【寄稿記事】クリエイティブな教員を目指そう! by だいちゃん。
- By: Kyousaijuku
- カテゴリー: 教育論
【寄稿記事】
伝説の受講生のお一人から,寄稿記事をいただきましたので,今日は,その寄稿記事を掲載しますね!
寄稿してくださったのは「だいちゃん」です。だいちゃんは,大学4年生のときに高校英語教師として,教採に合格されました。TOEICのスコアも九百数十点ある素敵な英語の使い手です。
負けず嫌いで,冷静で,目標は確実にクリアしていく,情熱あふれる受講生さんでした。
私が紹介した,最高水準で書かれた英語の文体に関する書籍を半年もかけて読破した強者です。この本を本気で読破した人を,私は,だいちゃんの他には知りません。
そんなだいちゃんからの寄稿記事です。
ご一読ください!
【寄稿記事】
初めまして。教職員歴3年目の「だいちゃん」と申します。高校で英語を教えています。
光栄なことに, 河野先生から寄稿文の依頼を頂きましたので,河野先生との思い出を振り返りながら筆を取らせていただきます。
そのあとでいま教員として働く中で感じていることを紹介します。
大学三年生の時です。僕は京都の大学に在学していましたが, 広島出身であり, 教員志望であったため当時の「広島教採塾」という名前はとてもインパクトがあり, ツイッターやブログは欠かさずチェックしていました。
次年度の教員採用試験を控え, 何から勉強しようかと迷っていた時期, 『英語特訓講座を開講します!』という衝撃的なニュースがブログで発表されました。(これは僕のために始まるのか?と本気で思っていました。。。)
英語特訓講座の初日。広島にある尾道校(今は開講していないのかな?)の玄関をあけるとそこにはいつもブログやツイッターで活躍している河野先生がいらっしゃいました。
(あのときの感覚は念願の芸能人・有名人にやっと出会えた!と思えるような忘れられないものでした)講座は知的に楽しく, この先生について行けば, 英語力はもちろん, 語りの力も絶対に上達すると実感できました。
幸いなことに, 先生にはいつも身に余る評価をしていただき, 他の受講生以上に期待していただき, 何度も何度も素敵な料理をごちそうしていただき(笑), 多くの時間を先生と過ごさせていただきました。
いまでいうスカイプ講座(?), 個人レッスンレベルのことをバンバンしていただいたことは, いまの先生の知名度と忙しさからしたらありえないくらいです。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
大学4年で受験した初めての教員採用試験は無事合格しました。
河野先生と過ごした時間がなかったら, この合格はなかったと思います。
たった1年間のお付き合いでしたが, いままでの人生(25年)の中で, 最も尊敬できて, 考え方に共感できて, 僕の人生に影響を与えた人です。(今後も河野先生以上のすごい人は現れないのではないでしょうか。。)
受講を少しでも考えている読者の方がいらっしゃったら, 迷わず「GO!」です。受講料は将来への投資だと思って下さい。
そう考えれば決して高すぎる投資ではないと思います。講座を受講して満足しなかった受講生を僕は見たことがありません。(しっかり宣伝もして恩返しをしていきます。(笑))
河野先生との思い出はこのくらいにして、、、
あとは,いま教員として思うことを書かせていただきます。
教員生活を3年経験しました。若輩ながら, 教員生活の楽しいこともつらいことも経験してきました。
その中で常々感じているのは, 教員はクリエイティブであるべきだ!ということです。
日々の学級経営, 授業作り, 分掌の仕事, クラブ… 全て機械的にマニュアル通りに前年度を踏襲するのはクリエイティブではないです。
そんなことをしていたらAIに仕事をとられちゃいますよ(笑)
決まったことをするのはもちろん安全で, なによりあまり頭を使う必要もなく楽です。
ただやっぱり, 自分自身, 楽しくない!!いくら生徒のために働いている先生といっても, 自分たち教員が楽しさを感じたり, 自分らしさ(クリエイティビティー)を発揮しながら仕事をしたいものです。
(そのため, 僕が謝恩会の司会をするとマニュアル通りには進まず, 結構反響が大きかったですね!(笑))
いまの日本の教員の多忙さは異常です。現場の一教員としては「自分の身は自分で守るしかない!」というモットーで働いています。
定時出勤・定時対校の努力は惜しみません。(実現できる日はとても少ないのですが…)
前年踏襲している仕事の削減・効率化, 必要な仕事の選別など(管理職の仕事なのでは?笑), これらこそ先生たちのクリエイティブさを発揮するところではないでしょうか。
先生たちも“主体的”にこれらを“課題解決”していきませんか?(笑)
「教員は元々忙しいから…」「定時には帰れないから…」と悩んでいても仕方ありません。
悩んでもどうしようもないことで悩む時間がもったいないです。
それより, どうすれば自分たちの作業が効率的で効果的になるかを考えた方がよっぽど価値があります。
個人レベルで出来ることは考えればたくさんあります。
多くの先生方のクリエイティビティーがあれば, もっともっと日本の学校の労働環境はよくなると信じています。
生徒のため, 学校運営のため, そして自分たちの健康のために(笑), クリエイティブに過ごしましょう!!
【寄稿記事おわり】
Contributed by だいちゃん。