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では,今日の本題です!
今年の夏、勝利を勝ち取るための必勝戦略についてお話ししましょう。
教職教養からお話ししましょう。
教職教養は、一般に教育原理、教育法規、教育心理、教育史、教育時事から構成されます。
この中で、どの都道府県(政令市)でも必須なのが、教育原理と教育法規です。
教育時事も答申や通知という観点でなら、必須です。
教育心理や教育史は都道府県(政令市)によっては全く、あるいは、ほとんど出題されないということもあります。
ただ、教育史に関しては、教育原理と非常に密接な関係があるので、ある人物や指導法が出題されたときに、それが、教育史としての出題なのか、教育原理としての出題なのかの区別は曖昧です。
教育心理の出題は都道府県(政令市)によっては全く出題しない(例えば、広島県など)自治体がありますが、教育心理の知識や教養を持っておくことは、非常に重要なことです。教育心理の知識がないと面接や集団討論、あるいは、論作文などで困ることがあります。また、模擬授業の質にも影響します。
教育心理は、「学習」、「発達」、「人格」、「評価」、「集団」などを学ぶ学問なので、これらの知識や教養なくして、教育に携わり、子どもたちを指導することはできないと言っても過言ではないでしょう。
さて、河野のブログ記事は、時に厳しい言葉も含むというのが慣例ですので(微笑)、少しだけ毒ある言葉で、お話を進めてみましょう。
教員採用試験で不合格になる人で典型的なのが「受験フリーク」と言われる人たちです。
「受験フリーク」とは、「ここは出ないから覚えなくてよい」、「ここは去年も昨年も出題されなかったから勉強しなくてよい」という風に、何をやらないかを全力で突き止め、勉強をしない理由を探しまくる人たちです。
受験フリークたちがやっているのは、受験勉強ではありません。
効率性を言い訳にして、何を勉強しなくてもよいのかを一生懸命探しているのです。
言い換えるならば、勉強しない言い訳を全力で探しているのです。受験フリークにかかると大変です。
「ここは要らない」、「ここは知らなくてもよい」、「これは読む必要もない」など、数年分くらいの過去問で決めつけてしまいます。
こんな人は、もう教員になるという自覚すら捨てています。
いかに自分の受験勉強の対象を減らすかの追求しかしていません。
そして、受験フリークの多くは不合格になります。
もちろん、効率的・効果的に教採の受験勉強をすることは必要です。
しかし、効率的・効果的に受験勉強をすることは、「学ばなくてもよい」ものをでっちあげて安心することではありません。
こういう人は、「受験戦略」と「学習内容の切り捨て」を混同しています。
たぶん、教師に向いていない人たちです。
ちょっと厳しすぎましたね(微笑)。
でも、教採受験は、単なる受験と違って、教師になる資質がある人を選ぶ試験であるということを思い起こしておいて欲しいと思うのです。
受験戦略は必要ですが、「受験さえ突破できれば、別に勉強なんかしたくない」を,あまりにも前面に押し出した勉強法は逆効果です。
そうは言っても、あまりに膨大な学習範囲なのですから、効率的に学ぶ方法は必要です。
効率的に、そして、効果的に学ぶということを追求するときに重要な公式があります。
それは「効率的・効果的=合格につながる」という公式です。
この公式を「効率的・効果的=勉強量を減らす」にしてはダメです。
合格可能性を最大化するために,どんな優先順位で勉強していくのかを戦略的に決めていくのが,効率的かつ効果的な受験戦略です。
しかし、優先順位が下位であるとは,必ずしも「勉強しないでよい」とは限りません。
優先順位が下位のものをいつどのように押さえておくのかを考えることも重要な戦略なのです。
具体的な例でお話をしてみましょう。
例えば、先ほども触れたように、自治体によっては,教育心理は、教職教養の筆記試験では出題されません。
ですから、受験フリーク的マインドでは、「教育心理は勉強しなくてよい」となります。
確かに、筆記試験としては勉強しなくてもよいのですが、これが災いとなります。
模擬授業や場面指導では,児童生徒に対応する力が必要です。
これには教育心理の知見が必要です。
教育心理の知識はとても助けになります。
優先順位が低いと思われる内容でも、実は重要なものがたくさんあります。
効率的・効果的な受験勉強とは、「必要なものを、必要な目的のために、必要な分量で」学習することです。
不用意に切り捨てることではありません。
優先順位をしっかりとつけながら、隠された重要事項を見出しながら、学習・演習していくことこそ、戦略的な受験勉強なのです。
そして、これがライバルに差を付けて合格を勝ち取る秘訣でもあります。
教採塾の場合、例えば、筆記試験満点講座講座では、カリキュラムを一見すると、筆記試験対策だけをするように見えるかもしれませんが、実際は違います。
筆記試験について万全な学習をしながらも、そこで得られる知識や教養をいかに面接や模擬授業・場面指導・小論文に活かすかも徹底して演習していきます。
教採不合格の大きな要因の一つは、「筆記は筆記。面接は面接。」と安易に分けて考えることです。
これも受験フリークの考え方です。
受験フリークの勝手な考え方にかかわらず、採用側(教育委員会)は総合的な力量・資質を持っている人を求めています。
筆記はできるが面接は全然ダメな人は不要なのです。
私は講座で常に言っています。
「知識は語れなければ意味がない。知識は活用できなければ、理解したことにも記憶したことにもならない。使えるからこそ、知識なのだ。」
筆記試験のためだけに語句だけを覚えても、使えなければダメです。
獲得した知識を語れる、使える、活用できることが重要なのです。
語れる知識、使える知識は、面接や小論文、模擬授業・場面指導において大いに役に立ちます。
そして、これが教採合格に繋がるのです。
受験フリークになることなく,今年の夏の教員採用試験で,合格を勝ち取りましょう!
では,また明日!
河野正夫