教育から遠ざかろう!仕事から離れよう!同業者から距離を取ろう!
- By: Kyousaijuku
- カテゴリー: 教育論
【教員採用試験のバイブル】
教師の中には,年がら年中,何らかの形で,教育や,教師としての仕事や,同僚と関わっているという人が,かなり多いのではないでしょうか?
学校の教育現場がブラックだということもありますが,朝早くから,夜遅くまで,学校で仕事をし,土日にも,学校行事や,部活動などで,出勤する。
たまの休みや,自由になる時間には,教材研究をしたり,教師の勉強会に参加するなど,まさに,教育三昧の日々を過ごしている人も,かなり多いのではないでしょうか。
飲みに行くという人も,多くが,学校の行事や学年等の打ち上げなどで,同僚と飲むことの方が,幼馴染や趣味を通じて知り合った人と飲むというよりも,はるかに回数が多そうですよね。
恋人,あるいは,配偶者まで,学校現場で出会った(笑),となると,もう,家庭生活の隅々まで,教育・学校・同僚が覆い尽くすすことになりますね。
多くの教師は,全く仕事がない休日にも,教材研究のために,時間を費やす人が少なくありません。
休日を過ごす友人や恋人も,教師であったり,学校関係者ということも多いですよね。
また,休みの日や自由な時間に見たり書き込んだりするツイッターなどのソーシャルメディアも,フォローしている人の多くが教育関係者で,タイムラインは,教育の話で埋め尽くされているという人も少なくないでしょう。
それが悪いこととは言いませんし,言えません。
でも,もっと,教育から遠ざかって,仕事から離れて,同業者(同僚)から距離を取ることも,人生を楽しむためには,必要かもしれませんね。
教師という職業,教育という営み,学校という子供たちが成長する場所,いずれも重要で,かけがえのないものではありますが,それらは人生の一部にしかすぎません。
教師という職業が行う教育という営みも,仕事の一つです。
やりがいがあり,一生の仕事にすると決めているにしても,人生の一部,ごく一部です。
子供たちという,未来を創っていく頼もしい存在も,社会にとっては宝物ですが,教師・教育という仕事の側面から見れば,指導の相手,つまりは,クライアントです。
クライアントは大切ですが,クライアントのために,人生のすべてをなげうつ必要はありません。
クライアントとは,仕事上の相手であり,俗っぽく言えば,顧客です。
休日や,自由な時間には,クライアントは心の中に存在する必要はありません。
こう言うと,教育者らしくない,教師らしくない,子供を第一に考えていないとお叱りを受けるかもしれません。
でも,教師という職業も,仕事の一つに過ぎません。
教育という営みも,多くの職業の中の一つに過ぎません。
子供というクライアントも,職業上,サービスを提供する相手に過ぎないのです。
これは,真実です。
教師という職業が,あなたの人生のすべて・大部分であってはいけません。
教育という営みのために,あなたの人生が狭められてはいけません。
子供というクライアントのために,あなたの人生が犠牲になってはいけません。
だから,休みの日,自由な時間くらいは,
教育から遠ざかろう!仕事から離れよう!同業者から距離を取ろう!
を実行してみてください。
かく言う,私(河野)自身,
休日や,自由な時間に,
教育から遠ざかろう!仕事から離れよう!同業者から距離を取ろう!
を実行していたかというと,必ずしもそうではありませんでした。
休日に受講生にメールをしたり,休日に講座の企画をしたり,自由な時間があれば,最新の教採の出題傾向を調べたり,そんなことばかりしていました。
食事に行ったり,飲みに行ったりするのも,受講生や,元受講生,教採塾OBといった教採関係者がほとんどでした。
食事や飲みの席では,私(河野)は,教採や教育の話はしないというのはルールにしていましたが,それでも,一緒にいるのは,常に教育関係者・教採関係者ばかりでした。
これでは,人間の幅が狭くなりますね。
これでは,豊かな知性や感性を磨くことはできません。
「先ず隗より始めよ。」という言葉があります。
言い出したものから,やり始めよという教えです。
まずは,河野正夫から,
教育から遠ざかろう!仕事から離れよう!同業者から距離を取ろう!
を実践してみますね。
休日や自由な時間は,できるだけ,教育に関することから遠ざかります。
教採関係者からも遠ざかります(笑)。
もちろん,講座の企画や準備は完璧にしますが,休日や自由な時間の中では,仕事はしません。
ブログ,そして,メールでの「河野正夫の情報発信!」は,毎週,水曜日と日曜日はお休みします。
河野正夫は,水曜日と日曜日は,教育関係のソーシャルメディアから消えます!(微笑)
(当然ながら,日曜日の講座は最高のものにします。ただし,講座前と講座後は,完全に自由時間にします。)
食事や飲みも,原則,教採関係者とは控えます。
できるだけ,多様な人と,お話をしていきたいと願っています。
もちろん,教採関係者でも,スペシャルなタレントを持っている方とは,喜んで,お食事等したいですね。
趣味人で,多才だったり,一芸に秀でていたり,特殊な経験や能力があったりと,そういう方とは,教採関係者でも,是非,お話して,楽しいひと時を過ごしたいですね。
私(河野)も,自分自身を,教採ワールドから解放します!(微笑)
ですから,皆さんも,皆さん自身を,学校ワールド・教師ワールド・教育ワールドから,解放してみてください。
世の中,たくさん,多種多様な喜びや楽しみにあふれています。
たまには,学校・教師・同僚を忘れて,皆さんが幸せを感じるもので,人生を楽しんでください!
では,また明日!
河野正夫