【永久保存版】教採に関する重要質問に、河野正夫が答えます!(その1)

パフォーマンス力向上

【教員採用試験のバイブル】

 

昨日(2月18日・月曜日)、私(河野)は、何人かの人に、ブログ記事で回答するので、教採に関する質問を3つくらいずつ送っていただけませんか?とお願いしました。

何人かの方が、早速、送ってきてくださったので、お答えしますね!

とても良い質問が多いので、教員採用試験を受験される方にとって、大きなヒントとなることでしょう。

 

 

(1)集団面接や集団討論で、面接官は何を知りたいでしょうか。

河野回答:はっきり言って、受験者の「見え方」ですね。確かに、話す内容もある程度は評価されますが、まずは、「明るく、元気で、爽やかな見え方」です。児童生徒・保護者・同僚が気持ちよく接することができるかどうかの「見え方」です。

これさえあれば、集団面接や集団討論で合格を勝ち取るのは簡単です。いつまでたっても、「何を語るか」ばかり考えて、儀式的な言動、儀式的な表情ばかりでは、合格は望めません。

 

(2)模擬授業で、どういった姿を演じればいいのでしょうか。

河野回答:「明るく、元気に、爽やかに」、つまりは、児童生徒が興味関心を持って授業を聞いてくるだろうと、採点者に予感させることです。一番ダメなのが、正しい授業をしよう、その単元を正しく教えようとすることです。もちろん、間違っていてはいけませんが、採点者は、その教科の専門家でないことがほとんどです。正しさよりも、楽しさ、興味深さ、教師の人間味が溢れる授業にすることです。そうすれば、すぐに合格できますよ。

 

(3)相手の考えに100%同意出来ないときや、自分の考えと一致しない部分があって、意見を言いたいとき、「でも」や「しかし」という言葉を使ってもよろしいのでしょうか。例えば、

面接官「忙しいから子どもと遊ぶ時間なんて作れないと思うよ?」

受験者「確かに忙しいのは事実です。しかし、私は~な取り組みをしていて子どもと遊んで、信頼関係を築く時間を~」

のように。

河野回答:これでは「理詰め」のやりとりになっています。相手が反論してきたら、自分も再反論するという、愚かな「理詰め」です。面接で、面接官と議論してもなんの意味もありません。議論に勝つことにも意義はありません。

こういう場合は、

面接官「忙しいから子どもと遊ぶ時間なんて作れないと思うよ?」

受験者「はい。忙しくて時間が作れない場合は、私は、2つの工夫をします。1つ目はXXX、2つ目はYYY。」

というようにすべきですね。相手の言葉や理屈を覆そうとしないことです。

 

(4)学校という組織で働くのに大切なキーワードと理由を教えて下さい。

河野回答:いろいろな考え方があるでしょう。中教審の答申に密接に関連づけるのであれば、「チームとしての学校」などに寄せていくという方法もあります。私(河野)は、むしろ、そういう答申的な正しさよりも、面接官である校長や教育委員会の中間管理職の心に響くものを言いたいですね。

私なら、「一人で抱え込まないこと」というキーワードを言った上で、「一人で抱え込まないこと」が、いじめへに対応、不登校への対応、障害のある子への対応、保護者への対応で、極めて重要である理由等を話しますね。その方が、面接官の共感を勝ち取れるからです。

 

(5)これからの学校で準備しておかないといけない危機の場面は何だと思いますか。

河野回答:こちらも多くの答え方があるでしょう。「危機の場面」という聞きなれない言葉での質問なので、この「危機の場面」を自分の心で、明確にする必要があります。私なら、昨今のニュース等から鑑みて、自然災害をあげます。地震や集中豪雨、台風などです。どの学校でも、どの面接官でも、ある程度の経験があり、ある程度の思い入れもあるでしょう。そういう話題を戦略的に選んでいくことが重要です。重要なのは、面接官の心をつかむことなのですから。

 

(6)児童生徒が求める教師像はどのようなものだと思いますか。

河野回答:授業が面白く、授業がわかりやすく、楽しく、明るい教師です。思い出してみてください。あなたが小学生・中学生・高校生だった時に、どんな先生が好きでしたか?やはり、面白く、楽しく、明るい先生が好きだったのではないでしょうか?もちろん、教師としては、様々な教育論や指導論があるでしょうが、それは教師マインドです。子供のマインドは、あなたが子供の頃に好きだった先生のイメージと同じですよ。

 

(7)教師としてこれから必要な力は何か。

河野回答:これも、中教審の答申に寄せて答える方法もあります。多くの人は、そうするでしょう。私は、どちらかというと、ユニークなインパクトで好感・共感を勝ち取りたいと思いますので、中教審の答申的なことはあえて言わないでしょう。

私なら、圧倒的な「問題発見・解決能力」だと言いますね。

学校現場には、たくさんの問題・課題があります。教師は、日々の仕事をただ単に「こなす」だけにとどまらず、自ら問題・課題を見つけることが求められます。これは、今ある状況を批判するということではありません。何か深刻な結果になる前に、事前に問題を察知し、それを組織として改善していく力が求められていると思われます。<まだまだ、書きたいですが、このくらいでやめておきます。笑>

 

(8)県によってだと思いますが、私の受ける自治体では一次試験で集団面接、二次試験で個人面接があります。その2つに分けているということで、一次と二次で面接官はおそらく違うと思うのですが、面接官が見るポイントは集団面接でも、個人面接でも一緒なのでしょうか?つまり集団面接で受かったのならば個人面接でも受かると思ってよいのでしょうか?

河野回答:そう思ってはいけません。1次試験で集団面接があるところは、これは、人物評価での「足切り」だと考えてください。つまり、あまりにも「変な人」、「非常識な人」、「教師にしたくない人」を、集団面接で見える言動や態度や雰囲気で、選別しています。つまり、1次試験の集団面接で落ちる人は、採用側から、「この人ではダメだ!」と思われた人ということになります。

2次試験の個人面接は、もう少し、詳細にその人のことを見て、評価します。とはいうものの、わずか20分程度ですので、「本質」より「見え方」が重要なのはいうまでもありません。

言い換えると1次試験で合格する人は、「普通にまともな人」です(微笑)。

2次試験で合格する人は、戦略的にレトリックとパフォーマンスを使って、演出できた人です。

 

(9)模擬授業での大切なことはとにかくイメージして演じきることだと思うのですが、これから練習していく中で、具体的に何か良い練習方法はありますか?

河野回答:模擬授業は、学校で毎日行われている本当の授業とは違います。学校で毎日行われている授業は、子供の学びと成長のためです。教採での模擬授業は、受験者に、教師としての資質・魅力があるかどうかを評価するものです。

模擬授業は実際の授業ではありませんので、合格の決め手は、脚本と演出です。

もし仮に、模擬授業だけで合格が決まるとすれば、役者と脚本家と演出家が揃えば、合格は勝ち取れます。

たかだか、10分前後、あるいはそれ以下の時間です。真の授業力など評価不能です。脚本と演出が全てです。

模擬授業で合格を勝ち取りたければ、優れた脚本家と演出家をゲットすることです。管理職や、授業名人と言われている人ではダメです。この方たちは、本当の授業の眼で指導されますから。

そうではなく、わずか10分間の「寸劇」である模擬授業で最高の評価を勝ち取るための脚本と演出を提供してくれる人を探してください。

身近に見つからなかったら、河野正夫にご連絡ください!(微笑)

 

さて、ここまでで、9つの質問に答えてきました。

実は、あと、9つあります。

 

あまり、一度に答えると、ブログ記事が長くなりすぎますので、残りの9つは、明日、回答しますね。

質問自体は、下に掲載しておきますので、明日のブログ記事までに、皆さんなら、どう答えるか、考えてみてください。その上で、明日のブログ記事をお読みください!

 

(10)私は面接時に特に緊張等はそこまでしないタイプなのですが、教育施策や、方針など、難しい言葉を使わなくてはいけない時に、どうしても言葉に詰まってしまいます。知識不足はもちろんなのですが、もし本番でどうしても言葉が出てこない時、何か良い方法はありますか?正直にそこはわかりませんや黙ってしまうというのが1番ダメだと思うのですが、何か究極の最悪逃げる方法みたいなフレーズがあれば教えて頂きたいです。

(11)試験監督に「県採用、市採用どちらがいいか?」と聞かれたら正直に答えても合否に影響はないのですか?(広島県のような場合です。全国の教採受験者対象でなく申し訳ないです)

(12)面接官に知識不足などで答えられないことを聞かれた場合、どのように逃げればいいですか?

(13)模擬授業で試験管が一番見ているところについて(指導力?表情?板書?等)

(14)模擬授業で受験者が一番意識しないといけないポイントは何ですか?(内容?板書?など)

(15)普段学校に勤務していない人(民間企業勤務者など)は、黒板など本番と似たような環境で練習ができません。自宅などで準備できる方法ありますか?

(17)模擬授業中に試験管が行ってくる問題行動のパターンが知りたいです。

(18)模擬授業の指導案を書く対策方法について。

 

明日のブログ記事で、以上の9つに河野正夫が回答しますね!

お楽しみに!

 

 

では、また明日!!

 

 

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河野正夫

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