得点の取り方で,悩まれている方が多いようです。

専門教養は,「小学校全科」を学ぶ方と,中学校・高校の各専門教科を学ぶ方との2つに分けて考えてみることがよさそうです。

(ここでは,養護教諭や栄養教諭の方は,中学校・高校の各専門教科に準じて扱いますね。)

 

まず,大前提からお話します。

「小学校全科」にしても,「中高の各専門教科」にしても,教員採用試験専用としては,あまりすぐれた参考書等は,ありません。

過去問集は,過去問を集めて,正解や解説を載せたものですから,ある程度,使い勝手がよいものはあります。

でも,しっかりと解説し,専門教科内容を短期間で,まとめて習得できるような教員採用試験専用の参考書は,ほとんどありません。

教員採用試験専用としては,若干の参考書は出版されているものの,一長一短があり,それらを入手して,取り組んでも,すぐに専門教科で高得点が採れるかどうかは,極めて疑問です。

 

「小学校全科」の場合は,10教科以上の科目を勉強することになりますから,広く,浅く,学ぶことが大原則であり,また,自治体によって,出題される教科や,出題の範囲が違うので,自治体の出題傾向に合わせて,学習していく必要があります。

 

「中高の各専門教科」の場合は,特定の専門教科となりますので,かなり,深い理解と知識,そして,問題への素早い回答能力が必要となります。

「中高の各専門教科」を学習する場合は,教員採用試験専用の参考書や問題集だけではなく,大学入試(時には,高校入試)のための参考書や問題集を活用することも,非常に効果があります。

 

「小学校全科」の場合も,「中高の各専門教科」の場合も,新学習指導要領の該当教科の「学習指導要領解説」を読み込んでおくことは,必須です。

この点に関する,教員採用試験専用の良質な参考書は,特に,「中高の各専門教科」の場合は,ほとんど,出版されていないのが実情です。

 

また,専門教科の場合は,もう一つ,重要な問題が存在します。

それは,それぞれの受験者によって,現状の学力レベル,知識教養レベルが,著しく異なるということです。

 

例えば,中高の英語教師志望者で言えば,TOEICのスコアを例にすると,400点台くらいの人から,950点以上の人までいます。

400点台の人と,950点以上の人が,同じ参考書や問題集で学習しても,全く意味はありません。

 

中高の理科や社会科の教師志望でも,その基礎学力や知識教養の差は,受験者間で,圧倒的に違います。

本来であれば,専門の教科の教師志望者は,大学等で,専門教科の教養を,完全に付けておくのが望ましいわけですが,現状は,それとは程遠いものとなっています。

教員採用試験の専門教養の筆記試験のために,かなり基礎のレベルから,学び直す必要があるというのが現状となっています。

 

さて,このような状況で,専門教養の力は,どのようにして,付けていけばいいのでしょうか?

 

正解は,一つだけです。

 

個別の学習戦略・学習方法の立案と,個別のモニタリングの実施です。

 

専門教養を,集団講座で提供している大手予備校さんもあるようですが,はっきり言って,気休めにしかなりません。

先程も述べたように,専門教養の学力レベル,知識・教養レベルは,受験者間で,千差万別です。

英語で言うと,前述のように,TOEICのスコアで,400点台から,950点以上の人まで,多様な受験者がいます。

そんな多様な人を,一つの教室に何十人も集めて,講義や演習をしても,何にもなりません。

予備校側の金儲け以外の何の効果もありません。

 

英語以外でも,例えば,理科や社会科であれば,それぞれ,物理・化学・生物・地学,日本地理・世界地理・日本史・世界史・政治・経済・倫理などなど,分野は多様です。

それぞれの受験者が,得意な分野と不得意な分野があります。

ある分野は,大学院レベルまで到達しているが,ある分野は,高校レベルもあやしいとうことはあるでしょう。そして,その分野は,受験者ごとに違います。

そんな多様な人を,これまた,一つの教室に何十人も集めて,講義や演習をしても,効果はありません。

ちょっとしたフェイクな安心感を与えるくらいのアリバイづくりとしか言えません。

 

だからこそ,専門教科で高得点を取るためには,

 

個別の学習戦略・学習方法の立案と,個別のモニタリングの実施

 

が絶対的に必要です。

 

受験者のレベルに合わせた,一人一人のための個別の学習戦略と学習方法を立案し,それに従って,適切な書籍(参考書・問題集)を,教員採用試験専用のものだけではなく,大学入試,高校入試,中学入試などなどの幅広い領域の書籍群から選び出し,それらの本を使って学習するのを,定期的にモニタリングすることが必要です。

もっと言えば,受験者一人一人と,大型書店に行って,一緒に様々な本を手に取って,その受験者に最適な本を選び出すということから始める必要があります。

 

河野正夫・川上貴裕は,これまでにも,個人レッスンの一環として,受験者と大型書店に行って,時間をかけて,その人に最適な書籍を選んで,学習戦略・学習方法を立案してきました。

そして,適切なモニタリングを実施することによって,専門教養で高得点を勝ち取ることを可能にしてきました。

 

専門教養の学習は,教員採用試験のための学習で言えば,集団講座では不可能です。

受験者の間でのレベルが違い過ぎるということと,受験者それぞれの得意・不得意の分野がまちまちだからです。

 

ただ,教員採用試験の専門教養の筆記試験は,極めて難関というわけではありませんので,その受験者一人一人に最適な学習戦略と学習方法があれば,満点,あるいは,満点に近い高得点を勝ち取ることは,十分に可能です。

 

専門教養は,ほとんどの場合,膨大な学習範囲と,その専門教科に対応する学習指導要領(解説)の読み込みも必要なので,早目に,学習に着手する必要があります。

今から,学習をスタートして,来年の7月・8月には,ちょうど間に合うくらいです。

 

最後に,もう一度だけ,強調しておきますと,教員採用試験で合格するための,専門教養の学び方は,受験者の学力レベル,知識教養レベル,得意・不得意の分野の分散によって,受験者,お一人お一人で違います。

 

一般的な学習方法とか,一般的にお奨めの書籍などはありません。

一人一人の受験者に対して,診断的評価を行った上で,その人に最適な学習戦略を立案し,一緒に,大型書店に行って,参考書や問題集等の書籍を選び出して,そこから,学習計画を立案して,定期的に学習プロセスをモニタリングしていくという過程が不可欠です。

 

もちろん,そんなことをしなくても,もともと学力レベルが高く,知識教養も豊富で,得意分野ばかりの人は,これまでの,その人流の学び方で,十分,合格水準に達することは可能です。

 

ただ,そうでない人,学力レベルが低く,知識教養が不十分で,不得意分野もかなりある人は,今から,学習戦略と学習方法を確立しないと,合格水準に達することは困難です。

 

皆さん,専門教養の学習,最善を尽くしてくださいね!!

 

 

では,また明日!!

 

 

教採塾

河野正夫

 

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