面接,模擬授業,場面指導,プレゼンテーションで,上手くいく秘訣とは?

パフォーマンス力向上

【教員採用試験のバイブル】

 

今朝は,早起きして,古いテレビドラマでも見てみようかなと思い,「半沢直樹」を少しだけ見ました(笑)。

 

 

ドラマ自体は,2回目に見ても,とても面白いのですが,今朝,このドラマを見ていて,その昔,私(河野)は,このドラマにちょっとだけちなんで,文章を書いたような気がしてきたのです。

それで,調べてみますと,6年ほど前の2013年に面白い記事を書いていました。

 

ちょっとした理論のご紹介で,これは,もう一度,読んでいただくのもいいかなと思い,ここでご紹介しますね。

 

【文章引用開始】

 

面接でも模擬授業でもプレゼンテーションでも、結局は人を惹きつける話し方が重要です。

人を惹きつけ、人の心を動かす話し方にはどんな特徴があるのでしょうか?

結論から端的に言うと、人を惹きつける語りには、3つの要素があります。

 

Quotes、Snapshots、Inspirationです。

「引用」、「スナップショット」、「インスピレーション」の3つです。

 

Quotes(引用)というのは、人を惹きつける語りには、あとで引用してもらえるフレーズが必ずあるということです。

リンカーンのゲティスバーグの演説の「人民の人民による人民のための政治」でも、スティーブ・ジョブズの”Stay hungry, Stay foolish”でも、半沢直樹の「倍返し」でも、人を惹きつける語りには、あとで引用してもらえる素敵なフレーズがあります。

これを「インパクト・フレーズ」と呼ぶこともありますが、語りの趣旨を端的に表すインパクト・フレーズがあれば、その語り自体が素晴らしいものと意識され、人の心を動かし、記憶に残ります。最近では滝川クリステルさんの「お・も・て・な・し」は秀逸でしたね。

 

Snapshots(スナップショット)というのは、1分の面接の語りでも、10分の模擬授業という語りでも、その中から切り取ってもらえる瞬間の映像(ごく数秒の動画)があるかということです。

政治家の演説でも芸能人のインタビューでも、ニュースやワイドショーで報道されるときは、その全部がリプレイされることはまずありません。

演説やインタビューのごく一部、極端に言えば、ほんの数秒だけが放映されます。

そして、その数秒が人の心を動かします。時には感動、時には憤慨を招来します。

この数秒の中にQuotesとなるべきインパクトフレーズが入っていることも多いのですが、必ずしもインパクトフレーズが必要とは限りません。

 

Snapshotsはvideo clipと言い換えてもいいのですが、ちょっとした情熱的な表情、爽やかな表情、子どもを奮い立たせるような仕草などがSnapshots(video clip)の重要な要素となります。

要は、語りの中で一番輝いている瞬間ということです。

この輝いている瞬間がないと、語り全体が退屈で平板でつまらないものに感じられてしまいます。

語りが上手くなると、このSnapshotの瞬間をいくつか語りの中に散りばめて、語りを連続的に面白いものにすることができるようになります。

 

QuotesとSnapshotsの違いは、前者が文字データ的、後者が画像(動画)的ということです。

面接や模擬授業などの語りは、文字データ(原稿)のインパクトに加えて、視覚的(ビジュアル)なインパクトも必要ですので、QuotesもSnapshotsも両方が重要になってきます。

 

3つめのInspiration(インスピレーション)とは、その語りから伝わってくる思想、考え、アイデア、発想のことです。

「人民の人民による人民のための政治」は民主主義の本質を、”Stay hungry, Stay foolish”はクリエイティブであることの条件を端的に表していますし、「倍返し」にも現在の日本人を揺さぶる何らかの想いがこもっています。

Inspirationなき語りは空虚なものです。

伝えたい本気の想いがない語りほど、聞いていてつまらないものはありません。

どんなに綺麗な言葉で飾っても、想いがなければ、人の心を動かすことはありません。

 

ちょっと難しげにお話しましたが、この3つの要素とは実はとても簡単なことを表しています。

「言葉で人を動かす」、「身体全体で人を動かす」、「想いで人を動かす」ということです。

 

「言葉で人を動かす」、「身体全体で人を動かす」、「想いで人を動かす」。

まさに教師の営みではないでしょうか。

教師が教室で、学校で行うことは、こういうことなのではないでしょうか。

 

教師を目指し、教採を受験する方には、この3つができるようになっていただきたいと願っています。

 

面接の語りでも、模擬授業の語りでも、言葉で人の心を動かし、身体全体で人の心を動かし、想いで人の心を動かすことができれば、合格を勝ち取れるのではないでしょうか。

 

人の心を動かすQuotesは戦略的に紡ぐことができます。

人の心を動かすSnapshotsはトレーニングによって磨くことができます。

ただし、人の心を動かすInspirationだけは、あなた自身の心の中を探し続けなければいけません。

言葉と身体はある程度の「外付け」ができますが、想いだけはあなたの内部に存在するからです。

 

従って、Quotes, Snapshots,Inspirationの順番で書きましたが、本当は、Inspiration, Quotes, Snapshotsの順番で成り立っていくものです。

つまり、想い、言葉、仕草の順番です。

 

想いと言葉と仕草で、素敵な語りを紡いだ上で、面接と模擬授業ができるようになれば、教採合格はとても近づきます。

 

Quotes, Snapshots, Inspirationを意識しながら、語りを磨き上げていってくださいね!!

 

【引用終了】

 

6年間経った,今,読んでも,河野正夫は,いいこと言っていますね!(笑)

昔から,こんな文章ばかり書いていたんだなと,ちょっと笑ってしまいました!(微笑)

でも,本当に大切なことが書かれていますので,是非,ご参考にしていただければ幸いです!

 

 

では,また明日!!

 

 

教採塾

河野正夫

 

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