不合格を合格に変えるには、Individualized Training Missions が必要です!

教採塾の新企画

教員採用試験の受験者は多種多様です。

大学生、大学院生、講師経験者、民間企業からの転職者、主婦(夫)、他県の現職教諭、過去にいったん教諭を退職してしばらくしてから再び教諭に復帰することを望んでいる人、などなど、本当に多種多様な人がいます。

年齢も多様です。私がこれまでに指導した受講生の年齢は20歳から58歳という年齢の幅があります

出身大学も多様です。超有名大学から、言い方は失礼かもしれませんが、無名の大学の出身者がいます。

教採受験時のいわゆる学力も多様です。いまでも超有名大学の入学試験に合格するくらいの学力を保持したたまま教採を受ける人もいますし、もはや高校入試の問題も解けないという人もいます。

あえて、偏差値で言えば、概ね、偏差値40くらいの人から、偏差値70くらいまでの人が教採受験者にはいます。

 

 

これほどの多様な人が教員採用試験を受けるのにも関わらず、教採の受験対策用の問題集や参考書は、ほとんどすべて画一的なものです。

確かに、受験者が受ける教採の試験問題は、自治体・学校種・教科が同じであれば、どの受験者に対しても同じです。

しかし、受けるのが同じ問題だからと言って、上述したような多様な受験者に対して、同じ学習方法を強いるのは、合理的ではありません。

いくら受験する問題が同じであっても、いわゆる偏差値40の学力の人と、偏差値70の学力の人が、同じ学習方法で学ぶというのは、愚か以外のなにものでもありません。

 

高校入試や大学入試を受験する人は、毎年、高校入試で100万人以上、大学で50万人以上の受験者がいるのに対して、教員採用試験の受験者は16万人程度であり、それが上述のような年齢も経歴も志望校種も志望教科も志望自治体も違うので、受験産業としては、難易度別の本を出版したり、志望別にこだわった書籍を出版するのは、コストパフォーマン上、無理があるのかもしれません。

 

高校入試を受験する100万人のほとんど全ての人は、15歳の中学3年生です。

また、大学入試を受験する50万人のほとんど全ての人は、18歳〜20歳程度の高校3年生か、浪人1〜3年程度の人です。もちろん、社会人が大学を受けることも最近は増えてきましたが、50万人という母集団の中では、まだまだ少数です。

 

教員採用試験は、年齢においても、20歳〜59歳と幅があります。

経歴も多種多様です。

 

これほどの多様性があるのに、教採対策用の書籍も予備校も講座も、画一的な学習を示唆しています。

これでは、合格する人は合格し、不合格になる人は不合格になります。

合否の格差をそのまま再生産しているにすぎません。

 

でも、教採の全ての指導を個人レッスン化するには膨大なコストがかかります。

また、個人レッスンばかりでは、教採受験者同士の情報共有や良い意味での競争心などが育まれません。

 

オルポートの社会的促進理論が示すように、個人での学習より、集団講座での学習の方が、はるかに学習量と学習効率が上がります。

つまり、集団講座の方が、学習生産性が飛躍的に上がります。

私の経験では、個人での学習と集団講座の学習生産性の違いは、2倍以上、あるいは、3倍以上であると考えています。

 

でも、集団講座では、個人ごとの指導がおろそかになりがちです。

上述したような多様な受験者がいるのに、画一的な講義、画一的な演習、画一的な教材では、学力の高い人にとっては物足りなく、また、学力が低い人にとっては歯が立たないということになっていしまいます。

 

でも、受験産業は、コスト・パフィーマンスを最優先しますから、百人以上を集めて、画一的な集団講義をすることで、最大の利益を狙います。

時には、スタッフが個別の相談に乗ることはありますが、講座担当講師でないことも多く、また、百人以上の個別の相談を有意味な時間をとって、コンスタントに行うことは困難です。

 

教採塾は、1講座20名〜30名の少数精鋭を維持してきましたが、それでも、個別の対応は必ずしも理想的にはいきませんでした。

しかし、全ての受講者に合格のチャンスを保証するためには、一人一人の受講者のいまある力を出発点にした指導が不可欠であるのは疑いの余地がありません。

 

そのために必要なものは何かを探求し続けた結果、やっと必要なものを見つけることができました。

 

それは、

 

Individualized Training Missions

 

です。

 

あえて、日本語で言えば、個別の訓練課題とでもなるでしょうか。

 

特別支援教育には、Individualized Education Plan (個別の教育支援計画)というのがありますよね。

IEPは、子供それぞれの障害を踏まえ、個々の子供のニーズに対応し、学習や生活を支援するものですね。

 

教採受験者の場合は、それぞれの学力や経歴、年齢、バックグラウンドを踏まえ、個々の受験者が伸ばすべき能力を特定し、それを伸ばすための具体的な達成課題を示し、それを一つずつクリアしていくということが合格への絶対的な近道です。

 

そのためには、

 

Individualized Training Missions

 

が絶対的に必要です。

 

そして、これは、筆記試験対策だけではなく、面接対策、模擬授業・場面指導対策にも、絶対的に必要なのです。

 

今年の11月からスタートする新年度の教採塾の講座では、Individualized Training Missions を全面的に取り入れた指導を行なっていきます。

 

1次試験においても、2次試験においても、学力・年齢・経歴・バックグラウンドに関わらず、確実に合格を勝ち取るための達成課題を個人別にあぶり出して、絶対に合格に導く指導を行なっていきます。

 

Individualized Training Missions の詳細は、明日のブログでご紹介しますね。

 

 

では、また明日!!

 

 

教採塾

河野正夫

 

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