どの都道府県でも、多かれ少なかれ、個人面接の中に組み込まれています。
県によっては、「場面指導」という受験科目的なものになっている場合もあります。
また、集団面接、集団討論、小論文などで、場面指導的な課題が課されることもしばしばあります。
場面指導とは、たとえば、次のようなものです。
1.自分が勤務している学校の面識のない生徒が電車内で携帯電話を使用していたら、あなたはどうしますか。
2.担任を持ったとき、他の教科の先生の授業がわからないとクラスの生徒と保護者から言われたらどうしますか。また、その教科の先生には何と言いますか。
3.「子どもに厳し過ぎる。厳しくしないでほしい」という保護者からのクレームに対して、どのように対応しますか。
4.生徒が茶髪にして学校に来たので、「明日、黒く戻して来なさい」と言いました。しかし、保護者は「明日も茶髪のまま学校へ行かせたい」と言ってきました。どのように対応しますか。
5.放課後、あなたのクラスのA君がクラスのみんなにいじめられているという連絡がありました。あなたは担任としてどのように対処しますか。
6.体育の授業に生徒が制服で来たら、どのように指導しますか。
7.朝、クラスの子どもの親から「子どもが学校へ行きたくないと言っている」と電話がありました。どのように対応しますか。
などなど。
こんな課題が出されて、すぐにどう対応するかを話さなければならないのが、場面指導です。
教師経験が豊富なベテラン教師なら、すぐに答えることができるでしょうけれど、現役大学生の受験者や、講師経験がそんなに長くない受験者は、なかなかうまい回答が思いつかないことが多いでしょう。
ですから、場面指導は、100問程度の課題について、しっかりと演習しておくことが必要です。大体100問くらいの課題への対応が分かっていれば、どんな課題が出されても、応用が利きます。
さて、そんな場面指導の課題演習に最適な本を、今日は3冊、ご紹介しましょう。
まず、必読の本はこれです。
著者は、日本体育大学の本間啓二先生です。本間先生は、他にも教員採用試験対策の素晴らしい書籍を出版されています。
小学校・中学校と分けて、考えたい人は、次の本がいいでしょう。
まずは、小学校から。
中学校なら、
これらの2冊もとても分かりやすく、とても勉強になる本です。
上記の本をしっかりと活用すれば、場面指導への回答は、自信をもってできるでしょう。
場面指導については、また、日を改めて、「場面指導で合格点を取る方法!!」と題して、ブログ記事を書くことにしますね!!
では、また明日!!
広島教採塾
河野正夫
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