みなさん、変換機能のせいで、漢字を使いすぎです!
- By: Kyousaijuku
- カテゴリー: 合格への戦略, 教育論, 面接力向上
【教員採用試験のバイブル】
現在、オンライン校での宿題(課題)提出も、面接セミナー・英語面接セミナーの宿題(課題)提出も、全て、オンライン上で行なっています。
皆さん、パソコンやタブレット、スマートフォンなどから、課題を提出してくださっています。
さて、そのときに、皆さん、変換機能(ひらがなを漢字にする機能)を使いすぎて、本来は、漢字で書くべきではない言葉を漢字で書いています。
日本の場合、公文書では、どの言葉を漢字で書くか、どの言葉をひらがなで書くかについてのルールがあります。
教育公務員になる方は、この公文書での漢字とひらがなの使い方を熟知しておく必要があります。
このルールは、平成22年11月に内閣訓令として、公布されています。
いくつか、皆さんが間違えやすい例を指摘しておきましょう。
以下は、全て、同訓令の「別紙」からの引用です。
(赤字になっているのは、河野が付けた強調色です)
次のような接続詞は,原則として,仮名で書く。
例 おって かつ したがって ただし ついては
ところが ところで また ゆえに
ただし,次の4語は,原則として,漢字で書く。
及び 並びに 又は 若しくは
助動詞及び助詞は,仮名で書く。
例 ない(現地には,行かない。)
ようだ(それ以外に方法がないようだ。)
ぐらい(二十歳ぐらいの人)
だけ(調査しただけである。)
ほど(三日ほど経過した。)
次のような語句を,( )の中に示した例のように用いるときは,原則として,仮名で書く。
例 ある(その点に問題がある。)
いる(ここに関係者がいる。)
こと(許可しないことがある。)
できる(だれでも利用ができる。)
とおり(次のとおりである。)
とき(事故のときは連絡する。)
ところ(現在のところ差し支えない。)
とも(説明するとともに意見を聞く。)
ない(欠点がない。)
なる(合計すると1万円になる。)
ほか(そのほか…,特別の場合を除くほか…)
もの(正しいものと認める。)
ゆえ(一部の反対のゆえにはかどらない。)
わけ(賛成するわけにはいかない。)
・・・かもしれない(間違いかもしれない。)
・・・てあげる(図書を貸してあげる。)
・・・ていく(負担が増えていく。)
・・・ていただく(報告していただく。)
・・・ておく(通知しておく。)
・・・てください(問題点を話してください。)
・・・てくる(寒くなってくる。)
・・・てしまう(書いてしまう。)
・・・てみる(見てみる。)
・・・てよい(連絡してよい。)
・・・にすぎない(調査だけにすぎない。)
・・・について(これについて考慮する。)
上記で引用した内閣訓令の「別紙」は、こちらからご覧ください!
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(クリック・タップしてください。PDFが開きます。)
以上、ご参考までに!
では、また明日!!
河野正夫