むちゃな喩えだと思う人がいるかもしれませんが、この喩えは、ものすごく有効なのです。
はっきり言うと、恋愛上手な人は、教採にもすぐに合格します。
恋愛で苦労する人は、教採でも苦労します。
恋愛が極端に下手な人は、教採で不合格になる可能性が高いのです。
恋愛上手と教採合格可能性との間には、極めて高い相関関係があります(微笑)。
どこにそんな類似性があるのかをまとめると、次の5つになります。
1.恋愛はある特定の人を好きになることであり、教採もある特定の職を好きになることである。
単に恋愛したいとか、誰でもいいから恋愛したいとか、とりあえず恋人が欲しいと思っているような人には、恋愛は無理です。まずは、好きな人を見つけなければいけませんね。
教採も同じです。単に教師になりたいとか、何でもいいからとりあえず教職に就きたいとかと思っているようでは、教採には合格できません。
好きな人がいるから付き合いたい、やりたいことがあるから教師になりたい、この部分がぶれているような人は、恋愛もできないし、教採にも合格しません。
2.恋愛はある人から好かれて選ばれることであり、教採も採用側から気に入ってもらい選ばれることである。
恋愛は、お互いがお互いを選びます。自分が相手を好きになっても、相手が自分のことを好きになってくれなければ話は始まりません。恋愛は、自分が相手に選ばれる必要があります。
教採も、採用側が自分を気に入ってくれて選んでもらえなければ、合格しません。
教採に連続して不合格になる人は、この部分の自覚が決定的に欠けています。
勉強すれば受かるとか、そのうち受かるとかはあり得ません。
勉強も必要ですが、あなたが採用側に選ばれなければ、合格しません。
自分が人に選ばれるような人間になることが必要です。教採合格の秘訣は、選んでもらえる人材になることです。
3.恋愛では魅力がない人は圧倒的に不利であり、教採でも魅力がない人は圧倒的に合格しにくい。
何を魅力と呼ぶかは多様ですが、何か魅力がない人は、恋愛においても上手くいく可能性は低いものです。
同じように、人間的な魅力がない人は、教員採用試験においても圧倒的に不利です。
そもそも人から魅力的だと思ってもらえないような人は、教師にも指導者にもなれません。
人に好かれる、人に尊敬される、人に憧れられる、そんな何かが必要です。
4.恋愛も想いと言葉と雰囲気がなければ成立しないように、教採も想いと言葉と雰囲気がなければ合格は勝ち取れない。
恋愛で、愛情が感じられないとか、誠実さが感じられないようでは終わりです。また、愛情なり、誠実さなり、優しさは、言葉や態度や雰囲気に表現することが必要です。デートにも誘わず、優しい言葉もかけないようでは、恋愛は破綻します。
教採でも、教育への情熱が感じられないとか、やりたい教育が見受けられないとか、本気度が低いというようでは、合格は無理です。教員の仕事は、単なる給料をもらう手段ではありません。少なくとも、採用側は、給料をもらう手段としか教師を捉えていない人を採用することは絶対にありません。
5.恋愛はいくら自分が意地になっても上手くいかないように、教採も自分がかたくなになっても合格は勝ち取れない。
恋愛で、自分はこうだから相手が合わせればいいと意地をはっても、結局は上手くいきません。恋愛は、自分と相手との間でのインタラクションが大切です。
教採も、自分はこういうスタイルで勉強し、こういうスタイルで受験すると頑なになって、一切の柔軟性を否定すると、もはや合格は無理です。教師になるとは、あなたの我を通すことではありません。他者を巻き込み、他者を味方にしながら、自分の理想をいかに実現するかを考える必要があります。
上記の5つを見ても分かる通り、恋愛ができない人は、教採に合格するのも困難だということがよく分かります。
私の過去の数百人の教え子を振り返ってみても、恋愛上手な人は、教採も余裕をもって合格していました。
恋愛と教採合格可能性との相関関係、皆さんも、考えてみてはいかがでしょうか。
では、また明日!!
広島教採塾
河野正夫
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