スピーチライターの血が騒ぐ!河野正夫は,必要があれば,サンプルスピーチを提供します!
- By: Kyousaijuku
- カテゴリー: パフォーマンス力向上, 合格への戦略, 面接力向上
【教員採用試験のレトリカル戦略】
河野正夫の本性は,スピーチライターです!
スピーチライターとは,自分が語るスピーチではなく,クライアントが語るスピーチの原稿を書く人のことです。
アメリカなどでは,大統領を始め,政治家は概ね,スピーチライターをスタッフとして抱えています。
スピーチライターは,時に,時代を変革し,社会を変え,未来を変えるスピーチを,クライアント(政治家)に提供します。
(画像は,オバマ前大統領のスピーチライターです。)
スピーチライターの仕事は,クライアントが,その目的・目標を達成するためのスピーチを提供することです。
スピーチライターは,決して,スピーチライター自信が言いたいこと・伝えたいことをスピーチに書くことはありません。
スピーチライターは,あくまでも,クライアントにとって,最適なスピーチを書きます。
クライアントが,その目的・目標を達成するためのスピーチを書きます。
河野正夫も,その昔,政治家のスピーチライターをしていたこともありました。
今は,河野正夫は,その時の経験を土台にして,教員採用試験の面接の語りの指導をしています。
河野正夫の面接指導の醍醐味は,受講生が,どうしても,語りに詰まっているときには,河野自身が,語りのサンプルを書いて(語って)見せるということです。
河野の語りのサンプルは,スピーチライターとしてのサンプルスピーチです。
河野自身の意見でも,河野の美学でもなく,受講生が,この語りを,教員採用試験の面接で語ったら,採用側の面接官は,必ず,好感・共感を抱いてくれて,好印象を勝ち取り,合格に直結するというサンプルスピーチを,河野は受講生に提供します。
常に提供するということではありません。
受講生が,本当に語りに詰まっているときには,そのデッドロックを打開するために,サンプルスピーチを提供します。
決して,ゴーストライターではありません。
あくまでも,サンプルスピーチです。
受講生が,そのサンプルスピーチを出発点にして,自らの語りを創造・構築していくことができるようにするための刺激剤です。
2つだけ,実例をご紹介しましょう!
(1)あなたは規範意識について,どう考えますか?
【河野のサンプル】
規範意識とは,人が楽しく,安心して生活できるためのコツだと,私は考えます。
スポーツやゲームを例にするとわかりやすいと思います。
スポーツには,必ずルールがあります。例えば,サッカーなら,原則,手を使ってはいけないとか,バレーボールなら,原則,3回以内にボールを相手方に返さなければいけないとか,たくさんのルールがあります。ゲームにも数多くのルールがあります。
でも,それらのルールは,人を縛るためのルールではなく,スポーツやゲームをより楽しく,より安心・安全にプレイするためのルールです。
スポーツやゲームは,ルールがあるからこそ,楽しいとさえ言えます。サッカーで普通に手を使っていいことになったら,もはや,それはサッカーではありません。
社会生活における規範意識も同様のものだと考えます。
より楽しく生活し,より安心した毎日を送るためのルールであり,フェアプレイの原則です。
規範は,人を縛るためのものではなく,楽しく!安心・安全を!がその根底にあります。
そう考えれば,スポーツやゲームを楽しめる人は,社会規範も同様に楽しみながら守れます。
私は,こういうことを子供たちに伝えていきたいと考えます。
(2)高校生が,「地理の勉強をして,何の役に立つの? 地図を見たければ,グーグルマップもあるし,調べ物はインターネットでもできる。旅行も,ツアーもあるし,ネットで予約もできる。地理の勉強が何のためになるの?」,と聞いてきました。あなたはどのように答えますか?
【河野サンプル】
なるほど!
今は,インターネットなどの発達で,スマホやパソコンがあれば,世界中のことが調べられるし,画像や動画も見ることができますよね。確かに,素敵な時代になりました。
さて,地理を学ぶ最大の魅力とは,地理という教科が,その本質では,人間について学ぶということです。
地理は,世界を扱ったり,日本を扱ったりします。
でも,皆さん,考えてみてください。
地理が扱うのは,人間を無視した地球という惑星ではありません。地理が扱うのは,人間が住んでいる世界という空間です。
日本も同様です。地理が扱うのは,人間を無視した日本列島という単なる島の集まりではありません。日本人をはじめとした人間が住んでいる日本という社会を扱います。
地理は,場所を扱う学問ではなく,場所と人間の関わりを扱う学問です。
地球そのものや,日本列島そのものを扱うのは,地学などの別の学問ですよね。
皆さんには,地理という教科を学びながら,人間についての理解を深めてほしいと願っています。
世界の,あるいは,日本の様々な地域で,場所で,人間はその地域・その場所の特色を生かしながら,工夫して,生きてきました。
その知恵を学ぶのが地理であり,人がどのように生活してきたか,生活しているかを学ぶのが地理です。
もし,皆さんが,世界の有名な建物や壮大な自然の画像や動画を見たいというだけであれば,インターネットで検索するだけでも充分です。
場所や住所だけを知りたいのであれば,グーグルマップだけでも十分です。
でも,地理という教科では,そこに住んでいる人々のことを学びます。
そこに住んでいる人々は,その場所をどのように有効活用しているのか,その場所にはどんな風土があり,歴史的に,その土地の特徴をどのように活かしてきたのか,そんな人類の知恵を学びます。
まとめて言えば,次のようになるかもしれません。
地理が扱うのは人間です。
地理が扱うのは人間の営みです。
地理が扱うのは人間の知恵です。
それぞれの地域で,それぞれの場所で,人間がどう生きてきたか,どう生きているか,それらを地理は解き明かしていきます。
インターネットだけでは,なかなか分からないそうしたことを,地理の授業では,皆さんに考えてほしいと願っています。
河野正夫のこういったサンプルスピーチが刺激剤となって,受講生の皆さんの面接の語りや,場面指導・模擬授業での語りが,飛躍的に向上することを期待しています!
河野正夫のサンプルスピーチは,個人レッスンや,直前講座(東京・大阪・広島)では,どんどん提供していきますよ!
スピーチライターの血が騒ぐ!とは,このことですね!!(微笑)
では,また明日!!
河野正夫