どんな人が2次試験で不合格になるのか。その秘密に迫ります!

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どんな人が2次試験で不合格になるのか。その秘密に迫ります。

2次試験の必勝法は、大きく分けると、個人面接、模擬授業、場面指導といった分野のトレーニングの在り方にあるでしょう。

2次試験の花形はやはり、個人面接でしょう。

 

個人面接で合格を決めるための秘訣は何でしょうか? 

合格を決める秘訣の前に、「個人面接での不合格の秘訣」について述べてみましょう。

どんな人が個人面接で不合格になるのでしょうか?

 

 

個人面接での不合格の理由は大きく分けると5つあります。

 

1.準備をしない(準備が遅過ぎる)。 

2.一問一答しかしていない。 

3.演出力を軽視している。 

4.ユニークさがない。 

5.表情や雰囲気を訓練しない。 

 

この5つのうちのいずれか1つ以上に該当する人は、不合格になりがちです。

 

まず、1.準備をしない(準備が遅すぎる)です。

個人面接は面接官との会話みたいなものだから、別に準備をしないでいいと思っている人は確実に不合格になります。

面接はアンケートでも雑談の会話でもありません。

就職試験であり、2次試験であり、教師の資質を見極めるオーディションです。

 

個人面接は、自分の能力、資質、適性を面接官にはっきりと伝える最大の機会です。

これには準備と特訓が必要です。

これは決して、単に受験技術や面接対策術を学ぶことではありません。

教師としての話し方、職業人・社会人としての語り方の資質を向上させることを目指すのです。

 

また、私が敢えて「臆病者」と呼ぶ部類の人がいます。

それは、1次試験の結果が出るまでは何もせず、合格していたら慌てて2次試験の準備を始め出す人です。

こんな人は合格に近づけませんし、私は、こんな人に教師になって欲しいとは思いません。

 

1次試験に落ちていたら、面接や模擬授業の練習をしておくことは無駄だということでしょうか?

語りや授業の演習は教採を受ける受けないに関わらず、一定の重要度を持つはずではないのでしょうか?

1次に落ちているかもしれないから、合格だと分かるまでは、これ以上の努力はしないというのは情けない。

 

もちろん、1次試験が終わってしばらく、例えば数日間くらいリラックスして、ゆっくりするのはいいことです。

少し疲れを癒して、2次試験に立ち向かうことは大切です。

でも、1次試験の合格発表まで完全無気力になるのは、心が弱い証拠です。

教師には向いていません。

このことを自覚する必要があります。

 

さて、2番目の「一問一答しかしていない」という不合格の理由が最も深刻です。

これは、真面目に毎日、毎日、面接を練習しているような勉強熱心な受験者が陥ってしまう失敗例です。

集団面接ならいざ知らず、個人面接の準備として一問一答式の練習だけをしていては、不合格にまっしぐらです。 

 

一問一答式の練習とは、自分が受ける県の面接の過去問集(面接出題例)に対して、ひとつひとつ自分の回答の原稿を作っていくというものです。

確かに、面接の練習の第1歩はここから始まります。

これを軽視してはいけません。

でも、これだけで終わってしまっては個人面接では大失敗します。

 

面接対策本の一部や、教採予備校さんなどでは、それぞれの都道府県(政令市)の面接の過去問の莫大なデータベースを作成していらっしゃいますが、その面接質問集がどれほどの価値と効果があるのかは疑問です。

 

なぜなら、ある受験者にどんな質問がされるかは過去問の傾向で決まるのではありません。

ある受験者にどんな質問がされるかを決定づけるのは、その受験者の直前の発言(回答)、あるいは、面接カード(自己アピール用紙)の記述です。

面接官も聞くべき質問を準備してはいますが、面接質問の多くは、受験者の発言(記述)により誘発されたものです。

 

具体的な例をあげましょう。

例えば、「どんな本が印象に残っていますか」という面接質問があるとします。

多くの場合、これが面接官側からの第1質問として出されることはありません。

この質問が出るのは、受験者側がこの質問の前に「読書が趣味」とか「ストレス解消法は読書」だと発言しているからです。

 

私がかつて難問・奇問としていくつか紹介した面接質問も実はほとんどが、受験者の発言に誘発されたものです。

「お米15キロの値段はいくらですか」なんて質問は、きっと受験者が「食育を重視していて、特に日本の主食のお米に注目した取り組みを・・・」という様な発言をしたから出てきたものです。

 

2次試験の前には、一問一答の練習から多問多答の練習へと移行すべきなのです。

多問多答の練習とは、面接官の主質問、受験者の主回答、それに続く面接官の第1追加質問、受験者の第1追加回答、更に続く面接官の第2追加質問、受験者の第2追加回答のように、一つの主質問を多問多答で演習するのです。

面接官が用意した質問を一問一答で順番に聞いて、それに受験者が淡々と答えて次に進むというのは個人面接の形式ではありません。

個人面接では、面接官が質問をして、受験者がそれに答えて、面接官がその答えを聞いて、更にそれを深める・突っ込む質問をするというインタラクティブな会話になります。

 

インタラクティブな多問多答の演習はとても戦略的なものです。

なぜなら、面接官の第1追加質問は受験者の主質問への回答に誘発され、第2追加質問は受験者の第1追加回答の内容に依存するからです。

つまり、面接官の追加質問の内容や方向性を決めるのは、受験者自身の回答なのです。

 

だから、受験者が充分に賢明で戦略的に準備しておけば、面接官の追加質問を操作することができます。

言い換えれば、面接官に聞いてほしい質問をさせてそれに完璧に答えるというように、「面接官を誘導して、聞いてほしい質問をしてもらう」というトラップを自分の回答の中に仕込むこともできるのです。

ですから、いまだに面接過去問集にある面接課題一つずつに自分の原稿をひとつずつ原稿を書いている人は、個人面接の本番で、追加質問攻めにあって失敗します。

この失敗で2次試験が不合格になるひとが極めて多いのが現状です。

 

3つ目の「演出力を軽視している」というのも極めて深刻な不合格の理由です。

面接にはそもそも演出力などいらない、自分らしさを出せばいいなんていう誤解をしている人はまず不合格です。

また、原稿などは準備しない方が上手く話せるなんて誤解している人もダメです。ナイーブな根性論は失敗します。

原稿があってもなくても、上手く話せる人は上手く話せますし、下手な人は下手です。

だから上手になるように練習をするのです。

原稿がない方が良いなんていうのは、はっきり言ってバカです。

皆さんを感動させた映画もドラマも演劇もすべて台本があります。

原稿があります。

でも、演じ方で感動させます。

 

名演技をする俳優や女優は、原稿を読んでいるだけの人でしょうか?

違いますよね。

原稿(台本)はあるが、それに命を吹き込む、心を吹き込む、情を吹き込むのが演技者の能力です。

面接も同じです。

原稿はあっても構いません。

いや、あるべきです。

でも、それに命・心・情熱を吹き込むのはあなたです。

 

十年以上前、私は教採の面接演習のためにプロの俳優に協力をお願いしました。

その俳優さんは、たった数分の模擬授業や場面指導を演じるために数時間以上の練習・リハーサルをしていました。

それも全身を写す鏡の前で。

それがプロ意識です。

これくらいの面接演習をした人は必ず合格します。

 

4つめの不合格の理由は、「ユニークさがない」です。

平凡・平均ではダメです。

魅力がありません

勝負に勝てません。

教採の2次試験もライバル受験者との勝負です。

勝負で勝つにはユニークさが必要です。

単に真面目なだけでは、勝てません。

また、単に真面目なだけでは、良い教師にはなれません。

 

そして、このユニークさも多問多答のインタラクティブな面接問答のなかで実現させなければなりません。

最初の主回答だけしっかりと原稿を書いてユニークなものにしておいても、それ以後の追加質問への回答で平均・平凡では何にもなりません。

こうなると原稿を準備して暗記して答えたのがバレバレです。

 

多問多答をいかにして制するか、これが個人面接での勝利の秘訣です。

何度でも言います。

一問一答だけに終始している人は、直ちに多問多答での練習に切り替えてください。

それが合格の秘訣です。

 

5番目の「表情や雰囲気を訓練しない」というのも不合格の理由として大きなものです。

面接を文字原稿でだけ訓練していてもダメです。

面接は音声言語、いや、音声とヴィジュアル言語での勝負です。

自分の表情、雰囲気をしっかりと見極め、好感度が勝ち取れるようなトレーニングが必要です。

 

はっきり言っておきます。

暗い人は落ちます。

真面目以外に取り得がない人もまず落ちます。

雰囲気が暗い人も落ちます。

だって、そんな人は教師に向いていませんから。

魅力のない人、面白みのない人も落ちます。

だって、そんな人は子どもに興味付なんてできませんから。

 

面接演習の時に、全身が映る鏡を利用していますか?

ビデオカメラやモニターを利用していますか?

自分の面接回答を自分で客観的に見ていますか?

それをしていないと不合格になる可能性が高まります。

反対にそれをしている人の合格率は100%に近付きます。

 

面接時の自分の姿、見え方を知っておくことは極めて重要です。

面接演習は他人にチェックしてもらうだけではなく、自分で自分の姿をチェックすることが重要です。

 

そんな面倒くさいことをしなくても合格した先輩はいる、と思っている人へ。

 

確かにそういう人もいるでしょう。

でも、あなたも合格すると思いますか?

 

今日、ご紹介したようなことを丹念にした人はほぼ確実に合格します。

そんな人たちに勝てると思いますか?

 

できるだけのことをやって臨んでください。

 

 

では,また明日!

 

教採塾

河野正夫

 

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