効率的な復習方法で、再確認し、確実な記憶にする!

筆記で満点を

教採塾の川上です。

 

 

既に1次試験が始まった都道府県もありますね!

 

1次試験まで残り数週間を切っていて、じりじりと不安や焦燥感に駆られている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

さて、教採塾のLINE@でおこなっています、毎週水曜恒例【大学生のための教採合格術】にて、教採直前の学習方法について質問がきましたので、今回のブログでは、試験までの残りの日程で、効率よく復習し、再認識した学習内容を確実に記憶していく方法をご紹介します。

(内容によっては、教職教養・専門教養両方の観点、または一方の観点から記載しております。ご了承ください。)

 

①問題集・参考書について。

いくら分厚い問題集・参考書だったとしても、それだけでは、記載されていない・カバーできない領域が必ずあります。

その領域を補填するという観点から、既にいくつかの問題集・参考書を購入されたことと思います。

購入されたもののうち、1つの問題集・参考書を何度も繰り返すよりは、より多くの問題集・参考書に改めて触れることが重要です。

しかし、1ページずつやっていたのでは、間に合いませんので、曖昧な分野・領域を重点的に復習してください。

また、時間がない中で、分厚い問題集・参考書をやっていては、それを見ただけで戦意喪失してしまいますよね。(分厚い問題集・参考書は、解いても解いても終わりが見えてこないので、進んでいないという錯覚に陥り、余計に焦って頭に入ってきませんし。)

しかも、分厚い問題集・参考書をやることが、必ず知識が増える・合格につながるということでもありません。

領域ごと・単元ごと・年代ごと・中高の学年ごとに細分化された比較的薄めの問題集・参考書を復習するほうが進めやすいです。

 

一点、問題集・参考書について注意するとすれば、

今から新しい問題集・参考書を購入するのは、場合によっては、危険になりうるということです。

これは、試験直前の不安から、ついつい新しいものを買って、「これを勉強すれば更に力がつくだろう。」という心理が働くようですが、良書を見極める力が無ければ、今までの学習を混乱させてしまう結果となってしまいます。

(河野によるNOTE: 「更に力を付ける」ためではなく、本番の教採でありがちな「新しい問題による緊張に慣れる」ためなら、試験直前に新しい問題集で新しい問題を解く意味はあります。川上が言うのは「更に力を付ける」ためなら、試験直前になって新しい問題集に取り組むことはあまりよくないということです。でも、別の視点で見ると、どんなに勉強していても本番で緊張するのは、本番で見る問題は、「新しい」ものだからです。それに慣れるために、新しい問題集を試験直前にやってみて、新しいものに慣れておくというのなら、OKです。この点は、河野と川上に考え方の相違はありません。)

 

注意してくださいね!

 

②隙間時間を有効に使う。

該当しない教科もありますが、一つ一つの単元や領域の講座、語句の説明等を音源にして売っているものもあります。

移動時間にはそれを聞いたり、観たりして、再確認するというのもおススメです。

ちょっとした時間には、ポケットサイズの一問一答を見返したり、1日1ページ、問題集・参考書をコピーしたものを持ち歩き、見直したりする、というのも効果的です。

コピーする時間が無ければ、携帯等で写真を撮って保存し、見返すというのでもいいでしょう。

ちなみに、

私は、買った問題集や資料集などは、背表紙を裁断機で切って、スキャナーに1枚ずつかけて、タブレット端末に保存して、いつでも見返せるようにしておきました。

時間がかかるので、今からであれば難しいですが、場所も取らないし、移動中も、荷物にならずに済みました。

 

③視覚的な書籍で復習。

大学入試の為の対策用に、漫画の参考書が出ているものもありますね。

復習や再確認程度であれば、漫画でストレスなく読み進めていくというのも、一つの手です。

また、

体育であれば、競技の内容・指導について挿絵が多くあるもの。

国語であれば、便覧(要覧)。

理科であれば、文科省が出している「観察・実験の手引き」。

など、

視覚的な資料を用いて、サクサクっと復習してもいいかもしれません。

 

④ノートの書き方。

ノートに書いて覚える場合は、青色のペンで、1ページに、大きく殴り書きで書くことをおススメします。

青い字は、人の集中力や視認性、記憶力を高める効果が発見されています。

殴り書きについては、ちまちま書いても、読み返しはしませんし、ちまちま丁寧にノートを作る人に限って、点数が取れなかったりもします。

それはなぜか。

丁寧に書くこと、その行為自体で学習しているという満足に浸ってしまい、その場限りのものになってしまうからです。

マーカーを引く、というのも同じですね。

マーカーを引く行為自体で満足、あるいは、そうでなくとも、マーカーを引いた部分だけが意識され、マーカーを引いていないところは曖昧になってしまう、という研究結果もあるようです。

 

少し脱線しますが、行為自体の満足という観点から、一点申し上げたいことがあります。

 

SNSで、教採に関することや、「模擬授業・面接では、こういう戦略を!」というものについて、やたらと「イイね!」を押す人たちがいます。

押すこと自体が悪いということではありません。

どんどん、共感したものや良いなと思ったものには、押してください!(笑)

ただ、先ほどのノート作りやマーカーと同様に、イイね!を押す、その行為自体の満足で止まっている人が、中にはいるのだろうと思います。

最悪なのは、満足して止まっているということに、気付いてさえいない場合です。

しかも、イイね!を押しているその内容が読みやすく理解しやすいものや、「君ならできる!頑張って!」というような、いわゆる手を差し伸べる系のものに偏っているんですよね。

 

イイね!を押すことだけに満足して、自分のものにできていなければ、いつまで経っても合格しませんよ!

 

⑤〇×問題を解く。

どの科目にしても、一問一答の問題は、答えを言わせるだけのものよりは、〇✕問題の方が良いです。

というのも、〇✕は、「ここが違うから✕、こうだから〇」というように、根拠が答えられなければ(頭に浮かばなければ)解けないからです。

 

⑥志望都道府県の過去問だけを解かないこと。

教採塾の受講生の中に、志望都道府県の過去問だけをひたすら解いている方がいらっしゃいました。

志望都道府県の過去問をいくら解いても、過去に出たものですから、その問題は今年の教採には絶対に出ません。

志望都道府県の過去問を解くのは、傾向と対策を練るためだけのものです。

過去問を解くなら、全国の過去問が載っているものをお選びください。

全国で問われているトレンドの教育時事により、網羅的な学習ができます。

専門教養についても、全国の過去問を解くことによって、昨年、どこかの都道府県で出題されたものと近しい問題が、今年、志望都道府県で出題されることも、ままあるようです。

もちろん、網羅的な学習をするということでも有効です。

 

⑦教採志望者の友人たちと、問題を出し合う。

意外と、この方法も効果的です。

ただ、自分が相手に出した問題は、自分で解説をおこなう、ということを徹底します。

志望動機文でも「子供たちで教え合うことで対話的な学びを・・・」と書く方がよくいらっしゃるように(笑)、多くの場で見受けられる方法ですが、やはり自分が理解・記憶していないと、相手に説明することができませんので、相手にとっても、自分が再確認する上でもプラスになります。

 

⑧積み重ねてみる。

これは、心理的な分野です(笑)

教採塾の最初あたりの講座では、受講生に「〇月までには、自分が解いてきた問題集・参考書を積み重ねてみて、その高さが〇〇cmになっているように!」と喝を入れることもありました。

終わった問題集・参考書は、積み上げてみてください。

それを見るだけでも、「これだけやったんだ!」という自信にもつながります(笑)

学習においては、自己肯定感や背中を後押しする存在があると、更に追い込んだり、集中できたりしますし、頑張れる気がします。

ご自身でご自身を合格へ導けるように、手を差し伸べてあげてください!(笑)

 

以上が、再確認し、確実な記憶のための復習方法でした。

 

私も教採塾の受講生だった当時、仲の良い受講生3人で試験直前の2週間は、広いホテルに泊まり込んで、上記の方法で復習をおこないました。

結果、

広島の1次試験は、ただでさえ、記述式で大変ですが、その中でも最難度と言われた年を無事通過することができました。

 

ちょっと自慢が過ぎましたね(笑)

 

全ての方に、適応する復習方法ではないかもしれませんが、参考にしていただければ幸甚です。

 

では、また7の付く日に!

 

教採塾

川上貴裕

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