言葉がもつ影響力について。

合格への戦略

教採塾の川上です。

 

 

志望動機文や自己アピール書のための個人レッスン・添削道場・スカイプ個人レッスンも、多くの方にお申込みいただき、すでに100名近い方にアドバイス・指導を行ってきました。

私の添削は、以前のブログ記事 でも紹介したような観点に重きを置いてはいますが、もう一つ、重要視していることがあります。

「言葉の選択」です。

言葉自体がもつ本来の意味もあります。

だた、文章の中で、その言葉を使うことによって、本来の意味とは違った意味をもったり、前後の伝えたい内容が変容したりすることもあります。

だからこそ、私は、「言葉の選択」というレベルにまで掘り下げて、ネチネチと重箱の隅をほじくる(つつく)ように(笑)、

「どうしてこの文章の流れで、この言葉を選んだのか。」と問うこともあります。

どうして、添削でそこまでするのか。

理由は簡単です。

言葉の選択一つで、
微妙なニュアンスの違いによって、
読み手の捉え方が変わるからです。

教採の面接では、「志望動機文・自己アピール書について、簡単に説明してください。」と聞かれることがあります。

面接では、「そのようなことを書いたのには、こういう理由があるからです。」と、書いた真意・意図を明確に伝えることができます。

しかし、志望動機文や自己アピール書は、紙媒体です。

採用側に問われて、志望動機文・自己アピール書に書いている明確な想いを伝えることができるのは、多くの場合、2次試験の面接に進んでからです。

読み手は、まずは、紙に書かれた情報からしか、相手の想いを汲み取ることができません。

となれば、読み手によっては、あなたが伝えたい想いが歪曲して、誤った解釈として、伝わる可能性も出てきます。

だからこそ、誰が読んでも、真意・意図がぶれることなく、明確に伝わるような記載をしなければいけません。

また、よく「○○や△△」と言葉を並べて記載する人も多くいますが、私からすれば、「本当に、並べたその言葉の意味・違いを理解しているのだろうか。」と疑問に感じることも、しばしばあります。

 

例えば、

・「体験」と「経験」の違い
・「願い」と「夢」、「願い」と「想い」の違い
・「ルール」と「マナー」と「規則」の違い
・「気配り」と「心配り」と「心遣い」の違い

など。

 

なんとなく、言葉の感じは、みなさんも知っているはずです。

でも、「明確な違いは?」と聞かれたら、多くの受講生は答えることができませんでした。
もちろん、ほとんど違いが無い言葉もあります。

 

ただ、

 

志望動機文・自己アピール書に“あえて”その言葉を並べて記載しておきながら、問われても「分かりません。」となった場合、採用側としては、「こいつは、響きとしてかっこいい言葉を並べただけで、全くもって、中身は空っぽだな。浅はかだな。」という印象しか受けません。

 

以上、「言葉の選択」について、述べてきましたが、ここまで細かいことを意識する背景としては、

みなさんが、教壇に立って、子供たちを指導する教育者だからです。

子供にとって、教師の言葉・語りの影響力は、多大なものです。

嘘はもちろん、あいまいなことを、子供に話すことはできませんよね。

教師には、常に説明責任が伴います。

普段、何気なく使っている言葉の意味、もっと言えば、話し言葉・口調に至るまで神経を張り巡らせ、聞いた相手が、どう感じるか・どう受け取るかを考えてもらいたいと思います。

「言葉の選択」を極めるためには、語彙力や感性を磨かなければいけませんが、それについては、また次回のブログで!

 

ではまた、7の付く日に!!

 

教採塾

川上貴裕

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