教員採用試験には,もともと合格しそうな人と,今のままでは不合格になりそうな人がいます。だからこそ,ゲームチェンジャ・一発大逆転が必要なのです!

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教員採用試験の面接で不合格になる(なり続ける)人で多いパターンが,「適切なことを言えばいい」と思っているパターンです。

教育施策なり,新学習指導要領なり,そういったものに基づいて,「適切なこと=正しいこと」を言えば,合格すると誤解しているんですよね。

 

確かに,適切さとか,正しさというのは,最低限の必要条件にはなり得ます。

つまり,間違いばっかり,不適切なことばっかり話していては,さすがに,信用してもらえません。

でも,最低限の必要条件なんです。

 

必要条件と十分条件の違い,わかりますか?(微笑)

 

必要条件とは,この文脈で言えば,「合格するには,適切でなければならない。」です。

この必要条件は,決して,「適切であれば,合格する。」ということ(十分条件)を意味しません。

 

ちょっと言いかえれば,「合格者は,適切に話した。」(必要条件)ということとと,「適切に話した人は,(すべて)合格者である。」(十分条件)ということとは,全然,違うのです。

 

そして,前者は真実でも,後者は真実ではありません。

 

 

教員採用試験の面接を受験する人の中の一定の割合は,適切なこと,正しいことを言えば,合格すると錯覚しています。

面接は,筆記試験ではありません。

正しいことを言った人が,高得点になるわけではありません。

面接は,人が人を選ぶ営みです。

人に気に入られる人,人に好かれる人が,合格するのです。

 

人が人を選ぶ営みは,主観的なものです。

適切さや正しさだけで,人は人のことを気にったり,好きになったりはしません。

 

もちろん,非常識や不適切では,好かれないでしょう。

でも,それはあくまでも必要条件です。

十分条件になることはありません。

 

人に好かれようと思ったら,常識をわきまえ,適切である必要があります。

でも,常識をわきまえ,適切であるからと言って,必ず,人に好かれるとは限りません。

 

これが,必要条件と十分条件の違いです。

 

面接は,恋愛に喩えられると,私(河野)は,従来から,繰り返し,言ってきました。

本当にそうなんです。

 

恋愛においても,人が人を好きになるときは,正しいことを言っている人を好きになるわけではありません。

もちろん,非常識な人は,好きになれないかもしれませんが,正しいことを言っているからと言って,その人のことを好きにはならないでしょう。

 

ある人のことを好きになるためには,その人に,好きになる理由となる,何らかの魅力があることが必要です。

その魅力は,適切さとか,正しさではなく,人間的な魅力であったり,ルックスであったり,その人の資質や能力であったりします。

 

教員採用試験の面接でも,まったく同じです。

 

面接で合格する人は,魅力がある人です。

ルックスなども含めて,その人の魅力,資質,能力,適性,話していて気持ちよいなど,そういった要素が合格の最大の理由です。

 

はっきり言います。

恋愛でモテる人は,教員採用試験でも,合格しやすい人です!(微笑)

人が人を選ぶ・選ばれるということですから,そのメカニズムは同じなのです。

 

でも,日本の面接の指導者の多くは,このような,合格の最大の要素を無視して,適切なこと,正しいことを言うことだけを指導します。

面接の指導者の多くが,そうする理由は,簡単です。

それしか,指導できないからです。

 

日本の面接の指導者は,コミュニケーション理論の専門家でも,対人心理学の専門家でも,広報戦略の専門家でもありません。

教職経験を積んだ人がほとんどです。

だから,適切なことを言う,正しいことを言う,くらいの指導しかできない人が多いのです。

 

たとえ,面接の指導者が,教採の面接官経験者であったとしても,自分が面接官のときに,受験者を選別していた眼と,面接の指導者として,指導しているときの観点は,全然,違うのです。

コミュニケーション理論の素人だから,それは,致し方ありません。

 

でも,そんな指導しか受けられない教採受験者は,気の毒です。

 

もちろん,そんな指導者による指導でも,もともと魅力が備わっている人(たとえば,恋愛でもモテる人)は,簡単に,面接に合格します。

なぜなら,ダメダメな指導者が何を指導しようと,もともと魅力ある人には,人に好かれる魅力があるのですから,魅力ある人が,適切なことを言うようになるのですから,合格しないわけがありません。

 

でも,そういうダメダメの指導者に指導してもらうと,もともと魅力が溢れていない人は,合格できません。

魅力が見えない状態で,適切なことだけをいうわけですから,合格は厳しいのです。

 

私が前から言っているように,ダメダメな指導者の場合は,合否を覆す力がありません。

ダメダメな指導者の場合でも,もともと合格しそうな人(魅力あふれる人)は,すぐに合格します。

もともと合格しそうでない人(魅力が見えない人)は,適切なことを言うだけになり,結局は,合格しません。

 

そうなんです。ダメダメな指導者の指導では,ゲームチェンジャーにならないのです。

一発大逆転が起きないのです。

 

でも,旧態依然とした日本の社会では,そうした,ゲームチェンジャーや一発大逆転を嫌いますから,合格しそうな人が合格し,不合格になりそうな人が不合格になるというのがいいのでしょうね。

 

だから,合格する人は,一発合格します。

大学生のときに,現役合格します。

講師経験者でも,早目に合格します。

民間企業からでも,一発合格します。

 

理由は簡単です。

合格する,そういう人は,もともと魅力的な人だからです。

 

でも,不合格になる人は,不合格を繰り返します。

何年も,十何年も,不合格が続きます。

不合格の負の連鎖から,抜け出すことができません。

 

理由は簡単です。

魅力を見せようという戦略を取らず,適切なことだけを話そうとするからです。

 

教員採用試験には,もともと合格しそうな人と,今のままでは不合格になりそうな人がいます。

もともと合格しそうな人は,よほど不適切なことを言ったり,非常識なことをしなければ,合格しますから,誰に指導を受けても同じように,合格します。

でも,もともと不合格になりそうな人は,適切なことや,正しいことを言うだけでは,合格には届きませんから,ゲームチェンジャー,一発大逆転の戦略が必要です。

 

不合格になりそうな人,不合格が続く人は,ゲームチェンジャー,一発大逆転の戦略を授けてくれる指導者に学ぶことが重要です。

それが合格への唯一の道なのですから。

 

 

では,また明日!!

 

 

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河野正夫

 

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